最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

全国各地の医療機関や施設で導入拡大。インターネット利用の「地域医療連携システム」

2017年03月10日 13時26分45秒 | メディカルはこだて
第61号では株式会社エスイーシー医療システム事業部クラウドソリューション部課長の盛長志朗さんを取材した。


ID-Linkの特徴を説明する盛長志朗さん。

ソフトウエア設計・開発のエスイーシー(本社・函館市末広町、永井英夫社長)が2007年に構築したIDーLinkは、地域の参加医療施設間をインターネット回線で接続し、それぞれの施設が保有している診療情報の相互参照を可能とし、緊密な医療連携を実現するシステムだ。道南地区では2008年にIDーLinkの技術を使用した道南地域医療連携システム(道南Medika)が発足。現在では函館市内や道南の多くの医療機関や施設などが医療連携ネットワークに参加し、地域の診療情報を共有している。
全国的にもほとんど例のない新しいネットワークシステムのIDーLinkは、全国各地で導入する地域が増えている。2016年12月末現在の利用状況は36都道府県、6166施設に達している。多くの連携システムの中から全国の医療者がIDーLinkに注目したのは「双方向利用のシステムであること、そして地域の医療機関が持っている独自の患者コードを、一元管理用IDで紐付けて『1地域1患者』のデータを各医療機関が共有できることなどが高く評価されていると考えています」。



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