毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

三角山~大倉山~奥三角山②

2008-03-19 16:57:57 | ご近所山
昨日の続き、帰り道編です。
別に二つに分けるほどの力作ではないんですけど、
昨夜は時間が無かった…
って、余計な事を書きすぎるから時間が足りないだけなんでしょけど。

昨日は平日だったんですけど、奥三角山付近で結構人に会いました。
8人です。これは今まで最多です。
誰にも会わないか、一人ってのが一番多いですから。



小別沢トンネル付近の自然歩道。倒木で道が塞がれていました。迂回。
写真の上にちょこっと写っている方も登って行きましたね。



↑は大倉山ベンチすぐの尾根。
日曜日に、ここの尾根を歩く計画があったんです。
でも私は友人と会う約束があったので参加できませんでしたけど。
みなさんの足跡がしっかり尾根入り口に残ってありました。
ああ、行きたかった…

で、ここの尾根計画とは別に、
もう一つ、私が行ってみたい尾根がありまして…



ここです。三角山と大倉山を結ぶ稜線の中間ぐらいにあります。
いつも通るたびに(ああ、行きたい、でも怖い、でも行きたい)と眺めていたんです。
そうしましたら、なんと、人が入っていくではありませんかっ。



見えますでしょか?青い服のかたが。三名のグループでした。
皆さん足元しっかり装備。
おお、私の尾根(←私物化してるわけではないんです、私が狙っていた尾根です)に、今まさに挑もうとしている。
大声で呼びかけてコースを聞きたかったんです。
でもちょっと距離がありすぎた…
後からついて行きたかったんですけどね、私長靴ですから、ここでは完璧埋まる。
行ってらっしゃ~い、頑張って下さ~いと後姿を見送りました。
もう午後になってましたが、行く人は行くんですね。
どこに下りたのか、戻ってくる予定だったのか。

なんか元気がいいので、分岐から三角山へ上ります。



雪解けが進んでおります。
体調がいまいちの時には、ここの急登はへろへろになって休み休みでしか上れませんが、昨日はわりと快調。



同じ位置から手稲山。
今年はあちらからこちらを見る予定です(笑)。

無事三角山山頂到着。



真ん中が奥三角山。あそこのてっぺんから歩いてきました。
この景色ももうすぐ見えなくなるでしょうね。



円山と藻岩山。
一緒に並んで見えるのもあと僅かかもしれません。



いつも持ち歩いてたポカリスエットもラストの1本です。
我が家は妙な頂き物が多いんですが、これは役に立ちました。
ダンボールに一箱でしたから。
箱の残りが少なくなるに連れて(これからは買わなくちゃ)と心配していたのですが、また一箱届きました、それも豪華に500mlに増量(笑)。
これは引き続き山へ行けということなのね。

で、体力もテンションも余っていたので、
オマケでこぶし平からの直登もしちゃおうとしたのですが…
下りで足が痛くなってきた…
例の左足太腿ではなく、左足甲の部分です…
あら、なんか痛いわ、まずいかも…
お世辞にも歩きやすい道ではなかったので、
無理な力と負担がかかってたのかも知れません…



直登はあっさり却下して帰宅。
湿布を貼っていますけど、う~ん、やっぱりまだ痛い。
昨日より良くはなっていますけどね。
コケてケガしなくても、こういうのもアリなんですね~。
まぁやっちゃったものは仕方が無い。大人しくしています。

三角山~大倉山~奥三角山

2008-03-18 21:23:23 | ご近所山
久しぶりに奥三角山に登ってきました。

哲学の道へ向かう途中、



キツツキの突付いた跡。
今まで意識してなかっただけなのか、
キツツキの跡ばかり目についてしまいます

コースはいつもと同じ、哲学の道~分岐~大倉山の稜線へと移動していきます。
歩き難い…足がね、流れるんですわ。
結構テンション低め、途中で戻ってこようかなんて考えて歩いてますと、



なんか発見。山の用語?何かの略?
意味の有る旗なんでしょうけど、私にはわかりません。

なんだか退屈だったので、
A あたし
C ちょっと
S すきやき
L L?Lってなんだ?LOVEか?  なんて、考えてみたりして。もう空腹?…
……正しいACSLの意味って何なんでしょう?

