午後から某所(ジム)に行っていたのですが、
なんと愛用ウォークマンのバッテリーを充電しておくのを忘れ、
耳にセットしてスタートしたら即切れた。
これはショックだ、痛すぎる。
着替えのパンツを忘れたのと同じくらいのダメージでした。
今日は29日、9のつく日は17ページシリーズの日としています。
では、いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならない雑文です。
優しい子よ/大崎善生
難病を患い、少年と同様に、生活の大半を病院のベッドの上で過ごさざるを得なかっ
「聖の青春」を読んでみたいと前々から図書館で探していて見つけられず、
そうよね、あれって小説のジャンルでないのを知らず、小説の棚を探しても、いつもない訳だ。
しっかりと「分類」をチェックせずに著者の名前だけでぶつかってもだめなんだと、
何度同じ過ちを繰り返すと学ぶんだろう。
そのかわりといっては何ですが、この本を読む機会を得れたのは良しでしょか。
小説というよりノンフィクションに近い私小説。
死と生の話でした。
大崎さんの妻の女流棋士高橋和さんに届いた一通のメールからはじまった、
難病の少年との3ヶ月の交流。
「いつかそのことをわが子に伝えよう。死の間際に追い込まれながら、
お母さんの足を真っ先に心配してくれた十歳の少年がいたんだ。
凄いだろう。勇気って、優しさってそういうものなんだ。━『誕生』より抜粋」
年端も行かぬ子供が病に犯され死ぬ話はつらい。
つらいけれど、書き手はもっとつらいだろうけれど、
それでも伝えたい残したいことがある。
「聖の青春」「将棋の子」読んでみよう。
もうひとつのワンダー/R.J.パラシオ
「ジャックたら、ひどい。あんまりじゃないの」
さて、どう書けばいいのやら。
前作「ワンダー」は大好きで、そのスピンオフ(派生作品)、続編ではないもうひとつのワンダーを読んだのですが、
私って冷たいのか? 心汚いのか? なんて考えてしまうほど、
ジュリアンの話の評判の良さに対し、なんというか興醒めというか、
そこまで話を感動路線に持ってこなくてもいいんじゃないかと、
ついつい作者の意図を勘繰ってしまって、だめだったなぁ。
おばあちゃんの今まで隠されていた昔の出来事、そこに「ガス室」がでてくるのは範囲内でも、
墓石に彫られた子供の名前━ジュリアン・オーガスト・ボミエ━は狙いすぎじゃないかと。
心汚いか、私は。
著者は「ジュリアンのことはきちんと書きたい」と語っていましたが、
ジュリアンもそうだけど、ジュリアンの両親のひどさとジュリアンの父の母となるこのおばあちゃんの話がちぐはぐで、
そこらへんは国というか文化圏の違いなのかなぁ。
ジュリアンだけでなく両親のこともきちんと書いて欲しかった。
人を育てる、一番最初に出会う人格形成の小社会は家庭だと思うのですが。
「ジュリアン」「クリストファー」「シャーロット」の3話構成。
「ジュリアン」の話に期待しすぎたのが逆効果だったか。
他の2話は普通(いい意味で)です。
と書いてきましたが、前作「ワンダー」は大好きなのはかわりません。
くらべる値段/おかべたかし・文 山出高士・写真
でました、おふたりのシリーズ(笑)。好きなんです、このシリーズは(笑)。
今回は値段の比較、安いと高いは何が違うのか。
いえね、今回のこの「安い」のラインが私には上すぎて、ちょっと(笑)。
一人前3600円のうな重と一人前4200円のうな重。
3600円でも十分高いと思うのは私だけ?
全ての店がということでもないでしょうけれど、
取材したうな重のお店のランク分けはうなぎの質ではなく量に起因しているそうです。
でもそうか、くらべる低いほうの値段をあまりにも低くしてしまうと、
ピンきりというか、その差が激しく開きすぎるのは明らかで、
そうなるとやはり低すぎる設定はできないか。
一応100円の巻き簾や98円の椎茸も登場していますが。
納得する比較あり、ため息がでる比較あり。
あまり私向けではなかったかな、というより縁がない品目が多かった。
6600円の烏骨鶏の卵を使用したカステラが黄金色でおいしそうだ(笑)。
普通の値段のでいいから無性に食べたくなってしまったわ。あのザラメ。う~、食べたい。
次の作品に期待。
CG STEREOGURAM 3
毎日やってます、ステレオグラム。立体視。
この本のほかにあと2冊手元にあり、日に数度、訓練といえばいいのか練習というのか、
驚きの世界にはまっています。
時間が遅いので詳細は後日。
ワンピース 巻八十七 「甘くない」/尾田栄一郎
おれァもう任務を果たした!! これ以上は約束が違う!!
プリンのすっごい感情の裏返しとシフォン姉さんの男気にウケた八十七巻でした。
やはり今回もロビンやゾロチームは出てこなかった。
話が長すぎて、前の部分をかなり忘れてしまっている。
読み返そうと思いつつ思いつつ、どんどんたまってゆく運命なのね。
ほかに2冊「おろしや国酔夢譚/井上靖」「大黒屋光太夫(上)/吉村昭」を読み終えているのですが、
「大黒屋光太夫」の下巻が途中なので、読み終えたら3冊一緒にまとめて。
以上、221回目でした。