毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

手稲山 北尾根&滝ノ沢…とダニ③

2008-05-29 20:23:23 | 手稲山
ああ、三日間にも渡って書いてしまいました。
余計な事いっぱい書くから長くなるし、椅子に座っていられないし…
ほんのちょっとしかメスで切ってないのに、
足がぱんぱんに腫れて氷のように冷たくなっちゃうんですよ。
ダニめが…恐るべし…

さぁ、ぱぱっとすぱっと書きましょう。←疑問じゃが…

大きなゲート(山頂方向への車道)からはずんずん下りですから楽ちん。

立派な木です。名前は忘れちゃいましたが…



ウドを2本頂戴いたしまして、



これはネコノメソウですね、
ぽこぽこ歩いていると、なんだかうるさいんですよ。
ゴーっとかウィーンとか。
なんと、真横は手稲オリンピア遊園地なんですね~。



『オ~スッ』ってか~(笑)。熊もびっくりですわ。
そう、もっともっと山の中かと思ってたんですけど、
意外と北尾根コースは『音』が近いかも。
途中の熊が立ち寄りそうな水場はさすがに緊張しましたけれどね。
私だってあの水は飲みたくなるし喉も渇く。
熊だっておんなじじゃないかと一人納得して歩いておりました。



クジャクシダだったと思います。涼しげ~。
失敗作ですが、



エゾノレイジンソウ。レイジンは男装の麗人とかの麗人ではなくて、
雅楽を演奏する音楽師の伶人が着ける冠に見立ててつけた名前なんですって。

見晴台からは今度は急な下りとなりますが(笑)、
後からNさんの特訓?指導?訓練が(笑)。
ありがたいです。抜糸したら三角山で復習します~。

ざっと計算しても15㎞無事?歩いてきました。
一人では心細くて不安で楽しむどころではなかったでしょうね。
連れて歩いてくださったみなさんに心から感謝いたします。
あ~、楽しかったぁ。

でね、帰宅したらダニですわ(爆)。
左足ふくらはぎ、ちょうど足の真裏、一番頂点に喰らい付いている…
血の気も失せるとはまさにこの事でして…
手足の動くのが見える、この気持ち悪さ…
夫も娘もいないし、土曜日の夕方だし…

マキロン攻撃は有効だと思います。
消毒は大事なことなんですが、
翌日の診察時には息絶えておりましたから。

お線香(アロマのお香ですが)攻撃も試みました。
熱と煙で離れてくれよと…
これはモダエるだけで(私がじゃなくてダニね)ダメでした。

バブのお風呂で水没攻撃。
これもダメ。泡攻めもダメ。しぶとい野郎でございます。

今思いついたんですけど、冷却スプレー噴射もやってみればよかったなと。
クールダウン↓一気に冷えたらどうなったんでしょう。
次回にトライ?嫌じゃ。今回で最後でありますように。

血を吸って満腹になったら離れるという説もありましたが、
3,4㎜ぐらいでしょうか、
しっかり頭部は私の皮膚に食い込み見えない状態でして…

へっろへろになりながらも、
湯上りに根性でウドの天ぷらを作り、
念願のビールではなく缶チューハイをぐびっと。
美味しいんですけど、すんごい複雑な心境でした(笑)。

                ーーーー完ーーーー

祝・手稲山 北尾根&滝ノ沢②

2008-05-28 21:27:27 | 手稲山
昨日の続きです。

オリンピア分岐点からがつんがつん下りてきまして、
滝ノ沢分岐に着いたのですが、またまた橋の登場です。



気っ持ちいいです~、この水の流れる音、疲れた体に沁みますわ~。
(全トイレの音姫をこの音にしてくれればいいのに…)

これは、



滝ノ沢川の滝。
手稲山には滝がいっぱいあるんですねぇ。
さらに、おおっ、



ミドリニリンソウにあらしゃります。
ああ、逢いたかった、見てみたかったお花さんです。
今年はもう無理だと思っていたのに、
Sさんがぱぱっと見つけて教えてくれました。
Sさんは花のこと、木のことにとても詳しくて、
『これは○○、あれは○○ね』と教えてくださるのですが、
私の頭には半分もインプットされてないのでは…
そのときは復唱して覚えたつもりなんですけどね~…



おお、組んだ丸太の間から川が、水飛沫が、流れが見えるじゃありませんか。
怖~。
下が透けて(透けているわけではありませんが)見えるってのも苦手です。
こんなんじゃ、どこにも行けないわ…



ざっぷ~ん。

だんだん頭の中にね、
この丸太の橋に腰掛けて、ごっつい靴を脱いで、むくむく靴下も脱いで、
歩きつかれた足をぱしゃんと入れてね、



ほらほら、そこでビールを冷やしてね、
『プシュッ、ぐびっ、ぶわぁ~』、
おお、たまらない妄想に憑かれてしまいまして(笑)。
特にビール党ってわけでもないんですけど、
もう心が体が『ビール』を欲してまして…



↑はNさんから頂いた写真ですけど、
頭の中は『プシュッ、ぐびっ、ぶわぁ~、怖~』がリフレイン状態です(笑)。
あ、ちゃんと長いパンツ穿いているでしょ。
この靴とパンツの隙間から既にダニ~が忍び込み憑いているんですよ、きっと。

また



ミドリニリンソウ発見!うわぁ、嬉しい。
こっちはさっきのよりも色がくっきりしています。

で、滝ノ沢分岐から男子大回転ゴールハウス跡を目指して歩いてるんですけどね、
これがまた遠いしツラいんですわ…
喉は渇くしお腹は減るし…
ちゃんと飲んで食べてはいるんですけど、消費のほうが激しい?
さっきの見晴台もキツかったけど、こっちもかなりキツかった…

やっとこさっとこ到着いたしまして昼食タイム。
ここの林道、かなりぬかるんでおりまして、



水溜りにはオタマジャクシがちょろちょろ、
上の透明なぐにゅぐにゅは、サンショウウオの卵だそうです。

ここでの休憩でスパッツをつけたんですけど、その時既に痒かった…
水・泥対策にスパッツをつけたんですけど、ダニは考えていなかった…
虫除け対策はしていたのに、肝心のダニは頭の中にはなかった…
別に変なとこを私だけ歩いたわけではないんですけどね、
愛されるフェロモンが発散してたのかしら…←虫、いえ無視して下さい。
いえ、身をもって勉強になりました。
今後私はスパッツを手放しません。顔・首はどうしよう…ネット??

さて昼食後に行動開始。
元気になったところで、



この急斜面をよじのぼって(激)、シラネアオイの群生を見に行くことに。
見るからに滑る崩れる斜面でして(笑)。
一応大人しくはしていましたが、心の中では『うぉぉうぉぉ』吠えてました。
た、楽しいっ。下りる時にはどうしましょなんですけどね(笑)。

シラネアオイの群生は残念ながらもう終っていましたが、
(道の途中にはまだ咲いていました)



ムラサキヤシオツツジが綺麗に咲いておりました。
小天狗岳ではまだ蕾だったよな。

無事先程の急斜面を鼻息荒く下りてきまして、
次はパラダイスヒュッテを目指します。

途中、



山の向こうに観覧車が…
なんか違和感があるんだけど、妙な景色。
熊がいてダニがいて観覧車があって…



広い林道?車道?を歩いていきますとパラダイスヒュッテが見えてきましてね、
数台の車が止まっておりまして、建物には人の姿が…



建物→人→バーベキュー→ビールがあるっ!(連想&想像ですが…)
私真面目にね、ほんとこの時はビールを貰いに入って行きたかった…
なんででしょ、水分はちゃんと取っていたのに全身全霊ビール下さいだった…
こんなにビールが飲みたいと渇望したのは生まれて初めてじゃないでしょか。