バカなこと考えながら歩いてますと、ちょいと傾斜が始まりましてね、
ずぼっと埋まった跡がいっぱい。



↑なんかこれ、まだましですけど、もぐらたたきの穴みたいに、
どこを歩けばいいのじゃってくらいぼっこぼこもありまして。
穴と穴の縁?に足を乗せて、これってロシアンルーレットだわと。
いつ私がずぼっとしてもおかしくない。なんか楽しくなってきましてね。

それに傾斜がきつくなるほど、足は流れなくて歩きやすいし。
かなり奥三角山の直登に期待感が増してきます。



哲学の道出口付近。ササが出ています。

大倉山の稜線歩きを堪能し、ベンチ到着。



雪解けが進んでおります。ここでちょっとだけ休憩をして、



あそこの先っぽ、奥三角山を目指します。
道の様子がわからないし、しばらく行ってない。
奥三角山を目指すときはいつも、
とりあえず下まで行ってから様子を見て決めることにしています。

ベンチからぐんぐん下がって行きますと、いつもの木が待ってます。

 

これって看板?標識かなんかが挟まったまま成長したんでしょうか?
それとも差し込んだままなのでしょうか。

ずるずる滑りながらも奥三角山の下までやってきました。
なんだか行けそう。
二人組みが下りてきたし、私の前には先行者の後姿が小さく見える。

やる気満々の直登開始です。
がっ…なんだかとっても上りやすい。今までで一番歩きやすいんですわ。
ケリを入れた足跡階段というか、
足場が意外としっかりしています。
と言いましても、足跡階段は通常の階段ではありませんから、
幅も高さも目茶目茶ですし、次の一歩がなんでこんなに離れてるんだいっ。
おまけに落とし穴のごとく足場がずぼっもありますし。

でもやっぱり楽しいんですよ、ここ。
腕力も必要ですし、木の枝に助けてもらったり、
自分でケリをいれてmy足場を作ったり。

一箇所、思いっきり足を振り上げなければ上れない場所がありまして、
確か前回はここで苦戦した記憶が。
雪が軟らかくて、崩れて崩れて踏み込めなくて、結局手を雪面に突き刺し這い上がったっけ(笑)。
今回は足場が固まってるから、突き刺さなくても上れたっ(笑)。

無事山頂到着。



ケルンがちょこっと顔を出し始めています。
私とすれ違いで先行者の方が下山、山頂私ONLYとなりました。
ちょいと早めの昼食を。



なんか前回の神社山&円山でも同じ事やってましたねぇ。

後から三人組みが上ってきましてね、
奥三角山は今日が初めてだそうでして。
『こんなにキツいとは思ってもいませんでした』と。
もっとキツい時期に来ればもっと楽しいのにね。まぁ好みの問題でしょうけど。

山頂を譲って下山。
さすがに数回ずっぽりと埋まりました(笑)。


ああ、今日は時間がありません。
奥三角山からのターンは明日にします…




寺口山~三角山~小なまこ山

2008-03-09 17:54:00 | 三角山
ぐはははは。
のっけから高笑いで始まります。

行ってきました、寺口山。ってかなりレアなお山だと思いますが、
三角山の横、シルバーロッジがあり、
シルバースロープと呼ばれたゲレンデがあった山です。
寺口山という名前は、札幌の古地名には載っていますが、現在でも通用するのかな。
西区の秘境?、あまり冬場に行く人はいないのでは…

昨夜Nさんからお誘いの電話があり、連れて行っていただきました。
場所は三角山の横、北1条宮の沢通り~発寒川間の横手にある丘というか山です。
山の上病院のさらに上、発寒川河畔公園のサイクリングロードを知っている方なら、
川の向こうの崖と言えば通じると思います。

