最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

ブナの大木に癒された黒松内岳

2007年10月09日 21時19分26秒 | 山歩き・散歩・温泉
昨日の体育の日は山登りだった。
登った山は黒松内岳。町の面積のうち9割近くが森林という黒松内町は、自生北限地帯として国の天然記念物にも指定されているブナ林が有名だ。「歌才ブナ林」に行くと樹齢200年以上のブナの大木に出会うことができるが、黒っぽい地衣類の独特の模様がついた幹、そしてたくさんの緑の葉を茂らせたブナは見飽きることのない木でもある。



黒松内岳へは国道5号を長万部からニセコへ向う途中の蕨岱(わらびたい)から道道9号に入り、黒松内町の市街地手前にある大きなパーキングエリアから黒松内川に沿った林道を走る。登山口までの距離は約5.5キロ。
一緒に登ったのはYさんで、5月にはYさんとその友人で札幌在住のHさんの3人で恵山を登っている。
登り始めからいきなり急な道が続いている。年に数回しか登らない者にとって、こういうスタートは本当に好ましくない。数分で息が切れ汗が噴き出してくる。ひたすら足を上げる動作に集中するしかない。
それでも「1合目」「2合目」の案内板に励まされてどうにか3合目までくると、大きなブナの木が目につくようになる。ブナは幹も好きだが、その葉っぱの形も素晴らしい。ブナに癒されながら登り続けていると、傾斜がゆるんできた。稜線上の平坦なブナの尾根道は快適そのものだ。

528㍍地点から眺める山頂部

地図上にある528㍍地点を過ぎると一旦下るが、それを過ぎると目の前に山頂部がすべて顔を出してくれる。遠目にも頂上直下は急斜面であることがわかる。ブナ林はすでに終わり、遮るものがないだけに遠くを見渡せる登りが始まった。頂上までもう少しという所までくると足場は極端に悪くなりロープも張られている。
「ロープは補助です」という看板がすぐ近くにあるが、補助などではなく、これが頼りである。
ズリ落ちるのではと心配になるほどの頂上直下もどうにかクリアして無事、頂上に立つことができた。


Yさん(写真左)とよれよれの編集長(写真右)

頂上からは日本海と噴火湾(太平洋)の両方の海を見ることができる。
吹き抜ける風が心地よい。
Yさんがお湯を沸かしてスープを作ってくれたが、黒松内のコンビニで買った魚肉ソーセージととてもよく合った。

太平洋側の噴火湾(写真左)と日本海(写真右)
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