大きなゲートに到着



「エゾノリュウキンカの群落が見られます」って書いてありますけど、
ほんと、見られました。
ただね、私、写真撮り忘れてまして…
まだまだこの先にも咲いているのかと思ってましたら、
『今日見られたのは運がいい、本当ならもう終っている花だよ』と…
残念…どうも黄色い花ってどれも同じに見えてしまうんです…
エゾノリュウキンカよ、さらばじゃ、来年また会いましょう。

さぁ、あとは研修センターのそば?を通って、オリンピア分岐点に戻り、
見晴台、手稲本町へと戻ります。



だんだん写真も何を撮りたかったのかわからないものが(笑)。
この研修センターから山を下りるバスが出てるんですけどね(笑)、
大丈夫、まだちゃんと歩けます。
足がヨレルことなく、遅れることなく歩けてます(喜)。

今日中に仕上げたかったんですけど、間にあいませんでした…
ゴールへの道のりとダニとの格闘は明日にします…


祝・手稲山 北尾根&滝ノ沢①

2008-05-27 23:12:12 | 手稲山
すっかりダニ珍事で遅れてしまいましたが、
5月24日、手稲山に行ってきました。
それも初めてなのに何故か北尾根&滝ノ沢コースを歩くという大胆さ。
夏山ガイドでは緑字の中級コースとなっちょります…
結構考えました。
私、歩けるのだろうか…山道6時間、それも緑字中級…

あっ、私一人ではありません。
一人で北尾根コースならまず選びませんし、考えもしません(笑)。
時々ご一緒させていただいているNさん達グループにくっつき虫で。
くっつき虫と言いましても、歩けなかったらどうしようもないし…
今回は山頂までは行かずに下りてくるとのこと、
研修センターまで歩いたら逃げ道のバスがあるし…
バテバテ時のバス時間とタクシー代を密かに用意いたしまして、
みなさまにご一緒させていただきました。
…くっつき虫が本当にくっつき虫を連れて帰ってきてしまいましたけど…

JRバス『手稲本町』で降りまして、ぽこぽこ登山口へ。



↑の写真では解りづらいんですけど、
手稲本町→見晴台→オリンピア分岐→滝ノ沢分岐→ゴールハウス跡→パラダイスヒュッテ→研修センター→オリンピア分岐→見晴台→手稲本町と、
ぐるっと山頂パスコース、約15.2㎞となっております。

はい、ここからスタートです。



稲雲高校裏手の林を抜けまして、



沢の中の小さな橋を何度も渡ります。
私、石橋叩いて戻る性格ですから、怖いです。
安定しているのもあれば、緩く隙間がある橋も。
渡る橋一本一本、両手で掴んで揺さぶって確認したい心境ですが、
壊したらまずいので、たったか渡ります。

で、この沢から見晴台までが、まぁ、私にとってはとんでもない道でして…
何がとんでもないかと言いますと、急なんですわ。そしてどこまでも続く…



謎のおじじさま登場。このおじじさま、ひょこひょこ現れます…
成功を祈るくらいなら『止めろ』とか、出てきて背中を押してくれぇ…

ここ、ほんとキツいです、ツラいです、苦しいです…
心の中で『まぁ~だぁ~、まだかよぉ~』と何度もつぶやきます。
きっと一人で歩いていたなら何十回も足を止めて休んだはず。
あるいはUターンしてたかも。

『みなさんタフだぜぇ~』と歩いていたのですが、
『ひょっとして、みなさんもキツいのかなぁ』なんて思ったら、
『ここで挫けてはオンナが廃る、くっつきますわ~』と、
なんとか折れずにすみました(笑)。

やっとこさっとこ、



見晴台に到着。あ~シンドかった~。

ブレましたが、



クルマバツクバネソウ。



ササの花。
他にもお花を教えて貰ったり、いっぱい咲いていたんですけどね、
歩くのが手一杯(泣)。

見晴台でちょっとだけ休憩をして、オリンピア分岐点を目指します。
おおっ、突如として、



聖火台リフトがっ。



私は強烈なリフト恐怖症であります。
足の裏の下に何もない、足がぶらんぶらんってのは最悪です。
公園のブランコなら大丈夫なんですけどね…

リフト場からの景色。



いつも遠くから眺めていた山頂がぐ~んと近くにあります。
そのうちお邪魔しますからぁ。

そしてこれがっ、



札幌オリンピックの手稲山聖火台にございます。
中央にスプーンかお玉がにょきっと。
あれ聖火台なんですって。初めて肉眼で見ました。
やっぱり札幌でオリンピックやってたんですねぇ。
手稲山に聖火台があったなんて知りませんでした、私。

さて、えらく感心してしまった私ですが、
感心だけでは前に進みませんので、
またぽこぽこオリンピア分岐点を目指し歩き始めます。



気持ちのいい道です。森林浴じゃ、はい~、深呼吸~。

で、やっとオリンピア分岐点に到着したのですが…
夏山ガイドにも書いてありますように、標識がいっぱいです。









この他にも確か二つありましてね(笑)、
迷うことはないかもしれませんけど悩む?
何度もこのコースを歩いていたり、
地図持参、あるいは目的地の名前をしっかり把握していないと、
いったいどちらに進んでいいのか悩みそう。
道自体もいくつかに分かれていますしね。

で、北尾根コースはこのまま山頂方向へと進んでいくんですけど、
私達はここから滝ノ沢分岐を目指します(笑)。
ここが、このみなさんの面白いとこでして、
まっすぐ行けば山頂なのに、山頂分の高度と距離を、
ぽ~んと他のことにまわして楽しんでしまうのです。
あはは~、好きです、こういうのって。

でね、滝ノ沢分岐目指して歩くんですけど、
これがまた全部下りなんです(爆)。
さっきまで一歩一歩ぜぇぜぇいって歩いてきたあの上りがね、
一体なんだったのよぉ~って言うくらい、下りるんですわ(笑)。
『嘘でしょう?』だったのが『もったいない…』に変わり…

私のG-ショックの高度計は追いつかないぐらい↓を表示して…

『へっへっへっ』と自虐的な笑いが漏れ始め、
『もうとことん下りてやりますわ』と。
押さえていた笑いがついに破裂、
一人『ふっふっふっへっへっへ』と横隔膜を震わせながら
一気に200㍍も下りてきてしまったのでした。

回り道?するといい事もあるものでして、



白花?のフデリンドウを発見。



普通は↑の色ですよね。
数株かたまってちらほらと白花が咲いていました。



ハクサンチドリだと思います。葉っぱがしゅっと細くなっています。



こちらはノビネチドリだと。葉っぱが太くてふりふり。



これはコケイラン。
ハクサンチドリもノビネチドリもコケイランも全てラン科の植物だそうな。

またまた、



沢のある地点まで下りてきてしまいました(笑)。



おじじさま再び。
左中の緑色の線を歩き、途中で群青色の線をがつんがつん下り現在地です。
滝ノ沢コース入り口からここまでは工事区間で規制がありますので、
行かれる方がいらっしゃいましたらよく調べてからにしてくださいね。

無事コケずに分岐に到着。



ここまでがつんがつん下りてきましたので、
この後には下りてきた分+αの上りが待ち受けているのでした(笑)。

滝ノ沢から先は明日にします…睡魔がそこまでやってきております…

小なまこ山の藤棚

2008-05-21 19:28:28 | ご近所山
小なまこ山へ藤棚を見に行ってきました。
ここには大きな藤棚がありまして、
去年から楽しみにしていたのです。

はい、私は藤棚が好きなんですわ…
子供の頃にくぐった函館五稜郭の藤棚の香りと美しさが、
強烈な印象で残っているんです。

で、小なまこ山の手前に大なまこ山があるのですが、
ここは先日娘とぷらぷら歩いたところ。(5月17日
不覚にも、
大なまこ山を見上げてぐじゅっときてしまいましてね(笑)、
かなり重症だなぁなんて思って歩いていたら、
道を2回も間違えた…

