移住はアフリカそのものと同じように古い。人々は常によりよい生活を求める(4月21日allafrica)
経済危機は世界銀行、IMFやその他の寄贈者の開発計画によって油を注がれるがこれが生活の向上を求める一部アフリカ人の欧州への危険な旅の原因となっている。アフリカ文化の中では旅はイニシアチブな行為である。男が成長すると家族の元を離れほかの人々や文化を発見すべく遠く旅をし現実の社会に直面する
これは居心地の良い母親の庇護や、父親の保護から離れることを意味する。遠くに雪さらなる体験をし、ほかの世界がどんなものかを 学んだ結果そのグループを豊かにする。この文化は Soninkésのもので、国境をまたぎセネガル、マリ、モーリタニアに存在しこのエリアでは村は空っぽである。家々は女性の笑いや子供たちの叫び声で満ちている。男たちはいない。彼らはどこかよそに出かけているのだ。Soninkés はアフリカでもっとも移動する人々である。彼らの移動は8~11世紀のガーナ帝国以来続いている。
ダカールから800㎞に位置するSoninké の村では人口の半数以上がフランス国籍である。そのほとんどが戻ってきた移住者なのだ。彼らの欧州での旅路が終わり本来の地に再度移住したのだ。Diawara の家々は予期に反して快適だった。TV,冷蔵庫、エアコンなどなどが壁に並んでいる。まいつき、フランス、ドイツ、イタリー、そのほかのところから移住者らが毎月の仕送りをする。医療費や学費、なんでも家族の面倒を見る。
Soninkésの集落では 移民の成功は家族の生活を豊かにしたかで決まる。送金は当たり前。2015年世界銀行は移民からの送金総額は6000億ドルに上るといい、そのうち4410億ドルが開発途上国むけであるという。その金額は20億ドルである。こうした金は家族にのみ送られる。それは集落の開発にも役立つ。
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