毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

少年たちと円山

2008-09-22 21:14:14 | ご近所山
昨日の藻岩山の帰り、
なんだか体力余ってて(笑)円山も登っちゃいましょかと。

循環バスを降り円山公園口鳥居付近に、
フラワーバスケットが飾ってありました。
私の大好きな、



フクシアです。
山歩きをする前には毎年数種類育てていました。
耳飾りみたいでしょ?

で、このフラワーバスケット前で、
何やら打ち合わせをしている少年達が5、6人。
バスケットボールを持っている子も。
どこか広場へ行くんだろうなと気には留めなかったのですが…

公園内を歩いてゆきますと、
視界の隅に、
何やらしゅしゅしゅっと駆け抜ける黒い物体が。



うわ、こんな公園のど真ん中にエゾリスです。
写真中央の木の右横、
輪になった柵の後に一本飛び出したような柵、
実はエゾリスです。
すっごい腕前でしょ(笑)。



確かに大きな木はいっぱいあるけれど、
山から出てきたのでしょうか。
迷子、それとも人から餌を貰って公園内で暮らしてる??
車には気をつけなよと言い聞かせ、
円山登山口へ。



あら、さっきの少年たちも登山口方向に向かっている。
登るのかい??
バスケじゃないのかい??

私は一礼をしてぽこぽこお地蔵さんコースをGOですが、
少年達は入り口付近の案内図をじっくり読んでいる。

と、下から元気と言うか賑やかな声が…
『うぉ~、すっげ~、ばあちゃんが出てきそうな道だ~っ!!』
ば、ばあちゃんが出てきそうな道ね、なるほど、いい。

階段一段抜かしの歩幅と勢いで、
あっという間に私を集団で抜き去った…
そうよね、エネルギー有り余ってるわよね、発散発散。
と思ったら意外にも集団でへばっている(笑)。

『きっついわ、オレだめ、なによこれ』

はいはい、私は省エネぽこぽこノンストップですので、
少年達を抜くのですが、
また後からすぐどどどどど~っと。

これを何度も繰り返しでして(笑)。

初めての山登りだったようで、
ちょっと上っただけで、
『うぉ~、見ろ見ろ、駐車場もうあんなにちっけぇ~!』とか、
『うわぁ、リスリス、リスがいるぞ~!』と。
私の心の叫びをそのままストレートに口にしております。

おそらく中学校1,2年でしょか。
声が大きいので話が筒抜けにございます。

『ここゴミ落ちてないな。おい、落とすなよ』
『オレ、ガム出したいんだけどティッシュ持ってない』
『このボール、恥ずかしいな』
『富士山はもっと苦しいぞ!頑張れ、オレ~』

この賑やかさですから、リスもぱぱぱっと逃げてしまいます。
そう、
昨日はやっぱりリスの大ヒットdayだったようでして、
シマリス3回、エゾリス6回も見かけました。
ぼくちん達もいい思い出になったでしょう。

二股にコースが分かれているところで、
先行していた彼等は左、
私は右へと進みまして、
声だけは『うぉ~、落ちるぞ死ぬぞ』としっかり聞こえております。
あの大声なら、
何かあったらすぐ分かるでしょ、
私はどんどん進んで行きますと、
後から必死になって追いかけてきた(笑)。

その後はほどほどの距離を保って山頂手前まで。
先行していたのは私ですが、
彼らの初登頂と努力を評して山頂第一歩は彼らに譲りましょうと。
ところがコイツら、
『待て、神様に挨拶だ』と山神様の前で手をあわせ始めた(笑)。
いい子たちじゃ。
でも、その手を使いたかったのは私なんですけどね(笑)。



藻岩山も混んでいましたが、
円山も混んでおります。
もっとファミリー的登山の人たちがいっぱいです。



ラッキーなことに山頂トップの岩場が空いてまして、
まずは私がどっかりと。
すぐ後に少年達が私の横にどっかりと(笑)。

『うぉぉ~、ドームがふたつ見えるぞ~!!』
良かったね、
道中頑張っている姿を親御さんに見せたかったよ。

さて、私は帰りましょか。



三角点。



振り向いたら、
少年の一人が私を見つめてた。
『おばさん、帰りも一緒じゃないの?』と言いたそうな…

大丈夫、おばさんはちゃんと聞いていた。
『おい、上りより下りのほうがめっちゃ怖いぞ!!』とか、
『滑ったら落ちるぞ危ないぞ』とかね。
公園の入り口からちゃんと道を調べて歩いていたのも知ってるよ。
こうやって大人になってくんだろうな…

さて、
分岐で少年に気を遣って撮れなかった写真でも。



八十八番のお地蔵さん、首無かったっけ??





あ、確かに動くかも。
その後は動物園コースから。
こちら次から次へと人が歩いてきます。



帰りは神宮さんに寄りまして。



ちょいと休憩。
日差しが秋ですわ…



おお、今回も花嫁さんじゃ。幸あれ~。



三角山にも登れそうな気力と体力でしたけど、
なんか少年達でココロがミタサれまして(笑)。
一言も言葉は交わさなかったんですけどね。
ぽくぽくと家路に着いたのでした。




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2 コメント

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不安 (Noridear)
2008-09-24 02:29:11
少年達の不安な気持ちが伝わって来ますね。多分、この人に付いてけば大丈夫と、
ちょっと距離を置いた同行者を決め込んでいたのでしょうね。
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そうだと思います。 (みどり)
2008-09-24 18:25:13
二股で離れた時にきっと不安になったんだと思います。道はちゃんと合流するんですけどね。
困っていたり、円山さんをナメてるような様子だったら、心配ですから私きっと後からこっそり付いて歩いたでしょうね。でも、賑やかなんですけど、しっかりしている少年達に見えたので、彼らのチカラを信じました。きっと誇らしげな顔でそれぞれの家路についたと思います。
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