小なまこ山、なんだか湿っていい匂い。
出口付近に近くなりますと、
ほら、あの藤の花の香りが…

到着です。



あれ?、咲いているけどなんだかちょっとイメージと違うぞと…

白花もあります。





私の藤棚のイメージって、
お花が葡萄かかんざしのように、垂れていなければならない。
でもここの藤棚は垂れてないぞっと…

何本もの木や枝を支えるために棚が大きくて、
そのために下に垂れるというより乗っているのか、
それともこれから垂れるのか…



お~い、かたまってないで垂れてきてくれ~。



まだちょっと早かったかな?
これからもっともっと咲きそうです。
でもいい香り。幸せだぁ。はい~、深呼吸~。



奥のベンチに腰掛けて眺めた藤棚。
大きいでしょ?
頭上も右手階段上も全部藤棚となっております。

さて、小なまこ山を縦断?して、北1条通り側の出入り口に戻ったのですが、
あら、藤棚番外編。



なんだか松の木に藤の花が咲いております(笑)。
藤松棚?松藤棚??



どうやら裏のお宅の藤の木が成長し枝が伸びて、
松の木に絡んでいるみたいです。
これはこれで、いとおかしかな。

こちらでございます。



『緑地』というように、
ここも大なまこ山もきっちり整備されてるんですけどね、
個人的には『大なまこ山、小なまこ山』という、
実に可愛らしくて愛嬌と親しみのある呼び名が好きです。
…3回続けて『大なまこ山小なまこ山』と言うと、
カミカミマンになっちゃいますけどね(笑)。



娘と大なまこ山へ行く

2008-05-17 21:18:18 | ご近所山
昨夜、娘が帰ってきました。
あのドレスが気になっていたみたいでして…
はい、大丈夫、
アマゾネスにも戦士にもなりませんでした(笑)。良かった。

突然、
『三角山に登りたいなぁ』と言い出しましてね、
もっと早い時間なら喜んで一緒に歩いたんですけど、
もうとっくに3時は過ぎています。

『なんかさぁ、ちょっと日常から離れたところに行きたいなぁ』と。

よっしゃぁ、疲れているあなたをリフレッシュいたしましょう。

『三角山ならもう時間遅いけど、大なまこ山なら行く?
 帰りにお買い物してさぁ、いいと思わない?』

はい、お買い物がてら、親子でぷらぷらと大なまこ山に行ってきました。
もうちっちゃいですけどね~、それでも少しでも高いところから見下ろすと、
なんだか気持ちがすっきりするもんです(私はね)。

入り口に着くまでの方が時間がかかったぐらいにして(笑)。
『はい、ここが山頂だよ(笑)』
『ええっ!!ここ??ここが??』

下の展望台へ移動、



『うわぁ、それでも見えるんだぁ!!』
ちょいと満足感心したようです。
自分の住んでる街なのに、
知らないとこはいっぱいあります。

あっさり出口到着です。

『どうする?①お買い物、②小なまこ山、③この上にある三角山公園』
『う~ん、③行ってみるかぁ』

三角山公園は大なまこ山の少し上、ここもなかなか眺めはよろしいはず。
三角山公園目指して歩いておりますと、娘に異変が…

『ゴミ入った、コンタクト痛くて目が見えない…』

私にはこの痛みがわかりません。でもかなり痛いみたいでして…
『泣け、泣くんだ、涙でゴミを出せ~』と言いましても、
『もう泣いてるよぉ~』と涙ぽろぽろ。
なんとか公園のベンチにたどり着き、水場を探しても見当たらない。
山用救急セットは用意してきましたけど、
今回は水は持ってきていない…

『コンタクト外しなさい』と言っても
『外したら何も見えなくなるよ』
『私が抱えて歩いてあげるから』
『それは勘弁だよぉ~』
なんてやり取りしてましたら、

『あ、コンタクト落ちた…』

ここで二人硬直です。
『動くな、待て、下手に動くなよ』っと。

こうなったら視力のいい私が頼りです。
娘の顔から首、服、足元と視線を動かしていきますと、
なんと乾いた土と砂に混ざって一点光る物が…

おそるおそる拾い上げ、救急セットからウェットティッシュを出しまして、
((包んで持って帰る)っと思ったんですが、
娘はなんと拭き始め、
『おい、傷つくし、ばっちぃぞ、病気になるぞ』と言いましても、
『だって歩けないし、病院で働いてるし』とかなんとか親の制止を振り切って、
あっさりすぽっと片目に入れてしまいました…大丈夫かぁ…



すったもんだの公園のベンチ(笑)。
反対側の通路の途中に水場がありました(笑)。

その後はお買い物に寄りまして、
恒例のアイス選びでちょいとチャレンジャーしましてね、



初めて挑戦のアイスです。なんだか不安。



うぉぉ、甘いですわぁ、ダメですわぁ、私。
って甘くないアイスなんてありゃしないんですけど、
この手の甘さはあっぷあっぷです。
半分残し、さすがの娘も手伝ってはくれなかった(笑)。

やっぱり、いつか大倉山でソフトクリーム制覇だなっと(笑)。

三角山・ヘビ・大倉山

2008-05-16 20:47:47 | ご近所山
晴れてます、いいお天気です、三角山へGOです(笑)。

今日はいつもとコースを変えて大倉山まで行ってこようかと。
いつもなら哲学の道~大倉山~三角山ですが、
今日は、真ん中の道~三角山~大倉山~哲学の道。
どおってことないさ~の話ですが、
私としては、これは意味のある選択でして(笑)。

文字通り、



ひとりぼっちのヒトリシズカ。



一人静かな?シラネアオイ。
帰り道の哲学の道斜面には結構咲いていました。

あっさり山頂。



この好天のせいか、平日にもかかわらず人が多いです。
山頂には10名ほど。
そういえば、下のこぶし平には小学生が3クラスいたし。
今日は人にいっぱい会いそうだなっと。



藻岩山ももうすぐ隠れてしまいそうです。
緑がぐんぐん育っております。

で、何故コースを変えて最初に山頂に来たかといいますと、
ここから大倉山に向かうには、
四阿から急な下りが待っているんですわ…
これです。



ここから大倉山の分岐まで、
私、ここ苦手なんですよ。

それで下りでは出来るだけ利用せずに上りで使っていた。

でもね、もう怖い怖いの段階ではないな、私と。
これっていい訓練になるかもしれないなっと。
回数こなせば少しは慣れるだろうし上達するかも。

それでこちらを選んだわけですが…
昨夜~今朝方に雨が降ったんですね、
カラカラに乾いてなくてちょっと拍子抜け。
でも下手くそにはかわりありませんけど(笑)。

大倉山の分岐から最初のピークの間で、
ガサガサっと。
何か跳ねた?落ちた?

