毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 100

2014-09-19 23:57:57 | 

 

ああ、なんと100回目を迎えてしまいました。

ひたすらだらだらと続けてきただけなのですが、100回にもなってしまいました。

なのに。

記念すべき?日なのに、私、疲れてもう倒れそうなんです。

走りすぎ。

ビール鯨飲してよろけています。

それに今回もあまり読んでいません。

読んでも読んでも終わらない魔法のような本が2冊。

ああ、しんどかったです。

 

なにか100回記念にスペシャルなことをとか、総まとめみたいな企画をもってくればいいのですが、

なにもありません。

そのうち「記憶に残っている本、印象深い本、面白かった本」みたいな集まりをやりたいなとは思っていますが、

これも計画倒れになってしまうのか。

 

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 反逆/遠藤周作

の大勢力の幕下に入って本領を安堵され、出世していくのが当時は一番、手がたい方法だったか

 

 

 

 国盗り物語 前編 斉藤道三/司馬遼太郎

(真実の悪人とは、九天に在す諸仏諸菩薩のごとく荘厳き

 

 

 

 

今回はこの2冊だけ、それもともに歴史小説、ともに分厚い。

いやぁ、長くて長くてまいってしまいました。

意外にも、遠藤周作氏は昔結構(でもないか)読んでいたんです。

遠藤周作というよりは狐狸庵先生の本、あれは私が田舎の中学生だったとき、

地域の図書室に置いてある本を、どういうきっかけだったのか、どういうわけか読んでいた。

長い長いブランクのあとに今回読んでみたのですが、読んでも読んでも終わらないこの長さ。

なんと685ページ。

大河ドラマの「黒田官兵衛」、本能寺の変の後数回だけ見たのですが、

その中にでてきた荒木村重がやけに気になり読んでみたのですが。

う~ん、わからない。

そうなった流れは読んで理解はできたけど。

 

 

期待しすぎた私がいけなかったのか、国盗り物語 前編 斉藤道三も、どうもダメでした。

もっとわくわくする(というのも変ですが)、そんな夢中になれるような進みかたを望んでいたのですが、

どうも話がうますぎるのではという思いが常にちらちら浮かんでね、

斉藤道三は嫌いではないのですが、

この本の中のキャラが、そうか、そこか、キャラがあわなかったのかもしれない。

後編の織田信長を今読み始めているのですが、こちらはまずまず出だし順調。

そうか、あー、確かに好みのキャラって本の印象を左右するわ。

この2冊を読みながら、「北沢秋の合戦屋シリーズ再読したいな」って思っていたもの。

ああそうか、私はネオ時代小説と呼ばれるもののほうが好きなのかもしれない。

織田信長は嫌いじゃないので、後編を楽しみにしていいのかな。

次回、やっぱりダメでしたなんて書いていたりして。

 

 100回目なのにたいしたこと書いていません。

まぁね、気張っても書けないものは書けない。

もうアタマほとんどまわっていません。シナプス活動中止しているか。

というわけで、今回はここでぷっつり終了いたします。


17ページ 6行目 99

2014-09-09 23:58:58 | 

 

99回目ですって、99回よ。

いやぁ、よく続けたわ。これから先どうしよう。

どうしようかと考えつつ、今日の分はこなさなければ。

 

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

6行目をアタマから書き写しているだけなので、意味がまるっきり通じなかったり、途中で切れていたり。

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

今回も全然読んでいません。

 

 

 

 

 

 イギリス人の患者/M・オンダーチェ

ている。稲妻も遠慮なく部屋に入ってきて、覆われたピアノと絨毯を何度も何度も照らしだす。

 

 

 

 偉大なる敗北者たち/ヴォルフ・シュナイダー

いたのと同様)はじめは国立銀行総裁、のちに工業相をつとめた。銀行総裁に就任した彼は、

 

 

 

 ねこねこ日本史/そにしけんじ

大丈夫ニャ!

 

 

 Tarzan No.645 関節をサビつかせるな!

 

 

 

さてと。

ある日突然、映画「イングリッシュ ペイシェント」って観たけどんなんだったかなぁと考えてしまいまして。

どうしてイングリッシュ ペイシェントなんて言葉を思い出したのかも不明なのですが、

その映画の内容っていうのもほとんど覚えていません。

砂漠、不倫、救助を求めるのに怪我を負った女の人を洞窟に残して、

そのあとどうなったんだったっけ???

というわけで、映画のもととなった小説「イギリス人の患者」を読んでみたのですが。

難解でした。映画の印象(ほとんど覚えていないけれど)とは全然別物でした。

第二次世界大戦末期。

トスカーナの山腹に立つサン・ジロラーモの屋敷で4人の男女が出会う。

若いカナダ人看護婦のハナ。

ハナの父親の友達で泥棒のカラバッジョ。

インド人でシーク教徒のキップは爆弾処理を専門にする工兵。

そして、全身にひどいやけどを負い顔の見分けもつかず、

本当にイギリス人なのかも疑わしい寝たきりのイギリス人患者。

この4人が抱えているそれぞれの物語が複雑に交差してゆく。

読み終えてからわかったのですが、話がいろいろなところに散らばっているのよね。

一度読んだだけではしっくりピースが所定の位置にカチっとこないかも。

図書館本で読んだけど、古本屋で探してしまいそう。もう一度読み直したい本です。

 

 

図書館遠征で見つけたのが「偉大なる敗北者たち」で、

「メアリー・スチュアートからゲバラまで」という言葉に反応し借りてきてしまった。

一時イギリス歴史ものを何冊も何冊も読みましたが、

そのきっかけとなったのが、「図説最悪の仕事の歴史」の中の死刑執行人で、

メアリー・スチュアートの処刑の話が書いてあり、これが衝撃的だった。

メアリー・スチュアートはイギリス人ではなくスコットランドの女王なんですけどね、

その生涯はすさまじく、エリザベス1世により斬首されることとなる。

メアリー・スチュアートは、生まれてたったの1週間でスコットランドの王位を継承し女王となります。

ゆりかごの中の女王。

半年後にヘンリー8世の息子、次期イギリス王位継承者のエドワード王子6歳と結婚の約束、

1歳で婚姻契約破棄、5歳でフランスへ移住、

フランス皇位継承者と婚約、15歳で結婚。

1年後王子はフランソワ2世として即位、フランス女王になるものの、夫フランソワ2世は16歳で死去、

メアリは17歳で未亡人となってしまう。

ここまででもすごい経歴でしょ。

でもこれって自ら招いたわけではなく、王位が向こうからやってきた。

父、義父、夫、だれかが死なずに長生きしていれば…。

17歳未亡人となったメアリはスコットランド女王として母国に戻るのですが。

このあとの人生で彼女のとった行動がすごい。

もう少し考えろというか、男を選べというか…。

スコットランド女王として国を治めるものの、公よりも私、切り離しができない。

結局国民に見捨てられ、イギリスに亡命し、さらに悪あがきをして、処刑されてしまう。

美女&幽閉&斬首→悲劇の女王というイメージが大きいけれど、

いやぁ、ちやほやされすぎたんでしょかね…。

ちなみに、そのメアリー・スチュアートのデスマスクが残っています。

 

 

 

享年44歳。これが本物だとすれば、確かにかなり美しい女王だったのでは。

 

 

 

メアリー・スチュアートやリチャード3世と同様、

数多い歴史上の人物の中で気になる、もっと知りたくなる人物が何人かいます。

その一人が荒木村重で、遠藤周作が書いた小説「反逆」を読んでいる最中なのですが、

これが長い、長い、長い。

いかに引くかではなく足して足して足してこれでもかというほど盛りだくさんな内容。

に対して、引くだけ引いて4コマに仕上げてしまったにが「ねこねこ日本史」!

いやぁ、わかりやすい!

書店で見かけてついつい勢いで買ってしまったのですが、これ売れているみたいですね(笑)。

長い文章でいじくる前に、まずは骨組みをインパクト重視で覚え、そのあとに肉付けってのも手かも。

 

 

Tarzan 、こういう類の本は好きなので(笑)。

だけどいつものようにこれといったこともなく読み終わってしまうのよね。

ちなみに図書館本なのですが、カウンターで受け取るたび激しく恥ずかしい(笑)。

 

 

スーパームーンは出ているのかな?

