最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

聴診器を首から下げる管理栄養士。NST国内最高水準の「近森病院」臨床栄養部科長から転身

2017年03月10日 13時25分13秒 | メディカルはこだて
第61号では函館五稜郭病院栄養科係長の佐藤亮介さんを取材した。


函館五稜郭病院栄養科係長の佐藤亮介さん。

昨年12月、近森病院(高知県高知市)の臨床栄養部科長として活躍してきた佐藤亮介さんが、函館五稜郭病院栄養科の係長に就任した。地域医療支援病院や救命救急センター指定、災害拠点病院など、さまざまな許認可を受けた急性期病院の近森病院は、NST(栄養サポートチーム)に関しては国内最高水準と評価されている。栄養サポートチームとは低栄養など栄養管理の必要な患者に病院の様々な職種が連携を持ち、それぞれの知識や技術を出し合って最良の方法で栄養支援をするチームのことだ。
近森病院では管理栄養士が聴診器を使って患者のお腹の音を聞いている。「お腹を聴診するのは腸管の蠕動(ぜんどう)音を聞いているからです」。蠕動運動は主に食道から直腸までの消化管の収縮運動のことで、内容物を移動させる役割をしている。「食物や水分をとる、運動をするなどの刺激を与えることによって活発になりますが、このような蠕動運動は免疫細胞を活性化することも知られています。医師や看護師だけではなく、管理栄養士も常に聴診器でお腹の音を聞くことにより、患者さんのお腹がしっかりと動いているかどうかを確認しています」。


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