『何??カエル??』
セミの幼虫みたいでした。
そうよね、これからそういう季節になるわよねと。

1㍍も進まぬうちに、またガサガサっと。

『何??セミ??カエル??』
音のした方へ目をやると、あら、ヘビですわ。

1に確認、2に観察、3にデジカメ。
ちょいと遅れてしまい、しっぽしか写りませんでした。



立派なお姿を載せられればよかったんですけど…

1の確認で、
まずマムシではないと。マムシなら昨年2回ばったりあっていますので、
この斑紋は忘れない、間違えない。

2の観察したところ、
頭は隠れているので形はわかりません。
まさに頭隠して尻隠さず。
細めの胴体部分が35~40㌢ほどくねって出ておりまして、
色は赤っぽいこげ茶というか、
濡れたキャラメルのような色と艶。
はっきりとした斑紋や縞は確認出来ませんでした。
サイド部分が色が濃かったような気もします。

で、3のデジカメごそごその時に、
しゅしゅしゅっと逃げていきましてね。
去年は怖くて怖くて動揺パニックでしたけど、
今年は冷静、怖くない。

やっぱりヘビはいます。
こんな道の脇にもヘビはいます。
ちなみに去年の2回とも堂々と道でした。
すぐ近くにいるんですねぇ。

手稲山



ぽこぽこ進んで、



大倉山のベンチと、



奥三角山。
今日は食料なしなので(おやつはしっかりあるけどね)、
ここで引き返します。

ちょいと寄り道心がむずむずと(笑)。
大倉山の展望台に久しぶりに行ってくるかと。

おお、人が立ってます!



STVとカメラに書いてありました。
仕事とはいえ、コケたらどうなるんでしょ(冷)…

三角山採石場跡



でね、ここも人が多いんですわ。
観光客というより中高生の校外学習?かなんかだと思うんですけど、
私服の子供たちがどっちゃりいましてね、
悔しいことに、そのほとんどの生徒達が手にしているのはソフトクリーム。
美味そうだ…

私?私は食べませんよ、午前中はアイスははいらないお腹なんです(笑)。
やっぱり貸切でぽけら~と景色を見ながら食べたいですからぁ。




フデリンドウ。すっごく小さなお花です。



これはコンロンソウだと思うんですけど…
間違っていましたら指摘してください。

そして、4月29日には???だったお花。↓。



これですね、咲いていました。



マイズルソウですね、きっと。

人は多めですけど、



やっぱりここは気持ちいい~。
はい、深呼吸~。

帰りの哲学の道



ヒトリシズカとニリンソウ。
ニリンソウの緑バージョン(ミドリニリンソウ)はまだ見たことがありません。
来年に持ち越しかな(笑)

ぴったし2時間で登山口着でした。

帰り道、



なかなか見事なライラック。もったりしてるでしょ。



いい香り。はい、深呼吸~。



白も素敵じゃ。

なんだかとってもいい季節になりましたねぇ。
ちょっと前までは雪にケリをいれて歩いていたのに(笑)。
まぁ私の場合は一年中楽しいんですけどね、完全に幼児に退行してる?
ありうるかも…(笑)。

小天狗岳と定山渓温泉

2008-05-11 21:23:23 | 定山渓
昨日のお山は寒くて中止。うぅ…これは仕方が無いですよね。
今日は、昨日の予定とは別のお山、定山渓の小天狗岳に行ってきました。
…朝5時起きです。起きました、私。
そして、やっぱりバス停まで走りました…
あんなに走って乗ったのに、真駒内に早く着きすぎてしまった…

私、なんと定山渓は20数年ぶりです。
「定山渓大橋」で下車しまして、延々ぽこぽこダムを目指して歩きます。
1本目の橋。



うわぁ、怖い。
反対側も、



うわぁ、やっぱり怖い。かなり怖いです。
一度だけ覗き込んで見たけれど、もういい、無理。
オタモイ・赤岩の崖や岩塔とはまた違う怖さです…

目指すはあそこ、



小天狗岳ですが、その前に2本目の橋。



うわぁ、止めればいいのに、



やはり反対側も(笑)。
で、写真を撮った後は怖くて橋の真ん中を歩きまして…

おおっ、追い討ちをかけるように3本目がっ。
うわぁ、



虹です、虹。
放水の瀑布?飛沫?にお日様があたって虹が出来ています。
ぽこぽこ歩いているといい事もあります。
車でしゅ~っなら気がつかないかもしれませんよね。


調子に乗って別の角度へ。



うわぁ、デジカメ濡らしちゃいました…大丈夫か?
さすが焦って反対側は行き忘れました…

小天狗岳登山口に到着。



入山届けに書き込みまして、



絶対数え切れないって。
おお、



それは承知の上、覚悟を決めてやって来ましたが、
この先『うわぁうわぁ』は言ってられないなと。
私の前に3組、10名が入っておりますので、
露払いならぬ熊除けしててちょうだいね。身勝手だわ…

噂どおり、急です、階段だらけです。



岩塔が見えてきました。



岩塔直下。ここまででぴたり30分。
(この岩塔にも踏み跡がありました。)

お花は枯れかけているし、
何と言っても急だし階段の連続で、
ひたすら足元ばかり見て歩いておりました。
写真を撮ったり、ぷらぷら歩きをしなければ、
私でもなんとか載せられるタイムで歩けるじゃない(笑)。

ここでちょいと休憩。
頭の中は『下り、どうしよう…これ私の苦手の土だわ』と。
足元見ながら下りをシミュレーションして上ってるわけです。
なんか変というか先手必勝??

まぁ、泣くのが嫌なら、さぁ歩けかさぁ戻れでして。
歩きます、私。

でね、がしゅがしゅ歩いていますと背中で携帯が。
それもメールじゃなくてお電話着信が。
(何?誰?急用?)と、ザックを降ろし出てみますと、

『おかあさ~ん、今日は母の日だよね~』。
なんと娘からであります。
『うん、今ね~山登っている最中なの、ハァハァ。
定山渓にいるんだぞ、ハァハァ。
なんとおかあさんの時計では標高620㍍地点だぞ、ハァハァ。
こんなとこでも携帯つながるんだぁ、ハァハァ』。

『あなた、また登ってるの(笑)。一人なんでしょ?』
『うん、帰りに温泉寄るの、ハァハァ』
『気をつけるんだよ、息荒いよ(笑)、無事帰ってきてよ、いつも感謝してるから』。

どっちが親なのかわかりませんが、
こんなお山の中で母の日の言葉を贈られるっていうのもなかなかなもんでしょ。
いい日じゃ、いい日。
ちゃんと登って無事に下山しなくちゃね。



どきっ。鈴つけてない人もいましたね、半々ぐらいかな。
効果はない説もありますが、私は今日は鳴らして歩いてますし、
笛は1秒で吹ける位置に(笑)。

うはぁ~、



見晴らし良か~。
さっぽろ湖一望。ダムに神威岳。
でも足元は、



ぶるる~。

山頂が見えてきましてね、時計に目をやると、あら丁度1時間で上れそうと、
気持ち急いだら、59分になっちゃいました。惜しい。
休憩&電話を含むタイムです。
あら私、快調だわ。



パチパチパチ(祝)。
でも狭いし、私の横、崖なんですわ。
途中6名抜いてきたので、山頂には先客4名。身動きできません。
三角点も写せません。



定山渓天狗岳。
ズーム。



か、かっちょこいい~。
左、雲ではありません(笑)、余市岳、白いです。



神威岳と烏帽子岳。



ほぼ私の正面のこの位置しか撮れません。
他のお山にカメラを向けると見知らぬおじさんがアップで写ってしまいます(笑)。

いい眺めでしたぁ。満足。
崖っぷちに冷や冷や腰をおろし、ベーグルむしゃむしゃ。
さらに5名上ってきたので、下山いたします。

写真を撮る余裕はありません。
ど緊張ど慎重に一歩一歩確実に下ります。
はい、私は下りは下手です、怖いです。
遅くても、ちょいと不安な所は確実に足場を選んでからです。

途中の倒木の朽ちた穴の中に、



ちっちゃな木が生えていました。



なんかトトロかナウシカみたいでしょ。
そう、倒木多いです。
まっすぐな道に倒木ならまだいいのですけど、
カーブのコーナーで倒木越えなんてのもありまして、
こりゃイジメかよと。

