マッコウクジラが爆発 ファロー諸島

死んだマッコウクジラがファオー諸島で解体される際に爆発した。あたかも火山の横腹から噴火したようにその内臓が飛び出した（11月27日HuffingtonPost)

その様子はビデオにおさめられている。漁業者が人への健康被害を避けるためクジラの解体にあたっていたが体内のガス溜まりに触れた瞬間に爆発したものとNews.com.au. がつたえている。こうした巨体の腐敗による爆発は以前にも報じられたことがある。食べた体内の魚がガスを生成したものであるとScience Channelの生物学者Adam Ruben はいう。Science Channel によれば死んだクジラの解体はもっとデリケートに行われるものという。

とはいえこの作業は匂いを伴い、クジラからはメタン、硫化水素、アンモニアなどが放出すると化学者のAlistair Linstell ないう。ナショナル・ジオグラフィック誌によればマッコウクジラはスクールバスよりも大きく毎日1トンの魚やイカを捕食するという。マッコウクジラはIUCNの絶滅危惧種のレッドリストに挙げられている。マッコウクジラはかつて商業捕鯨により脅威を受け、また今日では漁網に絡みついたり、船舶との衝突、海洋ゴミの摂取などで死亡している。

以下で爆発の様子の動画を見ることが出来ます：
http://www.huffingtonpost.com/2013/11/27/sperm-whale-explodes-video-faroe-island_n_4349948.html?&ncid=webmail1