以上99回目となった17ページの6行目でした。


17ページ 6行目 98

2014-08-29 22:40:40 | 

 

少しだけ読む気力が戻ってきてるかな。

といいつつ、今回も少なめな冊数となっています。

今日はさくさくと進めるぞ。

 

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

なにも書いていないのは空行だったり目次だったり。

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 「上から目線」の構造/榎本博明

 

 

 

 

 蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか 日本人の暮らしと身近な植物/稲垣栄洋

 そもそも正月は田の神さまである歳神さまを迎える行事である。田の神さまは、秋の稲

 

 

 

 

 戦国三姉妹 茶々・初・江の数奇な生涯/小和田哲男

しかし、内政面で手腕を発揮した久松ではあったが、外交関係では弱腰外交だった。南近江、

 

 

 

 

 理系の子 高校生科学オリンピックの青春/ジュディ・ダットン

「アメリカ大学体育協会(NCAA)の選手権大会で優勝したら、ホワイトハウスに招待される。

 

 

 

 

 Tarzan No.648 その体脂肪は、筋肉で炎となる!つけろ筋肉燃やせ体脂肪

 

 

 

 

 Tarzan No.649 目指せ腹割 男と女の175腹凹プログラム

 

 

 

まずはTarzan2冊。

こういうの好きなので…(笑)。だけど、これといって目新しいことはなし。

復習・確認みたいな感じかな。

図書館のカウンターでこの本受け取るとき、いやぁ、恥ずかしかったです、はい。

 

 

「上から目線」の構造は、前々から気になっていることがあって、

なにか答えになるようなことが書いてあるのではと読んでみました。

いません?「上から目線」の立ち位置に陣取る人って。

横柄な態度や、なぜか威張り散らしてみたり、自慢話を始めたり。とにかく上に位置づけたがる。

なんでだろな~、よっぽど自分に自信がないのかな~なんて、そんな人たちをみていたのですが。

わかったような、わからないような。

逆効果だと思うんですけどね、それに気付いてないからやっちゃうんでしょうけれど。

常になにかプレッシャーを抱えているのでしょかね。う~ん。

 

 

蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか 。これってモンシロチョウの親心なんですって。

ザゼンソウは発熱して雪を溶かし、花粉を運んでくれるハエを呼び寄せるため、

くさったような肉の悪臭をただよわせる(興味津々だな、どんな臭いなんだろ)とか、

歴史関係の本も読んでいることもあり、門松の話も面白かった。

頭を切り落としたタケ(武田)をマツ(松平)で包囲なんて考えたこともありませんでした。

武田家ゆかりの地方では現在でも門松にマツを使わない家もあるらしい。へぇぇ。

すべての話が面白かったわけではないけれど、稲垣さんの本、今度はムシの話を読んでみよう。

 

 

何気なく手に取り借りてきてしまった「戦国三姉妹」の本。

茶々(淀君)はその後の歴史で悪女にされてしまったのではという立場で書いてあります。

なんだかリチャード3世を思い起こしてしまった。

 

 

私自身は全然理系ではないのですが、

「ノンフィクションはこれを読め!」で一位だった理系の子を読んでみました。

どうします?自分の子供が異常に電気に興味を持ってしまったり、爆弾をつくってしまったら。

それぞれの子供たちの背景というか、背後にあるドラマが面白い。

危ないからダメ、禁止するのではなく、道を間違わないよう、正しい方向に親や周りが導いてゆき、

14歳にして核融合炉をつくってしまう。

大人の役割、親の役割があり、そこで子供がぐんぐん伸びてゆく。

私はデュポン社に挑戦した少女の話が印象に残っているな。これもやっぱり見守る家族に頭が下がります。

きわどい立場にいるにも関わらず、子供の研究を後押しする。

結構親の立場で読んでしまったな。

 

 

そろそろ娘が到着しそうなので、なんだか落ち着かないまま終了します。

以上、17ページ6行目98でした。


17ページ 6行目 97

2014-08-19 23:55:55 | 

 

だめだな、先月末から全然本が進みません。

買う気借りる気は衰えないのに、読む気だけが衰える一方で。

一回休みにしようかとも考えたのですが、

とりあえず載せるというだけでもやったほうがいいかなと。

いつものように、17ページの6行目をアタマから書き写しています。

 

 

 

 ノンフィクションはこれを読め!/成毛眞

成毛 ノンフィクションをたくさん読んでいる人

 

 

 

 コリーニ事件/フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一訳

「はい」

 

 

 

 暮らしのイギリス史 王侯から庶民まで/ルーシー・ワースリー

 男性用の化粧室(ドレッシング・ルーム)は富裕な人々が午睡を楽しみ、他の男友達と喫煙をともにして談笑する

 

 

 

 

この10日間はこの3冊だけしか読んでいません。

それも、しっかり読んだのはコリーニ事件のみ。

 

「中学生はこれを読め!」ってくすみ書房でやっていましたが、

こちらは「ノンフィクションはこれを読め!」

ついつい私の中でノンフィクションといえば、遭難、漂流、飢えと凍えとなるのですが、

この本をめくってみると、ノンフィクションってこんなに多岐に渡る分野なんだと驚いてしまいました。

前に取り上げた「股間若衆」、これも載っていて、なんとそうか、あの本はノンフィクションになるんですね。

もうこういう類の本を読むと、取り上げている本が読みたくなっちゃってね、

さっそく数冊借りてきたのと、ブックオフで半額だったのを買ってきてしまった・・・。

借りる(買う)意欲だけは衰えないのはバランス悪いなぁ。

で、今は「理系の子」を読んでいる最中。

面白いんだけれど、これもなかなか進まなくてね、もう何日かかっているのか。

 

 

 

シーラッハさん3冊目は初めての長編「コリーニ事件」

長編といっても短いし、文字は大き目、行間もゆとりがたっぷりあります。

シーラッハさんって言葉や表現をとにかく削っているのよね。

行間を読めじゃないけれど、もうキングと正反対。

シーラッハさんの1ページはキングだと5ページぐらい引きのばせそう。

短いけれど、内容は重い話です。

殺人事件の国選弁護人となった新米弁護士。

被害者は親友の祖父。

殺害動機を話そうとしない加害者コリーニ。

コリーニを凶行に駆り立てたものを調べてゆくうちに、祖父の「過去」を掘り起こすことに。

そこから驚くべき「法律の落とし穴」が明らかになってゆく。

 

 

 

原題は『壁が口をきけたなら──家をめぐる詳細な歴史』だということを後から知ったのですが、

『暮らしのイギリス史──王侯から庶民まで』という邦題から受けるイメージとズレがありました。

原題のほうがぴったり。覗き見的な広く浅く軽く、そんな本でした。

以前、別のイギリス関連本で数度読んだことがあるのですが、

今でいうと美脚=女性の脚をさしますが、昔、中世では美脚とは男性の脚の褒め言葉だったって知ってます?

用語はわからないのですが、あのちょうちんブルマーのようなパンツにタイツ姿の男性の絵は、

だれでも目にしたことがあるかと。

ヘンリー8世はもう誇らしげにふくらはぎを自慢していたとか。

私もヘンリー8世の肖像画の見事に隆起した高い位置のふくらはぎには驚いたのですが、

実は詰め物をいれていたという話も読んだことがあります。

そうだ、入浴する習慣に関してもやはり同じようなことを書いてありました。

ペストの流行などもあり、悪い病気は皮膚から体内に入ってくると考えられていて、

極力入浴はもちろん、洗顔も手洗いも避けていた時期があったと。

いやぁ、臭さ炸裂だろな。でもそれが当たり前でそれが常識で普通ならそんなもんなんでしょね。

どんなに臭いカラダでも子どもはちゃんと生まれてきてるんだから、

でも、やだな、自分の臭さもいやだけど、相手が臭いのも堪らんわ。

 

 

 

以上、短いですが、17ページ6行目97でした。


本の顔・本の表紙

2014-08-11 23:58:58 | 

 

ふと、浅田さんの本の背表紙と目がばっちりあってしまった。

いえ、本に目はついていないですけれど。

数えてみたことありませんが、私が持っている単行本は浅田次郎氏が一番多いのではないか・・・?

浅田さんは初期の頃の本が好きで、図書館本ではなく買って読んでいた。

直木賞受賞以来買わなくなって(熱心な読者でもなくなって)しまったけど。

浅田さんの本の表紙はどうなっているんだろう。

素朴な疑問。

本の表紙を調べてみました。    本の表紙過去記事は こちらです。

時間が遅いので、今日は驚いた本を。

 

 

 

 

悪漢小説!!

