memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

200人以上を救助  インドネシアフェリー事故

2009-11-23 00:53:40 | 海事

乗客を載せすぎのフェリーからは200人以上がすでに救助された、しかし少なくとも23人が亡くなり、行方不明の人数も把握されていない。当局は悪天候と高波によるものという(BBC 22日)

べつ情報によればこのフェリーの定員は273人であるが、定員超過と思われると。救助活動は夜に入ったために現在は休止、朝に再開される。

インドネシア海上交通当局のSunaryo局長は救助活動は悪天候によって阻害されていると。「波高が6mもあり、小型の船では現場に近づくことも難しい」とジャカルタの記者会見で発表。 フェリーDumai Express 10号はバタム島からリアウ諸島のDumaiに向かう途中沈没した。 この事故は出港から90分後に発生。

乗客名簿によればおよそ240人が乗船、しかしこの数値が正しいかどうかはわからない。この事故はインドネシアとマレーシアの間のマラッカ海峡で発生。
また何人が救助されたかも今のところ不明。 リアウの警察当局者はBBCに対して218人が救助されたと伝えたが、他の情報では292人あるいは232人とも言う。なにせ何人乗っていたかが解っていない。

海軍の報道官は、すでに沈んでしまった船体に取り残された人がいるかもしれないという。 また別のフェリ- Dumai Express 15,号も悪天候のため、バタム島とモロ島の間で座礁したという。こちらは、乗組員を含む278人全員無事であると。定員オーバーと不十分なメンテナンスによるフェリー事故により百人以上の規模で命が失われるフェリー事故が毎年インドネシアでは発生している。この3年間で、インドネシアのフェリー事故による死者の数は800人に及ぶ。

>>>バタム島にはシンガポール南端のWTCの乗り場から高速フェリーで1.5時間。何度通ったことだろう。暑さしのぎには高速が快適だが、フェリーの外に出ることは許可されず、エアコンの冷機の中で耐えるしかない。日中は平穏に見えるトロリとした緑色のマラッカ海峡。悪天によるスコールで波高は6メートルにもなるのだろうか。