ベトナム漁船が中国船に沈められた

ベトナム漁船と中国海軍の間で深刻な抗争がふたたび発生している（5月27日FUD)

ベトナムの漁船が中国船に衝突され沈没したが、乗組員10人は怪我もなく救助された。ベトナム沿岸警備隊によればこの漁船は衝突する前に40隻の中国船に取り囲まれた。しかし、中国側はベトナム漁船側が嫌がらせを行ったと非難。

この事故は南シナ海の紛争海域のオイルリグ近くで発生。両国は漁業や鉱物（石油）の利権を互いに主張している。これがもとで深刻な抗争に発展する。中国はこれと同様に日本やフィリッピンとも漁業資源や鉱物資源の権益を主張し、こうした海域で軍が関与する抗争に発展する緊張を引き起こしている。

EUは"死の壁”の対策に取り組むべき OCEANA

EU審議会は欧州水域におけるすべての流し網の使用禁止案を提案したと発表。この目的は依然横行する流し網の違法操業による抜け穴をなくすためである（5月15日TFSND)

しかしながら海洋保護団体のOCEANAはこの持続性を維持できない漁具の使用禁止について過去10年間取り組んできた。審議会の手法は間違っていると。
OCEANAヨーロッパの役員であるのXavier Pastorは「 地中海における違法な流し網使用がこの20年間の悩みの種であった。最近ほとんど消えているが抜け穴がある。現在では僅かな数のgy戦がこの操業を続けている。この違法かつ持続性のない方法を止めさせるには取り締まりが必要だ」OceanaはEU審議会の提案した対策が持続性のローカルの数千の漁船を罰することになることを懸念する。少数の漁船を対称にするよりもIUU違法操業を続けているものへの対策が必要、そのブラックリストはすでに数年前に公表されている。

OCEANAヨーロッパの漁業キャンペーンマネジャーのMaría José Cornax, は「単純でもっとも重要なステップは違法な流し網操業者の活動にたいしてその実名で対処すべきだ。IUU操業は同じ漁船の同じ運用者が何十年も行っている。あいまいな対応のときはもう終わった。ブラックリストにある違反者にたいしては行動すべきときに来た」さらに問題はカジキ、マグロなど高度回遊魚にたいする異邦流し網の問題だけではない。これについてはICCATがすでに2003年に禁止している。ところが大西洋では依然許可されているのだ。

OceanaはEUによる本当の政治的取り組みが違法流し網にたいし取られるためには次のような対策が必要と信じる。違法な流し網を用いて高度回遊魚を漁獲するものにあってはIUU漁船としてブラックリストに載せるべきでその運用者に会っては聖脚されるべきである。EUはすべてのマグロ地域的管理機構RFMOにおいて流し網の全面禁止を行うべきで、それには大西洋も含まれる。EUは辻褄のあうすべての刺し網禁止のための法的措置を講じるべきである。

新しいMorgèreの拡網板が有効 アイスランド漁業者

Morgère社が開発した海底近くで使用する新しいタイプのtrawl door（オッターボード、あるいは拡網板）が1.5年前に開発されて以降、アイスランド人船長らに好評である（5月13日FUD)

The PV3L型拡網板は非常に好評であったPV3型を適用したものであるが、このタイプはすでに幅広く漁業者らに利用されている。この設計は時間をかけて同社が開発を続けてきたものである。

新しいPV3L型はPV3型よりも重心位置が低く底の近くにいる魚を獲ることができる、これは底魚やエビ類を対象にしたもの。この設計により素晴らしい安定性が確保され底引き網の両袖網との距離も一定に維持される。この拡網板の前面のルーバーにより適正な迎角が維持される。Guðmundsson Margeir は面積3.57m2のPV3Lを彼のふたつの170フィートヘッドライン長さのエビ網に使用。「これはとても良い。期待通りだ。力があって安定している。操作性も非常に良い。これは以前の同じサイズのものよりも軽い」と。

Stigandi VEのスキッパー Bragason Baldurもまた、3.21m2面積のPV3L型の機能に満足している。「期待どおりのもので血から強く効率的で、操作性も良い。自分は1ヶ月間使用しただけだがいまのところ十分満足している」と。（以下省略）