 

 

 

こんな本出しているんですね(笑)。

カバーを外し、表紙を見てみると。

 

 

 

こんなんなってました。

この紙質、手触りがザラザラっとした凹凸になっていて、

刑務所とかの牢の壁、あるいはコンクリート路面を連想してしまいました。

で、この本の「著者近影」の写真がもっとすごい。

 

 

 

とてもとても今の浅田さんからは想像できない著者近影か(笑)。

でも私としては結構こっちのほうが好きかも。

 

 

 

もう一冊。こちらは表紙ではないのですが。

 

 

 

 

文庫なんですけど、

 

 

 

なんと幻冬舎アウトロー文庫。

アウトローよ、アウトロー、幻冬舎アウトロー文庫を検索してみたら、「人妻夜のPTA」とか、

「エム女の手帖」とか、いやぁ、出てくる出てくる、こういう世界もあるんだ。

 

 

で、そうなるとさきほどの「とられてたまるか!」はどこから出版してるんだと見てみたら、

 

 

 

学研!学習研究社ですね。

いやぁ、イメージないというか、学研といえば、

「♪ まだかなまだかな~ 学研のおばちゃんまだかな~」の科学と学習しか浮かばない。

別の意味での学習本でしょか。

ちなみにこの本、アマゾンで結構高値で売りに出されているのにも驚き。

 

今日はここまでで終了。早寝します。もう遅いけど。


17ページ 6行目 96

2014-08-09 23:27:27 | 

 

 ついに96回目。

数えたことないけれど、いったい1回目から今までに何冊取り上げてきたのやら。

手当たり次第、その時その時に興味をもったさまざまな本を 読んできました。

今回は今までで一番読む意欲なしの回だと思います。

全然ページが進まなかったし、読んでもアタマに入らないし、すぐ飽きて投げ出してしまう。

暑さのせいなのか、本のせいなのか。

面白くて面白くて先が読みたくって、ご飯の仕度もジム通いも寝る間も惜しんでも先を知りたい本、

あぁ、最近そんな本に出合ってない。

 

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

 

 

 

 

 

 わかっちゃう図解 サムライ/サムライ研究会

 基本的には領民と同じ罰を受けましたが、磔・獄門といった残忍

 

 

 

 

 ダメをみがく 女子の呪いを解く方法/津村記久子 深澤真紀

その人がついに私にも仕事を回してきて、あがってきた校正紙をつなぎ合わせるみたいな仕事やった

 

 

 

 

 幕末明治の肖像写真/石黒敬章

 

 

 

 

 本の顔 本をつくるとこに装丁家が考えること/坂川栄治+坂川事務所

のはなかなか奥が深いのです。

 

 

 

 わかっちゃう図解を読んでもよくわからないサムライの役職、待遇。

一番よくわかったのが、切腹・無念腹・扇子腹。

利休の切腹で腸の話があるんだけど(あまりにもアレなので詳しくは書きません)、

これって無念腹にも通じるのかなと関連付けて読んでしまいました。

この本とは関係ありませんが、大河ドラマでも登場している織田信孝。

織田信長の三男ですが、享年26歳で 切腹。これも無念腹をしたという話です。

(やはりあまりにもアレなので詳しくは書きません)

彼の辞世の句が凄まじい。

 

 昔より主を討つ身の野間なれば報いを待てや羽柴筑前

 

あぁ今の世に生まれてよかったよかった。

 

 

津村さんはわりと好きというか、どこまでもフラット、独特な人だなと思っているんです。

あー、目立って輝くタイプじゃなくて、砂浜の中の貝殻というか角がなくなったガラスの欠片というか、

いくらでも見落としそうで、でも見つけたらなんだか嬉しくなるような。

前にも書きましたが、普通に地下鉄で隣に座っていそうな人、そんな感じ。

今回読んで、壮絶なパワハラを受けていて、さらに母親との関係もとてもよくないそうな。

意外でした。

「十二月の窓辺」、持っているのにまだ読んでいなかった。これは読まなくては。

タイトルや装丁に反し、中はとっても真面目な本でしたが、途中で挫折。

 

 

幕末の写真集3冊目。これが一番登場人物が多い。

驚いたのが、

 

 

 

 

有栖川宮威仁親王。その美形に驚いた。

 

 

 

 

誰かに似てると思ったら、目もとが山ピーに似てるかも。

 

 

それと、読んだ幕末写真集に必ず登場していた、

 

 

徳川昭武 水戸藩最後の藩主です。

なんとも賢そうな顔立ちにこの歳にしてこの貫禄というかオーラを放っている。

そう、女の人の写真は少ないのですが、どの本をみても着物の着方がずるっとしてるのね。

今の時代と全然違う。だらしなく見えるほどずるっとしている。

そっちの写真集もあればみてみたい。

 

 

本の顔に関しては前に一度書いてます。 

本の表紙 

今回はこの本が一番面白かったし、上位のランキングになるだろうな。

今後は本をみる角度がちょっと変わってきそう。いい本でした。

 

以上、読んだ活字はとても少ない、96回目でした。


本の表紙

2014-08-05 23:50:50 | 

 

目からウロコがぽろっぽろ。

本は好きなのに、こんなにも本について無知だったとは。

 

 

 

本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること/坂川栄治+坂川事務所

 

 

 

 

この本は面白かった。目からウロコが何枚落ちてきたことか。

まず、この「装丁」ということにかなりいい加減な知識でしたし、

本の表紙=本のカバーだと思っていました。唖然。

 

 

 

 

オビや小口、花布は知っていても、表紙がそこに隠れていたなんて、いやぁ、参った参った。

 

 

 

私は漠然とこれが本の顔、表紙だと思っていたわけです。

これは表紙ではなくカバーなんですね。カバーのイラストっていえばいいんでしょか。

 

 

 

カバーと(ソデと)オビ。

 

そして、

 

ここが本当の本の表紙になるわけです。そうだったんだ…。

いやぁ、いままでこの部分は単に「本の部分」としか思っていなかった。本体というかなんというか…。

 

 

 

見返しと扉。

 

 

いままでこのカバーの中に隠れている表紙っていうものをあまりにも意識せずに通り過ぎてきていたかも。

そもそも図書館から借りてくる本は表紙が見られないようにになっているし。

 

 

 

たまたま手近にあった図書館本を写してみたのですが、

このようにカバーがテープでしっかり貼られていて、「表紙」はテープをはがさない限り見ることはできません。

オビは切り貼りしてある。

 

 

ちょっと話が飛びますが、買う予定はなかったのに、

書店でなんとなくカバーに惹かれて買ってしまったってことありません?

逆に買う気が失せるデザインの本も。こういう場合は好みじゃないカバーってのが多いかと。

ちなみに上の本は図書館で取り寄せて貰い、カウンターで受け取りはじめて見て驚きってやつでした。

 

 

 

 

右が採用案、左が不採用案。

見比べてみると、確かに採用案が一番しっくりなじむかも。

 

 

 装丁次第で売り上げ部数もかわってくるに違いないかと。

 

 

さて、いままでまるっきり意識していなかった本の表紙、これをチェックしてみました。

…。意外と面白くない。シンプルに無地ってのが多い。

いくつか目立った表紙の本を集めてみました。

 

 

 

シンプル。

 

 

 

有川さんのこれはなかなか楽しそうな表紙で、ちょっとカバー外して見て得した気分になりました(笑)。

 

 

 

 

キング。キングの本の装画といえば藤田新策さん。

 

 

 

何冊かキングの本の表紙を調べてみたけれど、シンプル路線がほとんどでした。

 

 

一応古い本も手にしてみる。

 

 

 

カバーを外したら、鮮やかな青い布が出てきた。新鮮な驚き。

 

 

 

 

カバーも表紙も同じ。

 

 

 

色違い。

 

いやぁ、こういう世界が隠れていたんだ。

家じゅうの本のカバーを外して眺めてみたい。

 

 

ちょっと胸がきゅっとなったのが、

 

 

 

小川洋子さんのこの本。

カバーを外し、あらわれた表紙には、なんと…。

 

 

チェスの盤。小説の主題となるチェスボードが刻まれていました。

 

 

となると、博士には数字か公式?それとも江夏のカード?

 

 

背の部分にルートくんでした。

 

 

 

 

わはははは。

 

 

次から次とカバーを外し表紙を確認してゆくうちに、ふと思いついたことが。

幸田さん(幸田文)の本は、きっと格調高い装丁になっているのでは。

奥から取り出してきました。

 

 

 

まずはこのカバーなのですが、色が色なので目立っていませんが、

 

 

 

じっくり見ると模様が入っています。

 

 

 

 

ほら、木肌、樹皮のようになっている。

カバーを外すと、

 

 

 

年輪をおもわせるような柄の布の表紙でした。

 

 

同じく幸田さんの娘さんの青木玉さんも格調高そうな予感。

 

 

格調も高いですが予算も高かったんでしょね、価格ももちろん高めになっています。

 

 

 

 

 

合戦屋三部作。

あぁ、つらくてせつなくて結末が怖くていまだに翔る合戦屋読めずにいます。

 

 

 

なんと三冊とも同じ表紙でした。これも予算の関係?それとも三部作だから?

