2011年3月の東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市から流された漁船が3日、福井県沖で見つかった(8月4日福井新聞)
回収した敦賀海上保安部は「太平洋を大回りした後、沖縄付近を通り、海流に乗って日本海側に流されてきたのではないか。相当運が良かった」と驚いている。 敦賀海保によると、同日午前7時ごろ、坂井市の安島岬から北西約76キロの海上で漂流している漁船を付近を航行中の貨物船が見つけ、118番通報した。同海保の巡視船えちぜんが現場に向かい、漁船を回収。敦賀港桜岸壁に戻り、陸揚げした。
船体に書かれた船名「千代丸」と漁船登録番号から、持ち主は気仙沼市の漁師村上千代志さん(56)と判明。大震災の津波で同市の離島・大島の係留場所から無人状態で流され、2年5カ月近く漂流したとみられる。 船体は長さ5メートル60センチ、幅1メートル50センチ。後部に小さな穴が開いていたが、いけすの部分だった。船内についた藻は一部で、浸水した跡はなかった。同海保によると、同じ漁船が6月中旬、沖縄近海で見つかったが、しけのため回収できなかった。
村上さんは「びっくりした。見つかったので状態が良ければ、また使いたい」と話したという。ただ、移送費などがかかるため、どうするかを悩んでもいるようだ。
回収した敦賀海上保安部は「太平洋を大回りした後、沖縄付近を通り、海流に乗って日本海側に流されてきたのではないか。相当運が良かった」と驚いている。 敦賀海保によると、同日午前7時ごろ、坂井市の安島岬から北西約76キロの海上で漂流している漁船を付近を航行中の貨物船が見つけ、118番通報した。同海保の巡視船えちぜんが現場に向かい、漁船を回収。敦賀港桜岸壁に戻り、陸揚げした。
船体に書かれた船名「千代丸」と漁船登録番号から、持ち主は気仙沼市の漁師村上千代志さん(56)と判明。大震災の津波で同市の離島・大島の係留場所から無人状態で流され、2年5カ月近く漂流したとみられる。 船体は長さ5メートル60センチ、幅1メートル50センチ。後部に小さな穴が開いていたが、いけすの部分だった。船内についた藻は一部で、浸水した跡はなかった。同海保によると、同じ漁船が6月中旬、沖縄近海で見つかったが、しけのため回収できなかった。
村上さんは「びっくりした。見つかったので状態が良ければ、また使いたい」と話したという。ただ、移送費などがかかるため、どうするかを悩んでもいるようだ。
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