倒木2本立てでございます。



手前は跨いで、奥はくぐって(笑)。



こんなとこも越えました(笑)。



ニリンソウが咲いちょります。

無事下山完了。
入山届けに書き込んで終了。下りは35分でした。



↑これ、ゴエモンインパクトで破壊する敵の基地にそっくりでして…

あとは温泉に向かってGOです。
橋は中央を歩き、



桜並木はニタニタ笑い、
定山渓大橋では、



うっひょ~、『緑の女神』ですって(笑)、私向けじゃない(爆)。
帰りは気楽でいいなぁ、無事下りてきて良かった良かった。

着きました、お目当ての温泉です。



ネットで調べたら、ここが一番安かったし通り道にあった。
定山渓温泉では日帰り入浴は大抵1000円ですが、ここは600円。
貸しタオル・バスタオルは各100円。
バスタオルだけお借りいたしまして、
ざっぷ~んとな。

私、設備とかお湯の質とかゴージャス感など気にしない派でして、
居心地良ければありがたやでして。

はい、正解でした。
御主人は山帰りのオンナにも親切に優しく丁寧で…
ドロとかは落としたし、しっかり気をつけて暖簾をくぐったけど、
嫌な顔されたらどうしようかと心配だったんです。

あはは、貸切でざっぷ~んしちゃいました(快)。
おまけに休憩室とやらも広くて(ステージ付)、ここも貸切。
ストレッチなどを大胆にしてしまいました(笑)。
バス停にも近いし、今度また定山渓のお山に登ったら、
ここで決まりですね。

バスを待つ頭上に、



プラタナスでしょか?ぽんぽこりんがいっぱい。
ああ、私臭くなくて嬉しい、爽やか。
バスの窓から、



八剣山。



こちらも、かっちょこいい~。ヤセ尾根細~っ。

真駒内からは、ゴルフ帰りの夫に回収?してもらいまして(笑)、
あ~楽ちんだぁと。
でね、今回はちゃんとブツを用意していました。



あはは~、ソフトクリームじゃぁ(笑)。
めでたし、めでたしな一日でした。

久しぶりに

2008-05-08 21:24:00 | 三角山
久しぶりに今日は朝から絶不調でして…
頭と両肩両足が重くて重くて…
別に昨日無理をしたわけではありません…
(小樽で何かツケてきた???)そんなわけありません。
これは○年期というやつかっ!げげげ…まさかよね…

久しぶりにコッシ~くんを出してきました。



とてもザックを背負える状態ではありません。
それなら行かなきゃいいのに、これが行くんですわ。

ご近所のエリカ(ヒース)。



今回は色がちゃんと撮れた。嬉しい。

二の坂入り口でNさんに会う。
手稲山のお誘い。でもオンナの絶不調?なので無理ではないかと…
行きたいなぁ、でも同じペースで歩けるかどうか自信がないし。

もう今日は山頂に行く気は最初からなし。
の~んびり、ゆ~ったり歩きましょうかと。
あ~背中にザックがないのは、なかなか爽快であります。
小鳥がやけに鳴いてます。とてもいい声。



クルマバソウとスミレ。

名前がわからなかった植物、



フッキソウでした。私も復帰したい…
空を見、花を見、木々を見てのんびり歩いていますと、
今度は船長さんが写真を撮っております。



2,3日前から咲き始めた、エゾノウエミズザクラ。



なかなか慎ましやかに咲いております。
この桜、見事に倒れているんですよ。
それを先程のNさんやお山の人達が、かさなっている他の木の枝を払い、
なんとか生き延びれるよう頑張ったそうなんです。



ほら、下のほうの枝が枯れています。
来年も、その次の春も、綺麗な花を咲かせて欲しいですね。

ここで船長さんと立ち話。
今日はキツネの写真を撮ったと。
見せて頂きました。あら、ほんとキツネがこっちを向いてます。
と、話しながらも船長さんは小鳥をすぐ見つけるんですわ。
私、自慢じゃないですけど視力はいいんです。自称マサイのオンナ。
でも、どうも私のはただ見えているだけみたいで、
船長さんの目は見えている中できちんと見つけてるんです。
これってすごい違いだなと。

船長さんと別れてから、また超低速でぽこぽこ脇見して歩きます。



ルイヨウショウマではないかと。

げげ、



なかなかお洒落?なカタツムリ。ボタンのような、目玉オヤジのような。
オイ、鬼太郎。
今日はカタツムリがころころありました。



これは図鑑を見ても??です。



おお、ここにもかなり白系のエゾエンゴサク。
そして何故か、



三角山の電信柱。

でね、先程の船長さんとの立ち話でキツネの話が出ましたけど、
子ギツネらしき死骸があったということも話しになったんです。
デジカメを見せてもらいましたが、はっきりとはわからなかった。
いえ、デジカメが不鮮明とかではなくて、
私の見方が悪かったんですけど、黒っぽい塊にしか見えなかったんです。

で、足がそちらの方へそちらの方へと進んでしまいまして…

で…ありました。
写真を載せるかどうかちょっと悩んだんですけど、
あまりにも自然な姿なので載せる事にしました。
「そんなの見たくない」、「悪趣味・残酷」と言う方はマウスをコロコロ、
あるいはここで飛んでください。



これです。




とても死んでいるようには見えないでしょう?
すやすやと眠っているみたい。
ショックでした。ずしんと来ました。
死の尊厳といえば大袈裟かもしれませんが、
怖いとか気持ち悪いとかではなく、
死とは尊いものなんだなぁと。
生きてる限り訪れるものなんだなぁと。
むしろ、先程見せてもらったキツネが母ギツネだとしたら、
おかあさんがかわいそうだなぁと。

で、私はこの子ギツネをどうしたらいいのか。
悩みました、この子を前にして。
穴を掘って埋めてあげるべきか…枯葉で隠してあげるべきなのか…
でもそう考えるのは人間の世界の発想なのかと。
山のものは山のものなのかもしれません。
このままでは誰もが想像するとおりになることでしょう。
でもそうやって他の生き物達の糧となり、
土に返ってゆくのが本来の姿なのかもと。
(忘れないからね、今度は元気に生まれて来いよ)とその場を去ったのでした。



ここまでで既に三角山に入ってから1時間半も経過しております。
で、まだ山の下のほうをふらついていたのですが、
何がオンナの絶不調、ここから絶好調になりまして、
行く予定もなかった山頂まで、ノンストップでどどどと。



単なる低血圧のひどいのだったのかもしれません。
こんなに楽に一定のペースで苦しくもなく上れるのは珍しい。
毎回この調子だと私の未来は明るいんですけどね(笑)。

下りもどどどっと。
シラネアオイが3本?3株?3輪?単位って何?