住宅街の坂を上った行き止まりからスタートです。



キツネの足跡がいっぱい。
人の踏み跡はなし。
ここから尾根に出たら、直、崖ですっ。



ひやぁ~、怖いです。緊張します。
だって幅は狭いしモロ崖で真下が見えますからぁ。
手前から、福井・平和へ続く道路、発寒川、遊歩道(サイクリングロード)、住宅地です。
本日の歩きは常に尾根歩きでして、寺口山から三角山へと縦走いたします。
このスリリングな崖っぷち歩きの後は、後半戦まで穏やかな気持ちのいい歩きでした。



三角山をこの角度で見ることが出来るのはこの寺口山だけ??
なかなか感動しました。
左から円山、その下に小なまこ山大なまこ山、藻岩山、三角山、
一番右端が奥三角山になるのか、途中にある大きな尾根なのか。

ここで一番多く写真を撮ったのに、あの見事な眺めは納まりませんでした…
やっぱり実物、肉眼にはかないません。って下手くそなだけなんですけど。



街も霞んでいます。



左手は崖です。段差は10㍍弱ぐらい?雪庇がでで~んってのがたくさんありまして、
内心びびりまくりです。



写りが悪いですけど、ナナカマドの大木です。
山の中にもあるんですねぇ。街路樹だと思ってました。



ほんと、気持ちのいい歩きです。空は青いし雪は汚れていない。
紫外線だけは勘弁なんですけど、終始顔面直撃です。



三角山がど~んと近づいてきました。
いつも哲学の道から眺めていた向こうの山のカラマツ林の中にいるわけです。
なんか感激。
さらに、三角山を歩いている人の姿も確認出来まして、
(どうだ~、すごいとこ歩いているでしょう)と誇らしげな気分(笑)。
って、自力では歩けないんですけどね、私。嫌な性格じゃ。

三角山に近づくにつれ、どんどん高度が増してきまして、かなり息切れ状態に。
急だし、足元の雪は水分を含んでずぶっとなるし。

他の皆さんはカンジキですが、私は長靴で最後尾。
前を歩くNさんが雪に隠れた倒木ゾーンに引っかかり、
注意しているのに、私も倒木ゾーンの餌食に…

倒木の下とか脇とか隙間だらけで、まず片足がずぼっと埋まり、
引き抜こうと力を入れたら反対の足がずぼぼっ…
腕力で脱出しようとしたら、バランスが崩れ後にどすん、お尻がずぼぼっ…

(これって違った意味での三点確保だわ。)
もがけばもがくほど、おケツは雪にくい込み、両ヒジで体を支える体勢に。
なんか雪のバスタブに浸かっているような。見上げる空はとびきり青いし。
ここで抑えていた何かが弾けまして、
ひゃらひゃらかっかと一人で笑いまくり。



これが現場写真です。中央の木の横辺りで浸かってました。
でもちゃんと、笑いながらも自力で脱出しましたからぁ。
あ~楽しかった。



手稲山です。いい眺めでしょ。

なんか最後のほうは奥三角山の直登に匹敵するような登りでした。キツい。



大倉山へ向かう稜線の一番初めのピークを少し過ぎた付近に出ました。
↑はその抜けた直後、出口の写真です。急斜面で、もう私はぼろぼろです。

その後、大倉山には寄らずに回れ右(皆さん昨日は神社山登ってます。タフです。)、
三角山頂上へ。
エネルギーを補給して、採石場跡地から帰ります。



ほら、日当たりのいい場所ではもう春が始まっています。



私を連れて歩いてくださった皆さんです。
私一人では歩けない道でした。ありがとうございます。感謝です。

この皆さんはほんとタフでして(笑)、そのまま帰るのかと思いきや、
なんだかお家からどんどん逆の離れた方向へ…
(これは、どこへ行くんじゃ?まさか円山へ登るとか??)