 

 

 

ソフトカバー(並製本)はこういうつくりになっているんですね。

 

 

まだまだカバーを外すと面白い本が見つかりそう。

とりあえず今日はここまで。


17ページ 6行目 95

2014-07-29 23:58:58 | 

 

今日は用事があって大通り・札幌駅と、街の中心部に朝から出かけていたのですが、

建物を出たら、なにこの暑さ。う~ん、暑さより陽射しがギラギラ痛かった。

その用事の合間合間に本屋さん巡りで新刊古本合わせて5冊購入。あぁ満足。

先月から、だいぶ前に予約を入れ順番待ちだった図書館の本が次から次とまわってきていて、

さらに自分で読みたくて借りてくる本もあり、結構本に追われています。

なのにまた買ってしまって、いやぁ、本棚欲しい病が再発しそう。

涼しくなったら一度本格的に処分する本しない本に仕分けしなければ…。

 

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

とりあえず100回まではこの決まりでやっていこうかと。

今回も飛ばし読みが多かったな…。

 

 

 

 

 

 

 生存者ゼロ/安生正

 つい先ほど由美子の静脈から採血した血液、この中に、富樫からすべてを奪い去ろ

 

 

 

 ようこそ、わが家へ/池井戸潤

同じことをもう一度繰り返すと、鼻歌を歌い始めた。

 

 

 

 随筆集 一日/西村賢太

った加害者”の文学と古くから見透かしたような評をなされ続けてきた私小説家

 

 

 

 司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅2 徳川家康~新選組/司馬遼太郎

る人物は少ない。家康を後年天下人にさせたのは、この「待てる」という才能も大いにあず

 

 

 

 司馬遼太郎の日本史探訪/司馬遼太郎

があわててバタバタと飛んで逃げる、それで結構いいんだと、ちょうどそんなぐあいです。

 

 

 

 

 レンズが撮らえた幕末の日本/岩下哲典 塚越俊志

 

 

 

 奇界遺産/佐藤健寿

 

 

 

 

 人類の準備が整わないうちに昆虫たちは準備を終え、その事実を人々は知らない。

第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作の「生存者ゼロ」、

どうでしょね、私はムシOK,おまけ北海道人なので最後まで読めましたが。

いやぁ、地元贔屓というか、これは贔屓とは違うけれど、知っている地名や場所が舞台となると、

関心度がひょいとアップします。ポイントアップってやつでしょか。

根室半島沖に浮かぶ石油掘削プラットホームTR102からはじまり、標津町川北(実際にある町です)、

夕張、岩見沢と全滅、そしてついに札幌へ。何がって、書いちゃったらバレちゃうので書けないけれど、

舞台となる場所をしっているだけに、「え、あそこがやられたのか!札幌火の海虫の海」なんて、

読んでいて臨場感ひとしお。

福住のイトーヨーカドーと札幌トヨペットの前の道路にヘリ墜落、円山公園や北一条宮の沢通りなんてのもでてくる。

ついに我が家もやられてしまうのか、読みながらガムテープで目張りをする箇所をリアルに考えてしまったり。

これがムシにも北海道にも関係のない人だったら、感想はまるっきりかわるかと。

で、この作者の安生さん、やけに詳しいので北海道人かと思いきや、

簡単な履歴を見る限り北海道の文字はどこにも出てきません。

う~ん、北海道全滅させないで。

そういえば、キングで書き忘れていたけれど、「11/22/63」のなかで北海道がでてきてね、

おお、キングよ、北海道を知っているのね、私北海道人よなんて感激したら、

なんとその北海道が沈んでしまう未来が待ち受けているなんて。やめて、沈めないで。(セーフになりましたが)

 

 

 

池井戸さんは「下町ロケット」、「空飛ぶタイヤ」に次ぎ3冊目だけれど、やっぱり面白い。

仕事上の敵と私生活の敵のW設定で、

まぁちょっと水戸黄門というか必ず最後に愛は(正義は)勝つで、読んでいて胸がすっきりします。

 

 

西村さん、あの西村賢太さん!何度か図書館で手にとってはみたものの、一冊読むのは初めてです。

で、やっぱり間違いなく西村さんで、どう書けばいい?

難解でもあるのに、やけに面白いこと(おもに風俗ネタですが)書いてあったり。

   要するに、女が望む外見その他のすべての条件を水準以上に満たしつつ、それ
  でいて淡泊なぞ云う、当人がどこまでもデオドラントに向き合える相手をしてのみ、
  こう称されているのであろう。  
   なれば私もまた、自身望むと望まないとにかかわらず、傍目には極めて非草食
  系の男だと云うことになりそうである。         ―66ページより抜粋

この表紙の写真は、きっと例のお墓だと思います。

藤澤清造氏のお墓の横に立てた西村氏自身の生前墓じゃないかと。

にじませてあるけれど、西村賢太墓と読める。

 

 

司馬さん2冊は、前にも書いたように、何を誰が主人公の作品を読むかを絞るために読んでみたのですが、

織田信長、斉藤道三、この二人かな、今後読むとしたら。

といいつつ、国盗り物語(古本)を買いに行ったのに在庫なくてね、

「燃えよ剣」の状態のいいのを見つけ買ってきてしまった。

こうやってどんどん本が増えてゆく…。

 

レンズが撮らえた幕末の日本は眺めて終了。

 

最後に、開けてびっくりだった「奇界遺産」

奇想遺産同様建築物の本だと思って借りてみたら、まずその大きさ重さに驚き、

開いてみたら中の写真にのけぞってしまった。

いやぁ、興味のあるかたは書店でこっそり見てみてください。

目を見張る建築物も載ってはいるのですが、おどろおどろしい地獄のテーマパークだとか、

モチェのエロ土器、ミイラ博物館、シリラート病院法医学博物館にある世界最大の睾丸(幅約1m高さ約60㎝)、

サンフランシスコ教会の地下カタコンベ、ヴォラの納骨堂 人骨教会など、もう、なんて世界ってすごいんだと。

そうそう、西郷隆盛も象皮病のために睾丸が膨れ上がり、歩けないほどだったと何かの本で読みました。

この世界最大の睾丸の写真、初め写っているブツはなんなのかまったくわかりませんでしたから。

豚のお尻?かと思った。違ったんですねー、いやー、幅約1mって、気の毒としかいいようがない。

 

 

 以上、切り上げは早く、95回目の17ページ6行目でした。


17ページ 6行目 94

2014-07-19 23:59:59 | 

 

この10日間は、なかなか面白い本と、「あらあら」な本がはっきりわかれてしまいました。

期待しすぎもいけないんでしょうけれど、こういう時は図書館から借りた本でよかったなと思ってしまいます。

その図書館の本なのですが、あまり考えずに取り寄せてもらった本、

これがかなりの大型本で、カウンターで渡されて「ぎょっ」というか、驚いた。

予約や取り寄せをするときって、待機人数、文庫か単行本かはチェックするけれど、

本の厚さやページ数、大きさまでは考えずにクリックしていて、まぁだいたいそれで許容範囲というか、

極端な本がくることは滅多になく(三島由紀夫の写真集は予想以上の大きさに驚いた)、

ほとんどが「本らしいサイズの本」なんですけど、

今回受け取った奇界遺産という本(まだ未読)、これが大型図鑑並みのサイズ・重量で、

その他の本をあわせて持ち帰るのに袋にいれると、もう腕が肩が抜けそうな重さで、

これを今度返しに行くのかと思うと気が重くなってしまいます。

読んでもいないのにまさかの1冊でした。

 

前書きが長くなりました。

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

今回は扉絵、目次が何冊かぶつかりました。

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 悪の教典 上/貴志祐介

 久保田奈々と白井さとみが、笑顔で手を振っていた。二人とも、蓮実が担任の二年四組の生徒

 

 

 

 悪の教典 下/貴志祐介

いのか?」

 

 

 

 注文の多い注文書/小川洋子 クラフト・エヴィング商會

 

 

 

 

 司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅1 空海~豊臣秀吉/司馬遼太郎

 カタリベというものがある。いまも生きていると知ったとき、私のおどろきは、生物学者が

 

 

 

 幕末 写真の時代/小沢健志 編

 

 

 

 骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと/鈴木尚

めて、熱すぎるとか、ぬるいとかを伝えることができ、湯を注ぎ足したり、

 

 

 

 やってはいけないランニング/鈴木清和

 

 

 

 クロワッサン 筋肉を鍛えて10歳若返る!