次回穴が開いてたらどうしましょう…

もう体調復帰すればこっちのもんでして、
寄り道をして斉藤りんご園へ。



おお、こちらのお花も咲いてます。



今年も美味しいリンゴが食べられますように。

二の坂入り口付近でも、





桜?リンゴ?のような白いちっちゃな花びらが、はらはらと舞っておりました。

そして、この復活したパワーは衰えず、
勢いで髪をざっぱり切ってしまいました(笑)。
ここまで短くなったのは久しぶり。勢いとはオソロしいもんですね(笑)。

小樽海岸自然探勝路~番外編

2008-05-07 21:15:15 | 小樽
ちびちびと引っ張ってきましたが、今日で最終回を迎えます(祝)。

ホテルノイシュロス小樽の奥で小樽海岸自然探勝路は終りましたが、
その後の行動の軌跡を(笑)。



暗い写真ですが、左端の建物がホテルノイシュロス小樽、
昔は天望閣でしたよね、
このホテルの前の道を奥に進んで右手に探勝路の標識があります。
ホテルの前の道を下って行きますと、
歌碑と展望台がありまして、人がたくさん写真を撮っています。
もちろん観光客でして…ここまで来ると私は異物でして…



日和山灯台、鰊御殿がぐ~んと近くになりました。
その下は小樽水族館ですね。

でね、この展望台を後に道なりに進んでゆくと、
小樽水族館と遊園地(祝津マリンランド?)にぶつかるんですわ。
もう、まるっきり別世界でして…
ちびっこ連れた家族連れやデート中の若いコたち…
すっごく変な目で見られまして…
もうここは海エリアなんですね、でも私、モロ山の装備でしょ…

すれ違う若いコに『山~?山~?』と…
悪かったね、ふん、あんたら滝を知らないでしょ、あの絶景を知らないでしょ。
と、一人吠えて歩いていますと、



鰊御殿に到着。
そう言えば、駐車場のおじさんにも『どこから来たの?』と言われたし…
まぁいい。



ここも眺め良か~。岩の先端には釣り人が。



祝津の港でございます。



海中の昆布が見えるってのがすごい。
でも、ほんと、高いし、落ちたらサヨウナラなんですわ。
私今回初めて数珠を巻いて来ましたからぁ。
赤岩山では今年の3月か4月に一体発見されたそうで…

おお、ついに来ました、



日和山灯台です。先端到着です。



青い…右上には白いヨット。



小樽に住んでる人はいいなぁ。
私なら月に2回は来ちゃうかも。塩谷丸山もあるしさぁ。



三角点発見。



なんだか無性にソフトクリームが食べたくなりましてね、
帰りに探してみたんです。
ほら、観光客の集まるところなら、ソフトクリームの模型というか看板というか、
道に立っていそうなものなんですけど。
でも、無いんですわ。
店先で魚は炭火で串刺しにして焼いていても、
ソフトクリームはやってないんですわ…
で、辺りを見渡しても、コンビニも無いんです…
ありそうでない。
自販機で生茶…

その後、小樽水族館前発のバスに乗り小樽駅へ。
ここで銭湯計画立ててお風呂セットも用意してたんですけど、
時間的にもニオイ的にも帰ることに。

小樽駅に「ルタオ」が入ってたはずなんですけど「あまとう」になっていた。



全然参考にはなりませんが、
オタモイ団地のバス停の写真を撮ったのが08:28、
最後の崖の写真を撮ったのが14:53でした。

高速バスの車窓から高島岬、下赤岩山、赤岩山が見えましてね、
自分で『うぉぉ、あんなに私は歩いてきたのか』と感心してしまいました。

もう一つ感心したことが。
今回モンベルのジオライン3Dメッシュたるウエアを着てたんですけど、
これ、ニオわないですね、びっくり。
いえ、きっとニオってるんでしょうけど、
今まで私が着ていたものに比べりゃスゴいレベルです。
外を歩いている時にはさほど感じなくても、
バスとか建物内だとかに入ると、
もう汗臭い私に泣けてくるんですけど(涙)、
今回は泣かなかった(笑)。
もちろん、最大限のモラルと努力で処理はしてますけど、
結構拍手モンでした。

さて、次はどこに行こうかな。やっぱり海が見える高いとこがいいなぁと。
でもその前に、長時間登りの訓練をしなくちゃね。うん。

最後に、数日間にわたり、
飽きずにお付き合いしてくださった方々、
ありがとうございました。感謝です。

小樽海岸自然探勝路~赤岩山・下赤岩山

2008-05-06 21:20:20 | 小樽

いやぁ、何日も引っ張ってますが、今日で最終回に出来るか?(笑)。

昨日は山中海岸・チャラセナイの滝~出羽三山神社の分岐まで書きました。



これですね、この分岐を「赤岩・祝津方面」に進むんです。
でね、私この先の道をナメてたようでして…
この先、赤岩山山頂の前にある352mピークまで、
標高差200㍍を上るんですよ…
ゆっくり歩けばたいしたことはないと…
自宅での計画でもあまり気には留めていなかった…

ところが、
実際2本(唐門~オタモイ海岸~唐門、出羽三山神社~山中海岸~出羽三山神社)の上り下りを繰り返したあとのカラダには、責め苦なんです…
歩いても歩いても、歩いても歩いても、上りが続くんです…
ゆっくりなら歩けていたのが、
そのうち休む回数が多くなり、
何度も足が止まってしまい…く、苦しい…

せめて眺めでもよければ気が紛れるし救われるんですけど、
眺望はほぼ無し。
黙々と歩くしかないんです…
カタクリの時期も終わりのようで、



枯れていないカタクリは僅か、殆どが私のようにぐったり枯れ始めている…
(ああ、私ってやっぱりタフじゃないんだわ)と意気消沈。
今後、もっとロングロングな上りの山はどうしたらいいんでしょ…

で、なんとか352ピークを越えたのか、平坦な道も出てきまして、
さらに、



道に石・岩がごろごろ現れましてね、これは山頂近くに来ているぞと。
心も足も軽くなったところに、
藪から棒、



いえ、藪から鉄塔が見えましてね、もう、ひゃ~っでした(笑)。
でね、本来の道はこの鉄塔から外れてるんですが、
踏み跡発見、こりゃ鉄塔に続いてるだろうなと予測、
ずんずんササを掻き分け進んで行きますと、
じゃ~ん。



鉄塔真下に到着です。
小樽の町からよく見える、あの赤岩山山頂のアンテナ群の真下にいるわけです。
藻岩山の鉄塔の真下っていうのも結構嬉しいんですけど、
遠くから見てもはっきりわかる場所にピンポイントで立ったっていうのは、
単純な私にはなかなか快感です。
いえ、自己満足なだけなんですけどね(笑)。

ここまで(山頂標高371.1㍍)来てしまえば、あとはロングな上りから解放です。
このアンテナ群をちょいと越えたあたりで、
ぽかっと草地のベンチが現れまして、
おお、展望台です。



素晴らしい眺めですが、ちょいと霞んでいるのが残念。
手前からツルカケ岩、窓岩、竜ヶ岬(崎?)、余市湾、古平町です。
軽く休憩後、この展望台横の道から赤岩峠を目指します。
目指すはずなんですけど、突然足元に崖が…



ぴぇ~ですっ。
柵、ありません。背中押されたらサヨウナラです。
でも、見事に美しすぎます、この海の色、ベージュの土と新緑。



足が膝がわなわな…怖すぎる…
市原悦子や船越英一郎、片平なぎさがポーズをきめていそうな…
真っ青になりながら写真を撮り、
美しすぎる景色に別れを告げ、この先の道を進んだのですが、
やがて踏み跡が細くなり、ササを掻き分け…
あれ?、この道で合ってるの?と不安になり始めたところで、
ぽこっと抜けたのですが、なんとさっきの展望台でして…

??どうして私戻ってきたの??
ひょっとして、分岐を見落とした??

再度、あのベンチの横の崖の道、見落とさないよう、
私も落ちないように注意して分け入ります。



ぴぇ~、また来てしまった…
踏み跡を見落とさないよう気をつけて、ササを掻き分け進んだのですが、
やはり先ほどと同じ展望台にぽこっと出た…

え?正しい道はどこなの?私はこの崖っぷち周りから脱出できないの?
なんでこんな怖いところ、2周もしてるわけ??

