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相馬沖で試験操業開始 原発事故後初、タコと貝水揚げ

2012-06-28 00:15:27 | 東北地震津浪災害 3.11
相馬沖で試験操業開始 原発事故後初、タコと貝水揚げ(6月15日河北新報)

 福島第1原発事故の影響で自粛している福島県沖での漁の再開に向け、相馬双葉漁協(福島県相馬市)は14日、事故後初めて相馬沖で試験操業を実施した。県の放射性物質検査で「不検出」が続いているタコと貝計3種を捕獲し、放射性物質や漁場の状況などを調べる。

 底引き網漁船6隻が午前1時に相馬市の松川浦漁港から出港。宮城県の海域と接する相馬沖約50キロの水深150メートル以上のポイントで漁を行い、午後5時までに帰港した。
 6隻でミズダコ約400キロ、ヤナギダコ約60キロ、シライトマキバイ(マキツブ)約200キロを水揚げし、対象魚種以外は放流した。
 放射性物質の検査は、生とゆでた加工品を船、魚種ごとに1キロずつ抽出して行う。漁協職員が同日夕に検査を始めた。結果は「18日の県漁連の組合長会議で正式に報告する」(同漁協)という。
 生、加工品ともに放射性セシウムが検出されなければ、月内に試験操業を2回実施。漁獲物は地元の買い受け人組合を通じて、県内外の小売店などへ試験的に出荷して市場の反応を見る。
 同漁協の南部房幸組合長は「販売する上では安全が大前提。流通でどんな評価を受けるか不安はあるが、魚を捕るのが漁師。操業再開に向け課題を整理していきたい」と話した。
 福島県の海洋モニタリング調査では、福島第1原発の南側で国の基準値を超える魚介類が多い一方、原発北側は比較的に影響が少ない。

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