私は初老男である。
訳あって禁酒している。
それほど大事な理由があるわけではない。
だいたい、私は基本的に晩酌をしない。
晩酌はやらないが、毎週末にハイボールをゆっくり飲るを唯一の楽しみにしていた。
飲るのを止めように思って1~2週の週末は、ムズムズした。何かすごく損をしたような気になって辛かった。
しかし、3週目の先週末はほとんど何の痛痒もなかった。
ただ私は自分でもよくわかっている意志の弱い男である。
しかも、酒を止めている理由が大して大事なことでない。
酒を一杯でも口にしてしまえば、すぐにやめていた時と同じ、いやそれ以上に飲んでしまうだろう。
はたして、いつまで禁酒していられるやら・・・。
さて、今年の大河ドラマが「良い出来」であることは読者のみなさんに度々紹介してきた。
今回の第9回「ふたりのはみだし者」もとてもよかった。
だいたい大河ドラマは45~48回ほどの放送回数であろう。
とすると第9回というと、ほぼ5分の1が終わったことになる。
すると、俗にいう「起・承・転・結」の「起」の部分が終わったと考えてよいと思う。
特に「起」の部分の最後と思える今回に、清盛の終生のライバル「雅仁親王(後の後白河天皇)」が登場。
しかも演じるのは松田翔太。
この人は、与えられる役によってその存在感がずいぶん変わる役者だと思う。
前回の大河ドラマ出演は「篤姫」の時、篤姫の義理の息子14代将軍「徳川家茂」だった。
この役も重要な役なのだが、何しろ若くして病弱で結局早死にする役だ。
そうした役では、この人のゾッとする位の殺気が生かされない。
今回は非常に良い役に抜擢されたと思う。
ドラマの最後の部分での清盛との「双六」のシーンは秀逸だった。
とにかく今回の大河ドラマのキャスティングは見事なり。
白河法皇の伊東四朗。鳥羽上皇の三上博史。得子の松雪泰子。崇徳天皇のARATA(井浦新)。
ここいら辺の宮中の役所は、過去の大河ドラマの中でも屈指の名配役だと思う。
「伊東の不気味さ」「三上の心理的鬱屈の表現」「松雪本人が持っているの女の情念」「井浦の持っている何ともいえぬやりきれなさそうな表情」
どこにも違和感がない。
今回の大河ドラマのキーワードとなっているのが
「物の怪(もののけ)」と「双六(さいころ)」
であろう。
白河法皇が清盛に言い残す自分の血に宿る「物の怪」のおぞましさ。
母舞子からもらった「運の強さ」(双六の強さ)。
これらが、これからのドラマの展開の中でも重要な意味を成してくだろう。
最後の雅仁と清盛の「双六合戦」は、いい見所だったなぁ。
とにかくこれまでは、登場人物の紹介で終わった感がある。
それでも上手に話を展開してきた。
これからが「起承転結」の「承」になり、益々期待が高まる。(ワクワク)
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんが視聴率が高くなくても、よいドラマはよいと感じられますように。
May
しかし、今の子役はすごいね。清盛の息子「清太」も義清の「娘」も3歳に満たないのだろうけれど、ちゃんと演技して存在感を示してたからねぇ。
訳あって禁酒している。
それほど大事な理由があるわけではない。
だいたい、私は基本的に晩酌をしない。
晩酌はやらないが、毎週末にハイボールをゆっくり飲るを唯一の楽しみにしていた。
飲るのを止めように思って1~2週の週末は、ムズムズした。何かすごく損をしたような気になって辛かった。
しかし、3週目の先週末はほとんど何の痛痒もなかった。
ただ私は自分でもよくわかっている意志の弱い男である。
しかも、酒を止めている理由が大して大事なことでない。
酒を一杯でも口にしてしまえば、すぐにやめていた時と同じ、いやそれ以上に飲んでしまうだろう。
はたして、いつまで禁酒していられるやら・・・。
さて、今年の大河ドラマが「良い出来」であることは読者のみなさんに度々紹介してきた。
今回の第9回「ふたりのはみだし者」もとてもよかった。
だいたい大河ドラマは45~48回ほどの放送回数であろう。
とすると第9回というと、ほぼ5分の1が終わったことになる。
すると、俗にいう「起・承・転・結」の「起」の部分が終わったと考えてよいと思う。
特に「起」の部分の最後と思える今回に、清盛の終生のライバル「雅仁親王(後の後白河天皇)」が登場。
しかも演じるのは松田翔太。
この人は、与えられる役によってその存在感がずいぶん変わる役者だと思う。
前回の大河ドラマ出演は「篤姫」の時、篤姫の義理の息子14代将軍「徳川家茂」だった。
この役も重要な役なのだが、何しろ若くして病弱で結局早死にする役だ。
そうした役では、この人のゾッとする位の殺気が生かされない。
今回は非常に良い役に抜擢されたと思う。
ドラマの最後の部分での清盛との「双六」のシーンは秀逸だった。
とにかく今回の大河ドラマのキャスティングは見事なり。
白河法皇の伊東四朗。鳥羽上皇の三上博史。得子の松雪泰子。崇徳天皇のARATA(井浦新)。
ここいら辺の宮中の役所は、過去の大河ドラマの中でも屈指の名配役だと思う。
「伊東の不気味さ」「三上の心理的鬱屈の表現」「松雪本人が持っているの女の情念」「井浦の持っている何ともいえぬやりきれなさそうな表情」
どこにも違和感がない。
今回の大河ドラマのキーワードとなっているのが
「物の怪(もののけ)」と「双六(さいころ)」
であろう。
白河法皇が清盛に言い残す自分の血に宿る「物の怪」のおぞましさ。
母舞子からもらった「運の強さ」(双六の強さ)。
これらが、これからのドラマの展開の中でも重要な意味を成してくだろう。
最後の雅仁と清盛の「双六合戦」は、いい見所だったなぁ。
とにかくこれまでは、登場人物の紹介で終わった感がある。
それでも上手に話を展開してきた。
これからが「起承転結」の「承」になり、益々期待が高まる。(ワクワク)
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんが視聴率が高くなくても、よいドラマはよいと感じられますように。
May
しかし、今の子役はすごいね。清盛の息子「清太」も義清の「娘」も3歳に満たないのだろうけれど、ちゃんと演技して存在感を示してたからねぇ。