そういえば、この展望台に来る道の途中にショートカットがあって、
道が交差していた…そっちが正しい道なのかなと。
私の手持ちの地図ではベンチから直進になっているのですが、
帰宅後別の地図を見ると、ベンチから戻るようにUの字にカーブして続いている。

私が2周もした崖の道は、
「三つの岩塔」と呼ばれる、上の写真の撮影&ビューポイントだったんですね。
得したような、怖い目にあったような…
正しい道に気がつき戻りまして、
あとは赤岩峠に向かってGOです。



ぐんぐん下ります。
(お風呂にでも入ったの??)っていうぐらい、
色鮮やくっきり澄んだアカゲラが。
こんなに白・黒・赤が際立ったアカゲラは初見です。綺麗でしたぁ。

出口近くに、



カタクリの群生が。こちらはまだ多少咲き残ってました。

赤岩峠に到着。



証拠写真(笑)。



ここから赤岩海岸へ下り、極め、中赤岩、
東大壁を見るつもりだったんですけど、
この道も通行止、頑丈にバリケードがしてありました。



年季ものの看板。
この赤岩峠からお堂を通り越しますと、
下赤岩山、尾根左手は絶景、絶景の連続です。



ここはロッククライミングの名所でもあります。



どこを見ても、



うわぁの連呼。

遊歩道の柵を越え、いたるところに、



岩塔へ続く道が。
岩肌にクライマーさんがいないことを確認して、



ちょいと先端近くまで行って見ました。



ぶるぶるぶる~。
オタモイ方向を見ると、



赤岩山の鉄塔です。さすがピンポイントでわかる(笑)。



こんな岩塔登っちゃうんですから、クライマーさんは凄い。
この日は女性らしき声が下から響いていました。
もしも私の足元の石が落ちでもしたらと考えたら、
恐ろしくてそばにも寄れません。

おお、不動岩稜先端の石仏に、



カラスが止まってる…






テーブルリッジ(だと思うんですけど)切れ目手前の岩のテラスにへばりついて一枚。
あの先端の日和山灯台まで歩きます。



岩の上の石仏さん。

どうやら私、緊張・興奮しすぎたのか、下赤岩山頂標識取り忘れました(笑)。
いえ、ほんと、絶景と死の背中合わせみたいな景色でしたからぁ。
ちなみに左手は断崖絶壁、奇岩、巨塔の連続ですが、
右手は88ヵ所のお地蔵さんが並んでおります。

絶景地帯を抜けると、



先程書いた「白竜大権現胎内巡り」の入り口の鳥居です。
安易な入山を拒むように、



倒木が…

 


絶景とは裏腹な寂しげな道を抜け、



小樽海岸自然探勝路の終点です。
めでたし、めでたし。何キロ歩いたんでしょ。
ホテルノイシュロスの奥に出ました。
小樽海岸自然探勝路はここで終わりですが、
私はここで終りません。
さらに端っこを目指し、デカいザックでぽこぽこ歩いたのでした。


小樽海岸自然探勝路~チャラセナイの滝

2008-05-05 21:40:40 | 小樽
山中海岸から右手赤岩方向100㍍ほどの崖沿いに、
『チャラセナイの滝』という滝があるそうな…
あまりメジャーではないようでして…
岩場を越えて行かなければ、通常の海岸からは見えない位置だそうでして…

はい、岩嫌いな私ですから、
とりあえず行けるとこまで行ってみよう、
キツけりゃ戻りましょうと。

あら、ちょうど岩の向こうから男性一人とわんこが歩いてくる。

『すみません~、この先に滝があるそうなんですけど、ご存知でしょうか?』
その男性、胸に太いロープを袈裟懸けに巻いているんですよ。
岩登り?でも足元は長靴…

『滝~?滝っていうより川が落ちてる程度だけどね(笑)。』

あるんだわ、やっぱり。そう遠くないそうな。

『上を行きなよ、上のほうね』
お礼を言って、ずんずん進みます。

初めのうちは、まぁ歩きやすい岩だったんですけどね、
次第にごろごろの大岩登場でして。



私、岩場恐怖症なんですけどね、これが怖くないんですよ。
子供の頃2年間、留萌で暮らしていたことがありまして。
遊び場は、夏は海。黄金岬の岩浜テトラポットに貝拾い。
山なら小さな岩でもヒキツルのに、
なんで海なら平気なんでしょ…

ごろんごろんの岩を(手稲山の予行練習だわ)と、
手足フル活用で越えていきますと、
ありましたっ!チャラセナイの滝でございますっ!



おおっ!やった、嬉しいぞっと。



頑張ってズームで写してみましたが、
実は先程の男性が言ってたように、ちとlittleでございましたが滝は滝(笑)。





大満足でございます(笑)。

満足したら空腹が…
ここで11時前ですが、1回目の昼食(笑)。
後から滝の落ちる音がざざざ~っ、
前から波の音がざっぷ~んしゅしゅしゅ~っ。←波のひく音のつもりです。
目の前では小舟で漁をしております。
青い空と海と、新緑の山肌には所々桜色が。
帰りたくないぞっと。
いつまでもこの空間に浸っていたいぞと。

(大滝詠一だよな~)なんてふんふん歌いながら、
岩ごろごろを戻ってましたら、
あれ、船。



じゅ、巡視船??遊覧船にも漁船にも似てないような…
個人所有のクルーザーかもしれませんが、
この船、岩場を乗り越える私を偵察するかのように、
私のそばで速度を落とした…

あれ~、私まずいヤツに思われてる?密漁?道迷いの観光客?大胆バカな女?

船尾に肉眼で日本国の国旗が見えます。
船名までは確認出来ませんでしたが。

で、滝を見てるのか、私を見てるのかわかりませんが、
とりあえず?私、岩の上に仁王立ちになりましてね、
手を振ろうかと思いましたが(アホか)やめまして、
デジカメを構えた次第でございます。

その後船はエンジン音を高らかに去りまして、
私も岩場を無事クリアして元の海岸まで戻ってきました。



さらばじゃ、山中海岸、チャラセナイの滝…
また分岐まで上り返すのであります…

この山中海岸の道、ところどころ枝分かれしてます。
事前調査でどの道を選んでも最後には合流すると書いてありましたが、
そのとおりでした。
山中海岸~出羽三山神社の分岐までの高度差は、
私のG-ショックでは150㍍。
オタモイ海岸~唐門までの高度差は160㍍でしたから、
えらい上り下りしております。
人生山あり谷ありよね…

なんて言ってたら、先程の車転落?地点で、
突然ガサガサガーっと草薮からベージュの物体が飛び出してきまして、
『うわぁっ!』とのけぞってるうちにもう一匹がドドド~ッと駆け抜けた…
テン?イタチ?目が点。びっくりしましたぁ。

で、この上り下りの2連続が、次の赤岩山への苦難と繋がるのでした…

小樽海岸自然探勝路~山中海岸

2008-05-04 21:11:11 | 小樽
オタモイ海岸までいったん下りて、その後唐門まで戻ってきました。
この唐門の下から小樽海岸自然探勝路のスタートです。

道の感じは静かな森の小道みたいな。
まだ全然ワイルド感はありません。
でも高度は、



ど~んと高くなったような。
でね、せっかく高くなったこの高度、
惜しげもなくまた海まで下りることになるんですわ、私…

道の両脇いたるところに、



白く瑞瑞しいオオカメノキが。



風にそよいで、花びらがひらひら揺れてます。



オオカメノキロードをぽこぽこ進みますと、
突然、



げげ、ゲートボール場が現れまして…
小樽のお年寄りは、こんな絶景の高所にてゲートボールをするのでしょか…

ここは、



出羽三山神社小樽教会。



西国33ヶ所観音巡礼にちなんだ33体の石仏さまです。
やけに色鮮やかなお花が咲いているなぁと思ったら、



良く見りゃ水仙の横は、私のニガテなプラスチックの造花でした!
う~ん…気持ちはわかるけど…

で、この神社は、バス停近くの標識、



これですね、この山中海岸と書いてある方へ進むとここに着くわけであります。
車もここまではOKです。(神社のかもしれませんが駐車場はありました)

この神社のすぐ先に、



自然探勝路の分岐がありまして、
私はもちろん(また)海へと下りてゆくのです…
せっかくの高度がまた海ですからぁ…
でもね、ここは外せない目的があるんですわ…

分岐からは、今まで歩いてきた道の雰囲気とはがらっと変わります。
人一人が歩ける道幅+周りの木々草が迫ってきます。
夏場ならジャングルか?

