私は初老男である。
我が地域で大学ラグビーのゲームが開催された。
「明治大学VS同志社大学」の定期戦だ。
あるサブタイトルが付いている。
「北島忠治メモリアル」
である。
さすがに近頃のラグビーファンでは「北島忠治」氏のことを知らないかなぁ・・・・。
まあ、いくらラグビービギナーでも明治大学ラグビー部の「伝説の北島監督」は知っていて欲しいけれど・・・・。
ただ情けないことに、私自身も北島氏が新潟上越市(旧安塚町)の出身であることを知らなかった。
「前へ」
明治大学ラグビー部の「重戦車」と呼ばれるFWを作ったのは、北島のこの言葉であり明治大学の一貫した攻撃姿勢である。
この明治の「前へ」へ対して早稲田の「揺さぶり」がライバルとしてのずっと続いているのだ。
昨日、日本代表VSイタリア代表のゲームを見た後では春シーズンの定期戦とはいえオープン戦。
のどかなものである。
会場となった高田公園陸上競技場は、スタンド席も650席ほどで芝生席他を含めても1000人ほどしか観客が入らない。
観客も、とてもラグビー通とは思えないご年配の御夫婦が中心。
地元のチーム同士のエキジビションマッチが、20分ハーフで行われる。
さすがにアマチュア(あ、大学だってアマチュアか。って基本的に日本にはまだ「プロ」は存在しないか)らしいプレーの連続で、ほほえましい。
その後、キックオフ1時間前から両大学のウォームアップが始まる。
さすがに、地元チームの選手を見た後では「本物のラガー」って感じ。
ただ、ユニフォームのせいか、なんとなく同志社大学の方が体が大きいような気がした。
キックオフ前のセレモニー「両校校歌の斉唱」これが面白かった。
同志社大学の校歌「DoShisha College Song」。。。。
これも最初なにか古文のような歌詞かと思っていたら「英語の校歌」だったのね。
斜め前の揃いのキャップをかぶった70代と思われる一団が一緒に歌っていた。
そして、明治大学の校歌。これは私でも知っていた。
すぐ前の男性がまるで「独唱」の様に一人で朗々と歌い上げていた。
ゲームは45vs47で明治大学の勝利。
とても面白かった~~~~~。
やはり「ガチ」でないとは言わないが、互いの調整を兼ねた戦術・技術の確認をしている感じのゲームで逆に良かった。
ミスが多かった明治。それを見逃さず得点した同志社。
しかし「前へ」を忠実に実行することで確実に取るべき得点を重ね、最後の攻撃で逆転して見せた明治。
ただ、ラストプレイでラッシュを見せてボールを取れそうなラックを作った同志社もさすがの感がある。
・・・・・とにかく、斜め後ろにいた明治ファンの中年女性。
「ホレ、そこだ。頑張れ明治!ロールアウェイ!ノックオン!ペナルティ・ペナルティ!」
分からなくはないけれど・・・・・五月蠅いです!
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、のんびりした日曜日のスポーツ観戦を楽しみますように。
May
・・・・大して陽も当たらず、寒くもない陽気だったのに腕と顔を真っ赤に日焼けしてしまった。