memories on the sea 海の記録

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サメの捕獲を開始   沿海州漁民

2011-08-29 00:00:56 | 水産・海洋
沿海州南部地区はサメ漁に沸いている。8月23日熟練の漁師らが2隻のまき網漁船と1隻の底引き網漁船で日本海に出漁、すでに2人を襲った人喰いサメの捕獲を行っている。(8月24日NOVOSTI)

専門家は人を怪我させたサメは2種類でホオジロサメとマコサメであるとみているがこれらが地元水域に出没する。素人もサメ捕獲のため海事当局に雇われて漁師に加わっている。Kasan地区では釣りえさ(疑似針?)の棚が空になるほどという。そのわけは当局がサメ1尾に10万ルーブルを支払うという噂があるため。ロシア海洋漁業研究所VINROの商業魚種担当のチーフOleg Bulatovは地元行政の後援により一部漁師はトローリング漁法でサメを捕獲しようとしているという。漁船は両舷から竿をだしそれに針と肉や魚などの餌を垂らす。船は時速5キロほどで進む。

Bulatov 氏はサメ捕獲のチャンスは少ないとみるがその理由は沿海州南部のサメは少ないからだ。これまで3~4尾のサメが目撃されたがそれ以上はいないとみる。またサメは用心深く吊り上げることは簡単ではないという。「大きな網のトロール漁法による方がよいだろう」 「サメの漁獲はマグロ釣りとは異なる。サメは高速遊泳するので捕獲には拘束のボートが必要。また適正な寸法の釣り針や金属性の釣り縄が必要だが沿海州の釣具屋には見当たらない」仮に地元漁師がサメをとらえたとしたら、それは混獲によるだろう。ロシアにはサメ肉の需要はない。だからサメ漁獲の技術もない。

「この点が米国と異なる。米国人は大西洋沿岸でサメを漁獲してきた。またカリブ海の島やキューバ、コスタリカなどにはサメ釣りの経験者が多い」とBulatov氏はいう。外国人からサメ釣りを習った方が良いのだがそれには時間がかかると。「沿海州の気温は日々低下しているyそれにともないサメも離れてゆくだろう」「したがって緊急事態省が遊泳禁止策をとることが肝要だ」 「次のシーズンに備えて海外のサメハンターとコンタクトすべきだ」と。


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