memories on the sea 海の記録

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太平洋の違法マグロ操業取締り、100億ドルの損失をなくす  太平洋諸国

2013-01-04 00:00:43 | 水産・海洋
最近の2週間のIUU活動に関する監視活動で資源枯渇をなくすためのデータ集積がいかに重要かが確認された。(12月12日SCOOP)

先月の監視活動では207隻の漁船を視認、27件の違反が記録された。KURUKURU2012はこの地区で行なわれたこれまでで最大規模の監視活動で航空機5機、監視船12隻、フリゲート艦1隻、沿岸警備艇1隻が参加、監視海域の広さは3000万平方キロに及んだ。 

「 この地区での違法操業の取り締まりは複雑だ」とSPC太平洋共同体のIUU対応係官のBryan Scottはいう。「太平洋には非常に多数の機関や国家が漁業管理を行なっている。いつどこでなどによる」 「ある漁船に対してのクロスチェックやその船の漁獲記録を分析することはきわめて難しい、それらが書類形式であるためだ」

この地区では報告の無い漁獲や誤報告による漁獲が数百万から10億ドルに及ぶであろうと推定しているSPCと太平洋諸国漁業フォーラムFFAは包括的なデータを構築し損失額の算出を共同で行おうとしている。このKurukuru活動は当初EUが DEVFISH-2として拠出した基金1,000万ドルによるもので、太平洋、アフリカ、カリブ海、などを対象にしている。

Kurukuru 2012 監視活動はソロモン諸島のホニアラのFFAカンシセンターに本部をおきデータは航空機、船舶、電子的監視によるものを情報源としている。3,000万平方キロの監視範囲にはクック諸島、ミクロネシア連邦、キリバス、ソロモン諸島、トケラウ、トンガ,ツバル、バヌアツを包含し、豪州、NZ、米国、フランスもデータを提供している。

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