最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

法人情報システム室の使命は「人とITをつなぐ」こと

2017年03月10日 13時27分58秒 | メディカルはこだて
第61号では高橋病院法人情報システム室の滝沢礼子室長と佐藤美知子さんを取材した。


看護師をはじめ、ソーシャルワーカーや理学療法士、診療情報管理士、システムエンジニアなど様々な職種が揃う高橋病院法人情報システム室の滝沢礼子さん(室長、写真右)と佐藤美知子さん(理学療法士、写真左)。

平成26年に開業120年目を迎えた高橋病院(高橋肇理事長)は「地域住民に愛される信頼される病院」を理念に掲げ、「生活を支える医療」「連携文化の育成」をキーワードに、地域全体でリハビリテーションを中心とした医療福祉ネットワークを展開。法人施設内外の継ぎ目のないネットワーク構築や患者サービス向上の手段としてIT活用を積極的に進め、平成20・21年度には2年連続で経済産業省「IT経営実践認定組織」に選出されている。
ITネットワークを活用した医療と介護の統合の必要性にいち早く着目した同病院のITによる情報連携への取り組みは、2007年全国に先駆けてIDーLinkの試験稼動を行ったことが出発点。このシステムはインターネットVPNを利用して患者の診療情報を双方向で共有し、良質な医療を寄与することを目的に開発されたクラウド型サービスだ。開発したのはソフトウエア設計・開発のエスイーシー(本社・函館市末広町)で、現在の利用状況は37都道府県、6千施設以上に達している。
11年には在宅・介護と医療との連携を押し進めるため、スマートフォンやデジタルペンを用いて患者のADL情報を多職種間で共有し、適切なケアやリハビリへとつなげる生活支援型見守りシステム「どこでも My Life」を稼働。さらに、13年にはIDーLinkと「どこでも My Life」双方の機能を合わせもった「Personal Networkぱるな」を開発、医療と介護、生活支援の一体的な提供を目指している。



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