 

 

 

 

 

「青の炎」を一気に読んでしまったので、間をおかずに「悪の教典」を読んでみたけれど、

上巻の初めでもうやめてしまおうかと。読んでいる最中に後味が悪いというのも変ですが、

常に嫌~な感じがつきまとう本で、それでも投げ出さずに下巻も読んでしまった。

読んでしまったというより、読まされてしまったっぽいかな。

って、すっごく遅い反応ですけれど、これ映画化されいたんだ!

キャスト知らずに読み終えてよかった。

 

 

小川さんの今回の本は、好みが分かれるでしょうね。

私としては小川さんだけで静かに深く潜って欲しかったのですが。

って、この2行ではなんのことかさっぱりですよね。

注文の多い注文書 注文書→納品書→受領書と、五つの小説をもとに話のバトンが続きます。

 

 

数年前から、「司馬遼太郎作品を読みたい、死ぬ前にせめて数冊は読んでおきたい」と思い続けています。

が。

いったいなにをどの本を読めばいいのかわからない。

最初の一冊が決まらないんです。

日本史に詳しいのならそう悩むこともないかもしれませんが、私、かなり細部が抜けてます。

有名な出来事、人名ならなんとかわかっても、ちょっと詳しくなると、もうお手上げ。

古い時代から読み始めるべきか、発行順に読むべきか、

有名処(賞・映画化・知名度)から手に取るべきなのか。

あまり長いのもあれだし(キングの長いの別物ですな)、短篇を入門編とするべきか。

好きな人物、気になる人物が出てくるという手もありますが。

源平の戦い、織田信長が有力候補だけど、う~ん、わからない。なにを読めばいいのでしょう。

図書館の歴史の書架で見つけたのが、このオールスター夢の共演のような司馬さんの本。

司馬さん本の司馬さんによる下調べ(司馬調べ)。

戦国四部作いっちゃうか。いやぁ、悩んで今年も終わってしまいそう。

 

 

タイムスクープハンター、好きなんです。

なぜ好きかというと、髪や着付けが「時代劇」じゃないから。カツラに着付け教室じゃない。

で、この写真本?なのですが、幕末頃の日本人の写真がたくさん載っています。

写っている人たち(1854~1872)、太っている人は見当たらない。クリームパンなんてない時代。

女の人はふっくらしていますけど、男の人はほとんど痩身です。

いやぁ、みなとっくの昔に亡くなっていますけど、その顔その眼差しその髪型が生々しい。

この本と、「地図で訪ねる歴史の舞台」を用意して司馬さんを読んだらさらにリアルだろうな。

 

 

もうひとつ写真がすごかったのが、「骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと」。

増上寺徳川将軍墓の改葬のときの遺品・遺体の調査をまとめた本です。

(和宮が胸に抱えていた湿板写真がガラス板になってしまった、あの時の調査です)

これが、いやぁ、本当埋葬された時の姿のままで載っているんです。気の毒にさえも思えてくる。

あたりまえのことですが、みな生きていたんだなと。私も死んだらこうなるんだ。

衝撃の写真の連続で、初めは目を背けたくなるのですが、

(実際、図書館で借りる決心がつくまで3回かかりました)

だんだん親しみというか、歴代将軍の肖像画をみるより、

生身の人間として生きていたことを骨は主張してきます。

で、この将軍たちの歯なのですが、ほとんどすり減っていなかったそうで、

まったく驚異に値することと書いてありました。

軟らかい物しか食べなかった(お膳にあがらなかった)ということなんでしょね。

間違っても私のお正月の、あの昆布巻きに含まれていた砂のようなものを噛んで歯根が折れて、

新年早々歯医者通いなんてことはありえない世界、というか当時は歯医者さんなんてないか。

和宮の夫の14代将軍家茂(享年21)の歯は虫歯だらけで、実に97%の歯が虫歯におかされていた。

かなりひどい状態のも多いそうで、痛かっただろうな。かなりの甘党だったようです。

やはりこの本も横に置いて司馬さんを読んだらさらにリアルに磨きをかけ一味違ってきそう。

 

 

やってはいけないシリーズ、ついに3冊目のランニング編。

う~ん、こういうのって指導する人ひとりひとりがそれぞれ信念や持論をもっているので、

一応読んだということで終了。

 

 

クロワッサン(笑)、筋トレ本好きなので(笑)。

でもね、ほとんど目新しいことなしで、ということはすでに私は10歳若返っているのかというと、

そういうものでもない(笑)。

最近某所(ジム)を避けていて、(ついに切れてガツンと言ってしまい、気まずいのと自己嫌悪だわ)

マシンを使った筋トレの回数激減、

家にいると気合を入れて筋トレ(自重)する気にもなかなかならなくてね、

自慢の腹筋の溝がちょっと浅くなってきたかも。これは痛手だ。ピークに戻すことができるか。

 

 

はー、もうこんな時間だ。

以上、94回目でした。


17ページ 6行目 93

2014-07-09 23:58:58 | 

 

今回はわりと冊数が多いので、投稿できるのは何時になることやら。

この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

きっちり読み終えた本もあるし、飛ばし読み、挫折した本もあります。

 

 

 

 

 こどものころにみた夢

ある。

 

 

 

 トムは真夜中の庭で/フィリパ・ピアス 高杉一郎訳

ちゃんと五時のところを指しているが、めったに時間の数だけ正確に鳴ったことがない。あの音

 

 

 

 謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア/高野秀行

 正直言って、ソマリランドが報道されているとおりなら、その「国家度」はミャンマー内の自称国

 

 

 

 国マニア/吉田一郎

加盟せず、投票権を持たないオブザーバーとして参加しているのが、バチカン市国としての参

 

 

 

 羆撃ち/久保俊治

食べる方法もよく心得ていた。食べ物が現在のように豊富でなかった時代だけに、充分に食

 

 

 

 無人島に生きる十六人/須川邦彦

い経験のある漁夫出身者で、いくどか難破したこともあり、いつも新しいことを工夫

 

 

 

 青の炎/貴志祐介

「……わけじゃない! クラスみんなの顔を見てたんだよ!」

 

 

 

前回載せた川上弘美さんの「猫を拾いに」を読んだら急に西加奈子さんを読みたくなり、

図書館でみつけたのが、「こどものころにみた夢」でした。

12人の作家さんによる12話のアンソロジー。西さんもそのひとり。

12話もあるのに、残念な本となりました。

ただし、辻村深月さんの「タイムリミット」は群を抜いて面白かった。こうでなきゃ。

半日で読了。

 

 

以前イギリス歴史関連の本を好んで読んでいた頃に、読もうと思って読まずにいた本が、

「トムは真夜中の庭で」で、タイムトリップ系なので今一つ気乗りがせず保留にしていたけれど、

キングの「11/22/63」もタイムトリップだったし、まぁ読んでみるかと手に取ったのですが。

どうもファンタジー系は慣れていないので、読みながら理屈っぽくなりがちでした。

途中でおそらくハティは…○○だなとほぼ確定してしまうのですが、

それでもラストは2度読み返してしまった。終わり方がいい小説って希少価値だと思うのですが。

 

 

私、高野さんと相性悪いのかなぁ。「幻獣ムベンベを追え」だけです、きっちり読み終えた本は。

この本も最初はどんどん読めたのだけれど、氏族 分家分分家あたりから意欲激減。

いったい私は高野さんを読みたいのかソマリランドを知りたいのか、自問自答して本を閉じました。

 

その「ソマリランド」の副読本に読んだ(ただしかなりの飛ばし読み)のが「国マニア」。

飛ばし読みしていていうのもなんですが、意外と面白かった。

マニアというだけあって、聞いたことない名前の国がわんさか出てきます。驚きですから。

この世の中にそんな国が存在してるんだと気がつくだけでも勉強になります。

たとえばマルタ騎士団ピトケアン島

地図好き地理好きな人にはたまらない一冊かもしれません。

 

 

やっと読むことができた「羆撃ち」。読み始めるまでに何年かかったんだろう。

自然と感覚の描写が瑞々しい。夢中になって読んだけど、渡米したあたりから、なんだろう、

こういう方向に話が進むとは思っていなかったので…。

吉村さんに読ませてあげたかったな。

吉村さんといえば「羆嵐」が有名ですが、

 

 

 

同じタイトルの本も出ています。ただし、読みは同じでも「熊」と「羆」というように漢字は違っていますけど。

 

 

