memories on the sea 海の記録

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ペルーから漁獲枠を購入 中国水産

2010-05-17 10:14:01 | 水産・海洋
中国水産グループはその年間許容漁獲量を4.85%から7.11%へと増枠、南北ペルーにおいてそれぞれ5.08%および7.87%の増枠となる。このことは遠洋漁業の資本(株)の取得を通じて行われるもので北部ペルーの0.76%およびナンブペルーの0.76%の漁獲枠に相当する。この買収にはおよそ1800万ドルを要するものと見られるが内部調達した模様。(5月6日 TFSN)

この買収に関してこのグループの経営役員のNg Joo Siangは「より大きな枠の割り当てを得ることによってわれわれのグループとしてはペルーのカタクチイワシ漁獲量を増加することができる。このことはペルーにおける買収を通じて世界で最も大きな天然漁獲資源のカタクチイワシ漁獲の増大を図るという戦略に沿ったものである。

このところ、ペルーのカタクチイワシはもっぱらフィッシュミールと魚油の生産に用いられている。たんぱく質資源としての増大する魚需要にしたがって世界規模で魚類養殖業はこのところ明らかに成長している。フィッシュミール需要は養殖業と家畜生産の餌料として、その需要は増大しており、とくに中国は世界有数の養殖生産国となっている。

しかしながら、フィッシュミールの供給は書く数年間安定的であったに過ぎない。成長する需要と限られた供給というじょうきょうのなかでフィッシュミール価格は2009年の第3四半期の900ドルレベルからいまや1900ドルを超える状態に到っている。
「われわれは、長期的視点で見ても世界規模でフィッシュミールの需要は人口増大により養殖業と畜産業の需要により健全なたんぱく質として継続して増大している」「この買収によって、われわれはさらに好適な市場動向をつかむことができる。また、さらにペルーと同様に買収の機会を他の地区でも模索している。このことによって、成長する中国市場に優位な魚類製品の供給者でありたい」


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