memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

世界の魚類資源を2050年には倍増できる

2016-04-05 19:28:44 | 水産・海洋

世界の魚類資源を2050年には倍増できる

これが実現すれば食料の確保と雇用創出につながることになる(3月28日EXPRESS.UK)

この画期的な研究は世界の主要な漁業は10年あれば回復できる、そのためにはより環境にやさしい漁法を採用すべきという。

研究者らは苦境の漁業が復活すれば”顕著な漁獲増大”が見込まれ増大する世界人口に対応できるという。 安全な漁業権の実行を伴う制度改革が奥菜われれば世界の漁業に顕著な結果をもたらすという。

30億の世界の人口は水産物を主要蛋白源として頼っていて、また2.6億の人口は漁業関連分野で働いているがその多くは開発途上国にいる。この研究によれば、この改革が今実行されれば世界の生物的に健全とされている漁業の割合が現在の47%から77%に10根に内に増大するという。さらに魚類資源の回復と食の安保の改善により2050年には漁業者らの利益を204%増だするという。

この見解は国立科学アカデミー紀要により発表されたもので、世界の海洋漁獲の78%を代表する4,713の漁業体のデータを基にしたもので、これまでの分析よりは緻密である。共著者のカルフォルニア大学サンタバルバラ校のChris Costello教授は「制度改革の実行が世界漁業にとって最も顕著な結果をもたらすことを示している」という。

 


魚を食べてプラスチクスを摂取するリスク

2016-04-05 00:01:28 | 水産・海洋

調査によれば海洋に投棄されているプラスチックは年間800万トンと驚くべき数値である。そのうちのかなりの部分が我々の胃の中に入る(3月22日Sputnik)

Truthoutが行った報告によれば海に投棄されるプラスチックの量は増え続け、人の死に至る脅威もあると。年間800万トンとは毎分ダンプカーが投棄を行っていることになり、このプラスチックは魚に捕食されたのち人間が食べることになる。

英国サウザンプトン大学海洋研究所の海洋生物学者Dr. Debora Iglesias-Rodriguezはインタビューに「プラス地区のナノ粒子は海洋動物に入り, 食物連鎖が魚の出生率に影響、さらに沿岸住民の食の安全委も影響している」と語った。

分解したプラスチックはどこの海洋にもある"gyres" と呼ばれる巨大な渦に集まる。北太平洋亜熱帯Gyreは”太平洋巨大ゴミパッチ”とも呼ばれ、その規模はテキサス州の2倍で米国西岸の沖合に驚くべき量のプラスチックごみとして存在している。これは単なるプラスチックごみではない。これは分子レベルにまで分解し毎年12,000 ~ 24,000トンが魚日食べられている。カルフォルニア大学スクリップス研究所の Miriam Goldsteinによればこうしたものを捕食した魚の細胞にはプラスっちくが認められ、この魚を食べると人間のガンやその他の疾病発生のリスクがあるという。Truthout によれば分解プラスチックは、海洋汚染の大きい複雑な絵に収まるという。

「科学ジャーナリストのAlanna Mitchell は「我々は呼吸のたびにプランクトンが作り出した酸素を取り入れている」ところが植物プランクトンの量が減少している。これは乱獲や極地の氷の溶解により海洋の塩分濃度に影響し、その結果気候変動を加速化している。


2年連続で増加、平成26年・漁業生産額

2016-04-05 00:00:37 | 水産・海洋

 農林水産省は18日、平成26年の漁業生産額(速報)が1兆5057億円となり、前年から4・6%増加したことを公表した。2年連続での増加となっている。21年から5年連続で1兆5000億円割れとなっていたが、6年ぶりに大台を回復した。(3月23日水産経済新聞)

 生産額の内訳は、海面漁業9693億円(2・2%増)、海面養殖業4435億円(9・1%増)、内水面漁業177億円(5・5%増)、内水面養殖業751億円(9・3%増)。母数の大きい海面漁業がプラスとなり、海面養殖業も大きく伸びたことが全体を下支えした。

 海面漁業は、マグロ類、サバ類、ブリ類が増加。マグロ類は、クロマグロやメバチの漁獲量が増加し、ビンナガの価格が上昇したことから1168億円(7・8%増)となった。漁獲量が増加したサバ類は500億円(19・9%増)、ブリ類も340億円(23・5%増)と伸長した。