そういえば今回はノンフィクション多かったかも。

書店で平積みしていた「無人島に生きる十六人」を発見。

これもノンフィクションを好んで読んでいた時期に保留していた一冊で、

買わずに図書館遠征で借りてきた。

あとがきで椎名さんが「シャクルトン、エンデュアランス号」のことを書いているのが嬉しかった(笑)。

やっぱりノンフィクションはパワーがあります。まぁ、どこまでがどこまでなのかは難しい判断ですが。

 

積んである本の山からふと手に取り、読みだしたら止まらなくなったのが「青の炎」。

ちなみに「蒼い炎」は羽生結弦くんです。

映画にもなっているのであらすじをご存じの方も多いかと思います。

高校2年生の秀一が家族を守るためにとった行動とは。

こういう母親は嫌いだな。

といいつつ、貴志さんの分厚い本2冊も借りてきてしまった。

これから読み始めます。

以上、93回にもなった17ページ6行目でした。


17ページ 6行目 92

2014-06-29 23:59:59 | 

 

ああ、やってしまった!日焼けよ日焼け、顔面直射よ、顔が熱もってるわ。

過剰摂取してしまったカロリーを消費しようと(娘が帰省していたので)走りに行ってきたんです。

風が物凄く強く吹いていたし、曖昧な曇り空だったので、帽子をかぶらずに家を出たんです。

この帽子ってのが曲者で、私もう泣きたくなるくらい似合わない。キャップっていうの?あの形は最悪です。

なのに、現場に着いてみると、お日様がんがんよ。顔面にがんがん降り注ぐ。

帽子で、あのつばで、いったいどれくらい日差しを遮ってくれるかわからないけれど、

ないよりはあったほうがいいに決まっている。

というわけで、頬骨の上にコットンでパックしながらパソコンに向かっているけれど、

いったいどれだけの効果が期待できるのでしょうか。溺れる者は藁をもつかむ、綿も貼る。

 

92回目の17ページ6行目です。

この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

(今回は空行・扉が2冊もあった)

あとは雑文です。どんどん説明も雑になってきたいるなぁ。

 

 

 

 

 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み/太田紫織

 慣れというものは恐ろしいもので、最初は耳鳴りにも思えた物騒な歌詞のヘビメタも、

 

 

 

 猫を拾いに/川上弘美

 

 

 

 ぼくの鳥の巣探検/鈴木まもる

 

 

 

 

 11/22/63 下/スティーヴン・キング

りかごで(あるいは、箪笥の抽斗のなかで)ようやく眠

 

 

 

 

さて、シリーズ2作目の櫻子さんですが、どうでしょね、私は舞台が旭川ということで、

ついつい場所探しをするのを楽しみに読んでしまっていますが、

全然旭川の地理がわからない人がこれを読んだとすると、どこまで楽しめるのか。

私は面白いんだけど、意外と好き嫌いが分かれそう。

櫻子さんの口調やラノベっぽいこの表紙がちょっとと言う人も多いのでは。

2作目となると慣れでしょか、あまり鼻につかなくなったかも。

で、やっぱりこの舞台となるエリア、知ってるのね、たまたま帰省していた娘に、

「ツインハープのそばのファストフードっていったら」

「あそこしかない」

「でしょ」

「でしょ」

旭川のソウルフードのジュンドックで盛り上がったり、

科学館の近くの大型書店といえばコーチャンフォーだ、

「あそこの交番って知ってる?」

「常口のとこじゃ」

「ああ!」

「ふっ、近いし」

本当に近いんです(笑)。ビロウドヒラタシデムシにマイマイガなんてのもでてくるし。

さらに3話目はなんと宮の森の高台にある高級住宅街のお屋敷が舞台。札幌遠征だ。

 

  「帰りに円山動物園に連れて行ってやろう。あそこには、タンパク質分解酵素法で作ら

 れた、アミメニシキヘビの骨格標本が飾られている。あの標本は類を見ないほどに素晴

 らしい出来だ、まさに神の領域といって過言でないよ。―以下略―」

 

そういわれれば、確か骨が(骨格がというべきか)展示してある部屋に細かい骨のトンネルのような

くねくねした長いものがあった記憶がある。行ってみるか。

ただ、この3話目はあまり面白くなく読み終えたけど。

 

 

 

久しぶりの川上さんはついさきほど読了。一日で読み終えてしまった。

わりとノーマル川上かと思えば、やっぱり川上さんかと思ってしまうのもあり、

まぁ21篇もあれば好みもわかれてしまうけれど。

読んでいて西加奈子さんの「炎上する君」が浮かんできてしまった。

「金色の道」と「炎上する君」の読後感の共通点とは。なんだろう。

深く考える前に一日が次に移ってしまいます。

 

 

いつかこのブログに載せられる日がくればいいのですが。

ヒヨドリの巣を見つけました。

私の目の高さよりちょっとだけ高い所にあり、巣の中は覗き込めないので、

親鳥が留守な時にカメラ(スマホ)で中を写し、卵が4つあることは確認できています。

それで、ヒヨドリの抱卵、孵化について知りたいと図書館に行ったけどなかなか見つけられず、

巣マニア?の著者の本を発見、ヒヨドリに関して面白いことが書いてあったので借りてみました。

その面白いことというのが、

この鈴木さんの耳にはヒヨドリの鳴き声が「ミドリー、ミドリー」と聞こえるのだそうです。

鈴木家では抱卵するヒヨドリの奥さんはミドリという名で呼んでいるのだそうです(笑)。

といわけで、今日もヒヨドリのミドリさんは卵をあたため鎮座しています。

昨日あたりから巣が臭うようになった気が。昔、祖母の家の裏庭にあった鶏小屋のような臭いがする。

狙われなければいいのだけれど。

 

さぁキングだ。厚かった。厚いってもんじゃない、それも上下巻の上下2段。読み応えありすぎ。

JFKを救うため、過去の世界へと「兎の穴」からおりてゆくのですが。

読みながら、きっとこういう展開になるんでないか、現世界とどうやってつじつまを合わせるんだなんて、

いろいろ想像しながら読んでいたのですが、どれも大外れの結末が待っていました。

前回も「ケツの穴」の名言が出てきましたが、今回もまた載せましょう。

 

  「きこえただろう?いわせてもらえば、自尊心なんて

ものは全身のなかで決して日のあたらないケツの穴にで

も突っ込んでおけばいい。―以下略―」

 

いやぁ、どうしてキングって「ケツの穴」とか「クソ」が好きなんでしょね(笑)。

それは置いておいて、あまりにも長くてこれはどこの「共鳴」だったのか、

ほどほどの長さだったら再読して再び味わってみる、なんて考えられるけど、

これほど長い上下巻上下2段編成だと、再読するよりこのままでもいいかぁと手打ちしてしまいます。

そうかぁ、最後(小説の最後部分ではなく、ジェイクが最後に過去に戻り選択したこと)はこうなるんだと、

そこでまずやられてしまうでしょ、そしてラスト。

訳者あとがきに載っていましたが、「シャイニング」の続編も出るのだそうです。

キング預金しておかなければ(笑)。

 

以上、17ページ6行目でした。


17ページ 6行目 91

2014-06-19 23:30:30 | 

 

今日は朝から出ずっぱりで、

おまけにパソコンの再起動再起動再起動の連続で、かなり疲れています。

せっかくセットした梅酒の瓶をまだ一度もみていません。

きっと愛情注入度も仕上がりに変化を及ぼすに違いない。ないか?

