極東の養殖事業を拡大 ロシア

　　ロシア連邦漁業局（Rosrybolovstvo）は、極東に位置するプリモルスキ・クライ地域で、水産養殖事業を営む企業を対象に21ライセンスを交付した。（8月24日FUD)

これまで、Rosrybolovstvoによって292の新しい養殖場がこの地域で確認されている。このうち、139のサイト内では魚介類養殖事業の設立が進められており、さらに153のサイトが利用可能である。ロシアの極東では、国営農業機関の情報によると、179の養殖場が既に稼動している。

発行日現在、Rosrybolovstvoは新しいライセンス保有者によってどの種が飼育されるのかを明らかにしていないが、Primorsky Kraiの魚介類生産には現在、ムール貝、ホタテ、カニ、ナマコが含まれている。昨年、極東地域の総生産量は約6,870トンで、前年同期比で39％増加した。これに加えて、同国の当局は、今後数年間、その養殖地域を約27,500ヘクタールに拡大することを目指している。水産養殖場はPrimoryeサブゾーン内に位置する。

最新の動きは、州予算のために約113百万ルーブル（170万ユーロ）の収入を生み出す。しかし、ロシアの農業副大臣であるイラ・シェスタコフ（Ilya Shestakov）は、声明の中で、Rosrybolovstvoは、合意された期間内にライセンス料を払わない企業に関する特別な措置をとる計画を検討している。Primorsky Krai国境は中国と北朝鮮に接し、さらには日本海に隣接、人口は約200万人。