memories on the sea 海の記録

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死んだ鯨を発見  メキシコ湾

2010-06-24 10:24:17 | 海事
メキシコ湾の油漏れ事故の現場の南77海里で死んだマッコウクジラが発見された。米国のNOAAは海産哺乳類の生態情報収集と死亡原因と環境要因についての研究を進めているところであった。(FUD6月18日)

4月20日にBPのオイルリグが爆発して以来始めての死んだクジラの発見であった。しかし鯨は油で汚染された海水の中にあったのではないが、どこで死んだものかは不明である。コノクジラは6月15日、火曜日に発見された。

NOAAの調査船PISCESによってこの鯨が発見されると直ちに現場チームの主任 Paul Felts は海産哺乳類のホットラインを通じNOAA海産哺乳類専門家の野生生物部局の統一指令に連絡を取った。鯨の推測寸法からすると科学者らは成体になる前のものであるとされる。その鯨の状態からは数日あるいは一週間程度前に死亡したものと推測されている。しかしながらその鯨は油に汚れた海水の中で見つかったものではない。NOAAの専門からは鯨は漂流してきたものと推定している。

油漏れが死亡原因であると認定することは困難であり、NOAAは船との衝突やからまりなどを検討している。おのクジラからの標本も採取されPISCES号は7月2日に帰港予定であるがそれ以前にほかの船がサンプルを受け取りに行くことも考えられる。標本の完全な分析のためには数週間が必要と見られている。