着いたところは小なまこ山(笑)。
あっさり下界に戻らない(笑)。



雪に埋もれた親子の像。
なんだか子供が『うひゃ~』としているように見えません?
雪がなければ微笑ましい親子像なんですけどね。

小なまこ山で本日は終了、あ~楽しかった。
これでおデブ道一直線は回避できたかも(笑)。
でも今日は日焼け一直線でしたっ。渾身のパックをしなければです(笑)。



クマゲラとエゾリス

2008-03-01 17:50:50 | 三角山
きっとね、今日のサブタイトルをつけるとしたら、
『私としたことがっ』とか、『♪私馬鹿よね~』だなと。

全て昨日の出来事なんですが…
以前に書いたシルバーロッジ。三角山の近くで見たことが無いなんて書きましたが…
あれ?あれは?ありゃ~?



ちゃんと見えてるじゃありませんかっ。
山腹に黒い山小屋、シルバーロッジ。
いったい私どこを見ていたのでしょう。
北1条宮の沢通り。
このちょいと先を左に折れると三角山への登山口です。
いつも歩いてここを通っていたのに…
ああ。


さて、クマゲラをご存知でしょうか。
クマゲラは北海道に生息する森林性の鳥類です。
国の天然記念物に指定されており、
日本版レッドデータブック(環境庁・1991)に危急種として掲載されており、
絶滅のおそれが指摘されています
体長約50㌢、日本で一番大きなキツツキです。

このクマゲラ、一度見たことがあります。
発寒川左股のずうっと奥で。
あの時は詳しい方も一緒だったので、私の思い込みではありません(笑)。

で、三角山にもこのクマゲラがいるんですねぇ。



おおっ、カラスではありません。



ほら、頭、赤いでしょ??
私が撮影したのではありません。←誰も思わないか…
船長さんが雪の中をずぼっずぼっとしながら撮影に成功し、
その写真をいただきました。


昨日は三角山の入り口から小鳥がいっぱいで、
それに私を見ても露骨に逃げようとしない。
密かに今日はチャンスかもって思っていたんです。
そしたら…
ちょいと離れた木に一羽の黒い鳥がっ。
カラスよりも小柄に見える。
でも遠くて頭の赤を確認出来ない…

息を殺し、殺気を消したつもりで、じ~っと動かずに見てたんです。
黒い鳥は逃げる様子がない。
そ~っとそ~っと前進、これはクマゲラに違いない、
動悸をおさえて鼻息もおさえてしばらくの間、見てたんです。
そしたら、一声、『カ~ァっ』。
ああ。


エゾリスはご存知ですよね?
あの可愛らしいい、会いたくてたまらないリスです。
私4年前から三角山に行ってまして、
行ったと言っても年に1,2回なんですけど、
その時は必ずエゾリスに会っていた。

ところが頻繁に行くようになった去年はたったの2回。
旭山で1回。今年はゼロ。
きっと全身殺気だっているのか、呼吸が荒すぎるのか…



ひぇ~、可愛いっ。可愛い、めんこい以外の言葉が浮かばないんですけど。



手がひゃっこいのでしょうか…ひゃっこい、しゃっこい→冷たいの意味ですね。
この寒い中、頑張ってるんだ。
今日から3月だよ、もう少しで春だよ。

上の2枚の写真も船長さんです。
ありがとうございます。感謝です。
私は写真を撮る以前に、エゾリスくんに会うことが出来ずにいます。

そしたらなんですよ…
登山口に戻ってきて、お道具をしまっていたら、ごんごん?ごとごと?
頭上で木がぶつかるような音がするんです。
見ても姿はない。
エゾリスって、過去の経験からいうと、結構大胆な音で登場いたします。

やった、やっぱり今日の私はついてるわと。
でもこんな道路の近くまで下りてくるのかと疑問も。
そ~っとそ~っと音のするほうに移動。
でもその音は頭上ではなく道路の向かい側の木のようで…

(大胆不敵なリスくんだわ)と、向かい側へ移動したら、
どうも緑花会の建物の庭から音がしているような…
(こんなとこまでリスが来ちゃいけないわ)なんて心配してたら…
その音は、
建物の屋根から落ちている雪解けの水がタンクに当たる音でした…
ああ。


かなり自虐的な笑いを浮かべ、帰路に着いたのでした…