memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

テイラピア輸出に転向   ベトナム

2014-01-10 00:01:47 | 亜細亜海道
養殖ナマズの輸出の見通しに困難が予測されることから、ベトナムは魚類輸出の可能性としてテイラピアに期待をかけている(12月27日TFSND)

テイラピアは成長が早く利益の回収が早い。この魚種は多くの開発途上国で主要蛋白源とみなされている。この魚は味もよくミネラルを多く含むが脂肪分が少なく健康に良いとされている米国ではこの魚はエビやサケについで上位10種の中に入っている。成長に理想的な水温は27–32°Cであり、このためベトナムはこの魚の養殖と輸出に向いているとされる。水質にもよるが、1立方あたり150-200尾の稚魚を4.5 – 6ヶ月間養殖する。

現在のところ、中国や台湾からのテイラピア製品が世界に輸出されている。世界のテイラピア生産は1990年に40万トンであったものが2012年には420万トンとなりその数量は養殖ナマズをしのいでいる。米国市場での輸入テイラピアの価格はキロあたりUS$3.8 – 4.2で世界市場で大きなシェアを占めている。

ベトナムNAVICO社のDo Lap Nghiep次長によればベトナムはテイラピア製品を輸出するために, 食品の安全基準に準拠する必要があるという。適切な天候のためAn Giang省がテイラピア養殖と輸出の中心になるであろうという。 この魚の種苗にについてはAng GiangIn省水産養殖生産センターが養殖業者を育成し、省内の稚魚の供給を行っている。このためここでは育て養殖するに足りるsひゅう謬尾供給が行われている。この近年ではNavico社のほかにも数社がテイラピアの輸出を始めてはいるが規模はまだ小さい。これは加工原料の不足によるものである。Navico 社は輸出むけのテイラピアの生産と加工を強化している。現在の原料加工レベルは一日10トンである。

あなたの食べている魚は本当にその魚?

2014-01-10 00:00:54 | 
ハタを食べていると思う?いや違う、それはベトナムのナマズだ。マダラは?アブラソコムツescolarかも知れない。あなたはマダイとロックフィッシュの違いを言えますか?養殖物と天然のサケの違いは? 魚はいったんフィレーにされてしまうとそれが何であるかを充てることは難しい。(12月20日SPLOID)

Smithsonian MagにLee Ann Applewhiteによる Applied Food Technologiesの記事がある。この会社は魚のDNA分析が専門で、彼女は水産物の真実の保護者であり、彼女はレストランのロブスターのビスク(スープ状のもの)が実はエビであったり、マダラとうたわれているものが実はベトナムのナマズであることを突き止めている。

AFT社はどうやって魚を見分けるのか?the Smithsonianによれば:AFTのスタッフはフィレーから小さなサンプルを取り出し、それを加熱して細胞を破壊し、DNA抽出のために遠心分離にかける。その後遺伝子の相違を増幅する。ここにある画像はオセアナによる2011年の研究結果である。それによればアブラソコムツが大西洋マダラとされ、ナイルパーチがハタ、カジキがマコサメ、マダイがロックフィッシュ、養殖サケが天然物とされていたりする

台湾と日本が2回目の漁業委員会を開催した

2014-01-10 00:00:25 | 海事
昨日第2回目の漁業委員会が東京で行われた。この会議は東シナ海の双方の重なり合う海域での漁業管理に関して行われたものであると、台湾外務省が発表した。(12月27日CNA)

この会議は日本との外交関係が無いため台湾東アジア協会と日本の交流協会我それぞれの国益を代表して開催したものである。両国からの代表者らは両国の漁業者が自由に操業できる東シナ海の水域での漁法の規則について先ず切り出した、と外務省は言う。

今回の東京会議は今月初めに台湾東部の蘇澳で行われた会議に続くもので、その会議には両国の漁業団体の代表者らが出席していた。この会議では紛争を防止するため漁業規則についての交渉を継続することを双方が合意したと外務省は発表。この会議での膠着点は漁業規制線の方向と両国の重なり合う経済水域におけるはえ縄漁船の操業についてである。日本側の提案は両国が適用する漁法を設定したうえで双方が4海里の距離を維持するために南北に縄を入れるというもの。一方台湾側はこの海域で多く操業しているが、従来どおりの方法で東西に縄をいれ船間距離は1海里とすることを提唱した。

台湾と日本の漁業委員会は尖閣諸島として知られる紛争の島、釣魚島周辺水域の漁業権利については4月10日に双方の間で合意が成立している。この最初の委員会は5月7日に台北で行われた。この合意に基づき台湾と日本の漁船は尖閣列島周辺の74,300平方海里の海で自由に操業ができると、台湾漁業局はいう。これにより台湾側は日本当局の妨害無しに4,530平方キロの水域を得たことになると東京が発言。
台湾のおよそ100海里北東にある釣魚島は1972年以降日本の行政下にあるが この主権を台湾と中国も主張している。