バラだって人の足音を聞き綺麗に咲くというし。

はちみつを入れたので、「一日に一度はゆすらないといけない」なんて昨日書いたはずなのに…。

 

早いもので、また9のつく日がやってきました。

この10日間で読み終わった本はたったの2冊。

もっと正確にいうと、1冊はぺらぺら眺めて飛ばし読み。

もう1冊がキングよ、キング。超分厚く529ページ、おまけに上下2段だし。

 

 

 

 11/22/63 上/スティーヴン・キング 白石朗 訳

 

残念ながら17ページは「第一部分水嶺」の扉のページで文章はなし。

いやぁ、キングだわ。キングの長編を読んだことのある方なら頷いてもらえると思うのですが、

もうね、無駄に長い。いえ、無駄ではないんだけど、だらだらだらだらとキング節が延々続く。

あまり続くと途中で飽きたり中だるみしたりもするのだけど、

やっぱりキングならではのお下品さも健在で、それがやけに説得力があったりして笑ってしまう。

 

 ぼくはボーマンに、どんな意見でも意見をいうのは自

由だと答えた――人の意見はケツの穴と同じ、だれに

でもひとつはある。

 

まあああっ、なんて下品な男!ってのもは「悪霊の島」での名セリフでしたが(笑)。

どこまであらすじを話していいものやら、「兎の穴」から過去へタイムスリップ。

何度行っても必ず1958年9月9日午前11時58分、どんなに滞在しても戻ってくればたったの2分しか経っていない。

JFKの暗殺を阻止するために過去の世界へタイムスリップするのですが…。

キングの小説は、自著のいろいろな作品にリンクしていることもあるんだけど、

今回は「IT」のリッチィとベヴィ、ベン・ハンスコムがちらっと出てきて、いやぁ興奮してしまった(笑)。デリーだもん。

で、上巻だけでこんなに分厚く上下2段もあるのに、まだケネディ大統領は出てこない。

上巻を読み終えた限りでは面白いけれど、今までのキング作品から群を抜いて面白いかと言うと、

まだそこまでは感じていない。

この上下巻はいくつもの賞をとっているということは、いったい下巻ではなにが私を待ち受けているんだろう。

いやぁ、楽しみ楽しみ。

 

 

 Tarzan 全身引き締め1日×1トレ

 

この手の類の本は好きですねー(笑)。長友さんといい、金さんといい、読むたび燃えてしまいます(笑)。

まぁね、1つか2つ、自分にあうのをみつけられればそれでいいかと。

今回は、ああ言葉を忘れたわ、その場ジョグみたいのが載っていて、

脚を前後に開いて、つまりはかけっこのポーズをとり、腕振りのときに膝を曲げひたすらその場で汗をかく。

これをね、BPM160の曲にあわせてやると、

「私って何?」なんて思いつつもリピートしていつまでもいつまでもやってしまう(笑)。

でも1日に1トレで全身が引き締まるとは思えないんですけど。やらないよりはましだけど。

それを根気よく続けて続けて続けられる人だけが手に入れられるものなんでしょね。

 

以上、簡単ながらも17ページ6行目でした。


17ページ 6行目 90

2014-06-09 22:36:36 | 

 

今日で90回よ、90回目なんて、いやぁ、我ながら頑張って続けているなぁ(笑)。

毎月9のつく日を区切りとし、

その10日の間に読んだ本(完読あり挫折本あり。ただし読んでる最中の本は除く)の、

17ページの6行目をそのまま書き写すだけという、とくに深い意味をもたないシリーズです。

やり始めた頃はまだ多少なりとも意味があったんだけど、

もう30回もすぎたら流れに身を任せるのみです(笑)。

 

 

 

 奇想遺産 世界のふしぎ建築物語/鈴木博之・藤森照信・隈研吾・松葉一清・山盛英司

でとなった。それもここを20世紀の神話の地とした。

 

 

 

 地図で訪ねる歴史の舞台 日本 改訂新版/帝国書院編集部

 佐原の人々は、近隣の農村で栽培された商品となる作物を

 

 

 

 バスを待って/石田千

 いい年をして、雄介は、字がへたくそねぇ。お習字をさせればよかった。

 

 

 

 冬のデナリ/西前四郎

「さっそくですが、先月セント・エライアスを試みたアメリカ人パーティのくわしいいきさつを

 

 

 

 モノ欲しい女/酒井順子

して、引力に抵抗するマツゲを作らなければならないのです。

 

 

 

 こぼれ種/青木玉

 

 

 

 

まずは「奇想遺産」から。

上の表紙の写真で気がついた方、いらっしゃったでしょうか。

少し大きなサイズにするとこうなるのですが、

 

どうでしょ、山のような岩の上に建物があるのがおわかりいただけるかと。

高さ85mの岩のてっぺんに教会が立っています!

ル・ピュイ=アン=ブレ http://www.ot-lepuyenvelay.fr

 

世界各地に立つ奇妙な建築物を集めた本なのですが、ページに制限があるためか、

あまり詳しくふれてはいません。各建物に写真2点ほどと、簡単な解説文があるだけ。

でも77(数え間違いがなければ)も扱えばそうなってしまうかも。眺めるだけでも楽しめます。

美しい建物もあれば、奇怪なやつもある。

 

インパクトが強かったのが、シュバルの理想宮 http://matome.naver.jp/odai/2134976637236074901

シュバルという郵便配達夫が仕事以外の時間を石拾いと石積みに費やし、33年かけて作った建物。

これはねー、なんというか念が籠っている。これは異質だわ。と、なんだかただならぬ気配がまだ残っている。

 

日本では 会津さざえ堂がインパクトあり。

会津 飯盛山 さざえ堂 

 

さざえ堂とは   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E8%9E%BA%E5%A0%82

 

 

なんか変でしょ。いえ、変ではないんですけど、感覚的にぐらっと眩暈を感じません?

眩暈というか立ちくらみ、三半規管の不調。私だけ?地軸が傾いているというか…。

 

 

手もとを傾けて写したのではなく、巻貝のようぐるぐるしています。

これは二重らせん階段といって、らせん階段が二重構造になっている。←日本語変か?

誰ともすれ違うことなく入口から出口まで階段が繋がっているそうだ。

そういえば、ヘビ階段を観に行ったときに寄ったお寺の納骨堂、

あそこはらせん階段ではなかったけど、変わっていたな、階段が。二つ手にわかれていた記憶が。

 

 

でね、上に貼ったウィキを読んで、目を見張ることが。

私、行っている、見てきてるんですね、弘前のさざえ堂。

 

 

 

これです、奇妙な形と色は覚えていたけど、これがまさかのさざえ堂だったとは…。

連絡を入れて中をみせて貰えばよかった。って、何年も経ってから後悔したって遅いってね。

あ、そんな私を慰めてくれる動画を見つけました。

津軽弁があたたかい。

 

 

あぁ、生まれ変わってきれいな気持ちになったかも。

なんだか今日はスペシャルだな、この本だけ。

 

なんとこの本に載っている建物に私も行っていた。

韓国ソウルの昌徳宮。 http://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=547

行ったのは2006年9月。もう8年にもなるんだ。

この当時は昌徳宮はまだ自由見学不可でね、入口でツアーに申し込んでガイドつきで中に入った。

まだこのころは元気だったな、私(笑)。この時は娘を連れていったんだわ。

 

 

 

極彩色!骨太!

 

 

 

そして、

 

 

今まさに「不老門」をくぐろうとしている女がいる!矢印の、ベージュの帽子に髪の長いのが私だ!

アタマの中は、「ここをくぐると年をとらない」という古い言い伝えが満ち溢れているに違いない!

ははははは!

そして、

 

 

 

どんっ。ああ!もう一度食べに行きたい。すごいな、真っ赤だわ。

いやぁ、食べ物には勝てないな(笑)。

 

 

この本一冊にかなりのエネルギーを費やしてしまったので、あとはさらっと簡単に。

 

 

「地図で訪ねる歴史の舞台」、これは欲しいわ、一家に一冊あると便利で助かるのでは。

あまり歴史小説は得意じゃないけれど、この地図を見ながら読んだら理解力がぐんぐんアップしそう。

買ってしまいそうだな、これ。(図書館で借りた本でした)

 

 

 

「バスを待って」はいい話なんだけど20編もの短編だと話の区別がつかなくなります。

上に登場した6行目もそうですが、すべての会話に「」がついていません。

主語も略してあったり、読んでいて流れがわからなくなってしまうことも。

もう一冊読んでみようか、どうしようか。

 

 

 「冬のデナリ」のデナリとは北米大陸最高峰のマッキンリーで、あの植村直己さんが遭難した山です。

そのデナリに初の冬山登頂に成功した国際メンバーの一人、西前四郎さんが、中高生向けに書いた本。

う~ん、率直に言わせてもらうともったいない。

誰かに書いてもらうとか、中高生向けの枠を外したほうが、

ノンフィクションの凄さがもっと出せたのではないかと。

偉業を成し遂げただけに、もっともっとその過酷な道程を詳しく知りたかった。

 

 

あれほど「もういいです、お腹いっぱいです」になったはずの酒井さんなのに、

数か月もたつと血中酒井濃度が低くなったのか、無性に酒井さんの放つ毒?棘?をあびたくなり、

ついつい2冊も買ってきてしまった。ちなみに未読の酒井さんの本は、え、何冊だ?4,5冊積んであります。

「うん、そうだそうだ」もあり、「それは考え過ぎじゃないの」もあり、

一冊読み終える頃には再び「もういいです、お腹いっぱいです」状態に。

といいつつ、また数か月後に読みたくなっているはず(笑)。

 

 

