memories on the sea 海の記録

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停戦で市場には新たな光が   ガザ (下)

2013-01-03 12:03:57 | 海事
ガザはハマスが実権を握った2007年以降、エジプトとイスラエルにより海陸を封鎖されている。活動からがこの飛び地に向かおうとするとイスラエルの武力に直面した。有名な事件は2010年のガザに向かった支援船Mavi Marmaraでのトルコ人9人の殺害である。

パレスチナ人口170万人のうち漁民はおよそ3,700人。There are about 3,700 人。緊張の少ない時代には彼らはエジプトに輸出をしていた。しかし今はガザはイスラエルからと、エジプトから地下トンネルを通じ魚を密輸している。「もし彼等出漁範囲を12海里まで広げてくれれば、われわれは自前の魚でまかなうことができ、輸入の必要が無くなる」と漁民のYoussef Abu Watfa, 25歳は確信的にいう。

11月21日の停戦でイスラエルによる攻撃やハマスの過激派によるロケット砲撃による8日間紛争は終焉。この紛争によるパレスチナ側の死者は170人、イスラエル7人でほとんどが民間人であった。イスラエルは海からの銃器の密輸を警戒、国境警備にあたる兵士への攻撃をおそれている。ハマスは攻撃によって利益がもたらされたという。

イスラエルは当初建築資材や重機などインフラ計画に必要なものの長期間の密輸を容認していたとパレスチナ当局者が11月末のカイロ会談で語った。エジプトの当局者はロイター通信に対し、イスラエルがカイロ(エジプト政府)にたいして漁民の漁獲域拡大を認めたと伝えたという、しかしイスラエル首相府はコメントを拒否した。

漁をするガザ漁民には以前多くの危険がつきまとっている。吹きつのる冬の風と波、イスラエル艦艇による新しい規制線、合意違反とほとんどが警告ではあるが強烈な銃撃、あるいは放水銃の使用など。11月の停戦以降イスラエルは漁民15人を拘束した。意裏得る軍部報道担当は11月28日、あまりにも遠くへ出たガザ漁船2隻を拘束イスラエルのAshdod港へ連行したと発表。名前を明かさないことを条件にある漁民は6海里より先の手付かずの深場に向かうために拘束されたものたちは境界を越えたのだという。4人の兄弟と Murad Al-Hessiの息子はこの拘束者の一部であった。「イスラエルは自分の兄弟を洋上に連れ戻し、別の漁民が連れ帰ってきた。また息子はイスラエルの港に連行されたのちガザに戻ってきた」とHessiはいう。しかし軍部はすべての漁船を没収したという。

”報酬はリスクをも正当化する”、と漁師等は言う。5人の子供の父親のAbu Mohammed 50歳は小型の漁船漁船で地中海に出てハタGruperを獲っている「1,2尾とれば数日間は生活が出来る」とかれはいう。秤の針は8kgをさしていた。ハタはキロ当たり50シェクレル($12.8)で価格は高止まりしている。入荷が少なく、またガザの人々の好む魚だからだ。

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