memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

上海蟹がテムズ河に侵入

2009-07-16 00:11:12 | 水産・海洋
大きな鋏を持つカニMitten Crabが英国に船で上陸WWFや国立歴史博物館は警告を呼びかけている。(ザ・ロンドン・ペーパー 14日)剛毛で覆われたミトンのようなその鋏が大きいことからミトン蟹とよばれる極東由来のカニ。そのカニが船舶のバラスト水を介してロンドンで広がりつつある。このカニ旅団はテムズに住み着き、さらに英国の多くの河川に広がりつつある。このカニは河岸に穴を開け護岸を破壊する。在来種の生物例えばザリガニなどを餌として捕食する。「条件が整えば、このカニは天文学的な比率で増殖。河を離れて乾燥地帯を移動し、別の河川に移動もする。このカニが国中の河川に繁殖することになる」と科学者は警告している。

>>>中国では上海蟹または大閘蟹と知られる淡水のカニ。日本でも珍重されるし一杯が数千円という店もある。たかが田んぼのカニではないか。晩秋になると「上海蟹入荷しました」と告知が張られる店もある。昔はあまり見かけなかったものが、近頃は、時期になると店頭がカニだらけになる香港の店、路上のバケツにカニを詰めて売る上海という現象は養殖のおかげ。しかし喜んでばかりいられない、抗生物質や薬剤の使用が当たり前と聞くと食欲は減退。