北大植物園のハンカチの木を見に行くきっかけになったのは、

この「こぼれ種」のなかにハンカチの木のことが書いてあったから。

確認のために図書館から借りてきて読み返してみたら、やっぱり備後、いえビンゴでした。

母君の幸田文さんも娘の青木玉さんもきれいで気品あふれる文のつなぎ方をされています。

書く人が書くと、こうも日本語って違うものかと。

 

 

 

あの真っ赤なエロスの本はただいま休戦中。闘いだったのか。

先日の猛暑、なぜか暑さが引き金となりキング熱再発。

きっと、暑い→水→給水塔→IT→キング→新刊積んであるぞ、もったいない、となったのでは。

あの分厚い「11/22/63」にやっと手を出し、読み始めました。

あぁ、いい。キングだ、やっぱりこのだらだら続く節回し、変なところで泣きのツボを押すし。

上巻のたった36ページで、もう先に進むのがもったいなくてストップしてしまっています。

ストップがてらの寄り道でこれまたまるっきりジャンルの違う、ノンセクションの50みたいなやつを、

うふうふぐふぐふしながら読み始めてしまった。キングはいったいどうするんだか。

 

以上、ちょっと豪華に頑張った90回目でした。


17ページ 6行目 89

2014-05-29 23:49:49 | 

 

今日は暑くなりました。

外を走る気にもなれず、用事がてら某所(ジム)に行ってきたのですが、そこのロッカールームで耳にしたのが、

『○イエーの近くの温度計31度になっていた』

え、本当?私が見たわけではないのですが、いきなり30度いっちゃったんだ。

熱中症にご用心。

 

さて、某所で張り切り過ぎて、かなり疲れています。

あっさりと簡潔に済ませようと思っています。実現できるか(笑)。

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目を書き写し、雑文をそえています。

 

 

 

 

 

 天地明察 下/冲方丁

だ」

 

 

 

 やってはいけない筋トレ/坂詰真二

回数をどんどん増やせば、結果が出る。つまり筋肥大や筋力アップができる、と考えて

 

 

 

 いのち仕上げの名台詞/車谷長吉

      はるかに照らせ山の端の月

 

 

 

 生きてもいてもいいかしら日記/北大路公子

きな傷が走り、その部分にぽよぽよと毛が生えている。そこだけ毛があるのは内股の

 

 

 

 罪悪/フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一 訳

た。これだけの短い言葉なのに、その決定をわざわざ書面で読み上げた。そのあとしんと静まり

 

 

 

 

 

 

天地明察の下巻、前回上巻のときにも書いたけど、どこを読んでも読みやすい。

あまりにもすっきり読みやすくて逆にこれでいいのかと思ってしまうほど。

特に下巻は内容がより専門的になるのに、専門的なことにはあまり触れず(だから読みやすいんだけど、

逆に片手落ちな気もしてくる)それを言い始めたらきりがないかと思ったら、

同じようなことをあとがきで養老孟司氏が書いていた(笑)。そうか、私だけじゃないんだ。

骨となる部分は同じよね、史実なんだから。

それにどう肉付けしていくかで話のイメージが変わってゆくでしょ。

同じ題材を吉村昭さんが取り上げていたなら(既に取り上げているかはしらべていません)、

全然違う話になっていそう。史実は同じなんだけど別物。

淡々と淡々と忠実に史実を追ってゆく。

映画は予告しか見ていないけど、それでも最後まで岡田くんがちらちら浮かんでしまった。

 

 

やってはいけない筋トレは、筋トレをしてはいけませんということではなく、陥りがちな筋トレの誤解やミスを指摘し、

正しくきちんともっともっと有益に筋トレをしましょうという真面目な本でした。

ちなみに書き写した6行目、あれだけでは誤解を招きかねないので、ここに全文を書きだしておきます。

 

 例えば腕立て100回、腹筋150回など、自分ができる回数を自慢する人がいます。

回数をどんどん増やせば、結果が出る。つまり筋肥大や筋力アップができる、と考えて

いる方が少なくないのです。

 筋トレに限らず、仕事でも勉強でもスポーツでも、とかく日本では回数や費やした時

間を重んじ、賞賛する傾向があるのが残念なところです。

 

次の「やってはいけない」シリーズはランニング。現在順番待ちです。

 

 

車谷長吉さんの四国88ヶ所に関する本の在庫がなかったので、ふとこっちを借りてみた。

大和・飛鳥・奈良時代から昭和・平成時代まで三百二十余の辞世の言葉を集めた本。

聖徳太子の言葉から、御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機に乗り合わせていた会社員の手帳に残された最後の一文や、太宰治の遺書、松浦武四郎などさまざま。

源氏と平氏の辞世の句は凄惨で、この時代に生まれてなくてよかったな。

夏目漱石の言葉。

「泣いていいよ 」

これは臨終の床で泣き出した愛娘に言った言葉だそうだ。

 

ちりぬべきとき知りてこそ世の中の

 花は花なれ人は人なれ   細川ガラシャ

 

 

 

がらっと変わって北大路さん。これで3冊目か、北大路さん本。

読んでいて私と北大路さんの共通点を発見。

あ、反感買っちゃったらごめんなさい、悪気はないのね、私も北大路さんもキティちゃんが好きじゃない。

どうもあの無表情。初めてあの顔を見たときからこの気持ちはずっと変わっていない。

ドラえもんはいかがですかと尋ねてみたい。

ちなみにゆっちゃん(私の友達)のご主人と重松清氏もドラえもんはちょっとなはずだ。

で、北大路さんのお父さんの話がすごい。かなり好きです、お父さん話は。

確か「けんこちゃん」だったっけ?

そのお父さんのはなし読みたさにこの本を読んだわけで、

できればお父さんのことだけで1冊まとめて書き上げて欲しいなと要望します。

 

 

罪悪は、15の短編から成り立っていて、今回も重々しい内容ばかりだけど、

あまりにも書き方が簡潔すぎて何を言っているのか考え込むことも。

独特です、「犯罪」といい、いままでに読んだことないタイプの本。

個人的には「犯罪」のほうに1票かな。

 

 

 

あの真っ赤な本(笑)、ちびちびランダムに読み進めています。

想像していたようなエロざかりの本とは違っていたかも。

そのうちここに登場することでしょう。

以上、89回目の17ページ6行目でした。


人前ではなかなか読みにくい本

2014-05-24 23:44:44 | 

 

人前、電車、家族、夫、そして娘。

『ぷっ』と笑ってしまうとか、『うっ』と泣いてしまうとか、『ヒッ!』と引き攣ってしまうとかではなく、

本そのものをなかなか人前に出しにくい本。

 

 

 

 

 

うほーっ!!(笑)。

エ、エロスの記憶!! いやぁ、そっちに関しては記憶喪失だわ(笑)。

本、真っ赤っ赤!!

それもただ真っ赤なだけではない。

斜めに光を浴びると、

 

 

 

光り輝くエロスの記憶。それも交差しているし。

あ、違うの、違うの、そんなんじゃないのよ。

角幡唯介さんがこの本にエッセイを書いたとブログに載っていたので、それを読みたくて買ったんです。

林真理子さんはこの前「きゅうり」だったか「ねぎ」だったかで話題になったし。

いやぁ、レジに出すの恥ずかしかった。

 

 

夫のいない間にこっそり写真撮影、そして中を開いてみると、

 

 

わぉ。おののいてブレてしまった。

あ、岸恵子さんがいる。ちょっと嬉しい。

 

 

 

ト、トルシエ監督、元監督か、いったい何を書いているんだ?

工場の機械のようなとは。

1、緻密精密 2、オート化 3、省エネ  どれでしょう。規格外ではなさそうだ。

ほら、「極地探検家の下半身事情」って載っている。いやぁ、何?何?生々しい話なんだろか、

それとも爆笑の話なんだろか。

 

 

 

ほら、平松さんやっぱり宇能鴻一郎だし(笑)。

か、官能小説文学のモーツァルト!?そんなに心地よい響きなのか?宇能さんの文章は。

これは宇能鴻一郎氏読んでみないとだめだな。今年読みたい作家の上位にランクイン。

宇能鴻一郎氏のおすすめ本って何なんだろう。

いやぁ、選ぶのも眩暈しそう。でも芥川賞作家なのよね。

 

でね、この本は今日買ってきたばかり。

まだ1ページも読んでいません。ああ、官能小説(笑)。

いやぁ、初?この手の本は。まず恋愛ものっていうのも読まないし。

17ページの6行目に何が書いてあるのか怖いな(笑)。

とまぁ、エロいのかエロくないのかはまだ読んでいないのでわかりませんが、

興味のある方はどうぞ、家族の目を盗んで?買い求め、お読みください。

あ、それは私の場合か。