正直、事前学習してるうちに『道より人が怖いかも』と。
一応オナゴですから、
ババとはいえ変なヤツに出会ってしまったら怖いぞと。
護身&防衛と対策まで考えたし…
まずは、前後に人がいないかをチェックしながら歩いてきた。
後ろから突然は防げるかと。
まぁ、取り越し苦労で終ったんですけどね。

さて、山道化した道を下ってゆきますと、
うわぁ!



車が突っ込んでおりますっ。
ネットで見てはいたのですが、やはり突然現れるとびっくりしてしまいます。
さらに、



どう見ても、どう考えても、車がここに突っこんでるのはおかしいんですよ。
神社までは車が通れる道路はありますけど、
それ以降は山ですし、石段ですし、距離があります。
下、下といってもまだまだ先ですが海ですからぁ…
どうやったらここに車が突っ込むことが出来るのでしょう??謎だ…



道は明るいところでこんな感じです。
もっと繁ったら……



エンレイソウ、ニリンソウ、エゾエンゴサクの夢のコラボ(笑)。
これは、



オドリコソウではないかと。



図鑑で何度も調べたんですけど、オドリコソウが一番近いのではと。
間違えていたら指摘して下さい。

あと、これです。



イメージ的にユリっぽいんですけど、花が咲いてないので…
これが結構あるんですよ、この地帯に。
花が咲いたら見事だろうなと。

ジャングルとは言わないまでも、
まぁちと心細くなるような道を下って行きますと、
潮の香りと波の音が近くなり、
森から草地へぽこっと出たら、



海です、山中海岸到着です。



オタモイ海岸がちと遠くになりました。
海岸を極める…

あは~、ここも綺麗、見事です。



昆布です~、海草です~。



岩場にご夫婦一組と、山菜採りのおじさん二人。
天気はいいし、眺めはいいし…ああ幸せみちみち。

でね、何故せっかくの高度をここまで下がってきたかと言いますと、
目的があったのです。
それは、『滝』です。
この海岸の奥、ちょっと離れた場所に『チャラセナイの滝』があるそうで。
それをこの目で見てみたい。

波打ち際で水遊びもせずに、



滝探し探検に出かけたのでした…


小樽海岸自然探勝路~オタモイ海岸

2008-05-03 20:25:25 | 小樽
真っ青な海と断崖絶壁の絶景が見たい…
以前から心魅かれてた小樽海岸自然探勝路に行ってきました。
あの絶景と、断崖絶壁の急斜面に咲く桜を見たかったのです。

さて、私は車移動ではありませんから、
札幌から高速バス、小樽駅からまたまたバスで移動しまして、
「オタモイ団地」で下車。
晴れてます、車中から見た海岸線はちょっと霞んでいますが…

あった、標識。



もちろんオタモイ海岸を選択。1.5㎞も先なのね。
最初から坂の洗礼を受けます。さすが小樽だわ。



来た道を振り返るとこんな感じです。
夏場は照り返しがキツそうじゃ。

と、唐突に、



唐門が見えてきました。



おお、実物じゃわ。ここでちょっと休憩。
この唐門の裏が小樽海岸自然探勝路の入り口ですが、
こちらへはすぐには行きません。
まずはオタモイ海岸を目指します。

ほら、



左端がずばり現在地でして、そこからぐにゃぐにゃ海へと道が続いてます。
(これが実はヤバい品物だった…)

で、ご存知の方も多いと思うのですが、
オタモイ地蔵尊へ続く断崖絶壁の恐怖の絶景路、
崖崩れ&落石で2本とも通行止めになっております。



駐車場奥の入り口は見事に閉鎖しております。
上の案内板では、もう1本のトンネルくぐりの道は通行止めの表示はありませんが、こちらも通行止めなはずです。
ちゃんと電話で確認しましたからぁ。



さきほどの唐門もそうですが、昔、一大娯楽施設があった場所です。
さぁ海に向かってGOです。
っと威勢良く勢いだって歩き始めたのですが、
うわぁ、予想以上の九十九折、舗装はしてありますが、
そのヘアピンカーブの連続は半端ではありません。
F1モナコGPローズヘアピンの連打です。



奇岩登場。のちにこれを遠くから眺めることに。
ずんずんぐるぐる下っていきますと、
波の音と潮の香りが強くなってきて、やっと駐車場に到着。



うわぁ、来た~っ、私。ちょいと霞んでおりますが、すんごい眺めです。



この中腹の崖っぷちがオタモイ地蔵尊に繋がっていまして、
手掘りのトンネルや展望台があるのですが、



と、なっておりますが、



と、なっております。私が開けたのではありませんから。

で、あれ、人が歩いているんですわ…
ソロが二人そろそろと。れれれ??
私は行きたい気持ちを押さえ、海辺に続く道を下りて行きます。



急です。駐車場には車が数台、人もいたのに、
誰もこの道には進まないようで…
てやんでぇ、あたしゃずっと九十九折を歩いてきたんだぜぇ。
車でひょいっと来たくせに、この軟弱者めが。
と、毒づいてみたものの、実は私も相当の軟弱者ですから…

ひぇ~い、到着。



頑張った者が見ることの出来る景色です。←えらくデカく出てるぞと。

うひゃぁ、透き通ってますっ。





手を入れてみた…冷たいぞ。
舐めてみた…しょっぱいぞっと。懐かしいあの海の味でした。

岩に腰掛け一休み。



帰りたくないな、これは。
いつまでもぽけ~っとしながら海を景色を眺めていたいぞっと。
それにあの九十九折戻るの勘弁だなと。
しかし重い腰を上げ歩き始めたのでした。ゴールはまだまだ先ですから。



さっき歩いた道を戻ります。
でも、せっかく来たのならみんなここまで下りてくればいいのにね。
シンドイけど楽しいのにね。

と、先程の通行止め半開きのゲートから、
観光客風の4人組が入っていく…
どうなっているのでしょう?
がけ崩れとか知らないで行くのか、
知っているけどここまで来たから進むのか…

私?進みません。本当は行きたいんですよ、せめて一つ目の門まで歩いて眼下に広がる青い海を崖っぷちから見おろしてみたい。
でも、何かあったら怖いですから…
落石だって、三角山採石場で見たことがあります。
ちっちゃな石でも、加速して岩にぶつかって、思わぬ方向に飛んでいきます。
ここでケガしたり、新聞沙汰になってしまったら…
娘の泣く顔は見たくありませんからぁ。


夢の跡。



九十九折、確か七曲の坂と言われているなと思いつつ、
最初のコースとしてはヘビー級よね…
もうヘアピンコーナーはアウトインアウトの鉄則に基づき歩きます。
こんなところでF1が役に立ってるぞっと。



これの連続ですから。車でお越しの方はお気をつけください。
曲がりきれなかったら転落です…
通り過ぎる車を横目にてくてくぜぇぜぇ、
桜の花びらが舞う道を、先程の唐門まで戻ってきました。
ちなみに、私のG-ショックで高度差を測ってみたら、
先程の海岸から唐門までの標高差は160㍍…

唐門から小樽海岸自然探勝路の小道へと進んだのでした。