最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

女性のすべてのライフサイクルに関わる助産師の役割

2017年09月05日 08時29分29秒 | メディカルはこだて
第63号では函館中央病院周産期センター副看護師長の村上信子さんを取材した。


周産期センター副看護師長の村上信子さん

周産期(出産の前後の時期)に関わる高度な医療を行うことができる道南唯一の総合周産期母子医療センターとして、函館中央病院は地域の周産期医療の中核を担ってきた。同病院には30人の助産師が勤務しているが、周産期センター副看護師長の村上信子さんもその一人。道立旭川高等看護学院助産婦科(助産学科)を卒業後、旭川医科大学病院を経て、函館中央病院での勤務が10年目を迎えた。
同病院の年間分娩件数は700件前後。道南地区のほぼ全ての周産期ハイリスク症例を取り扱っている。村上さんは「ハイリスク症例とは妊娠高血圧症候群や切迫早産・前期破水、胎児発育遅滞などですが、当センターでは小児科の新生児専門医と密に連携を取り、母児共に最良の選択となる医療を常に目指しています」と話す。助産師の仕事は分娩介助だけではない。「妊婦の健康管理や妊娠中の生活指導、出産後も褥婦の体調管理、母乳指導、乳児指導など妊娠から出産・育児に至るまでの母子の健康を守るための管理と指導、さらには未成年への性教育指導や家族計画指導まで、助産師は女性のすべてのライフサイクルに関わっています」。



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