築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

マグロ少なくメジ多い・・・(昨日分です。更新されておりませんでした・・)

2016-12-05 08:19:46 | Weblog
師走に入り、世の中は忘年会シーズンだというのに
生のマグロは相変わらずの数の少なさ。。
という状況にも関わらず、日本海は境港の旋網のメジ(マグロの稚魚)は大量だそうで
値段もキロ単価500円~600円だとか・・・

マグロは数が少なく値が高い!メジはめちゃ安で稚魚を旋網で群れごと網で一網打尽に
捕れば資源は減退の一途・・・
メジを扱わない大物屋の築地のマグロ屋にとっては(メジは小物扱い)
まさに踏んだり蹴ったり!!
最低限、「メジは捕るな」とは言いませんが、旋網で群れごと・・・
はどうにかならないものですかね??
これでは日本は『マグロ獲り過ぎだ!!』って言われるわけですよね。。
外国人にしてみればメジもマグロも同じ『TUNA』
結局とばっちりはマグロしか扱わない私たちにきますよね。。
でもですね・・・築地のセリ場に並ぶマグロの総本数考えても
ここで1日に捌かれるマグロの量なんてたかがしれてると思うんですよね~
10キロ尾のメジが10本で100キロのマグロ1本分にも満たしません(頭や内臓含めれば)
でもその10本が5年もせずに100キロになればメジ1000本分以上。。
と・・・私が言いたいのはそういう事です(^^;;)
ちなみにボストン。カナダなどは小さいサイズのマグロは「捕ってはいけない?」という
ルールがあるとか無いとか??そんな話を聞いたことがあります。
海に囲まれた漁業の国「ニッポン」
残念ながら資源保護の意識という観点では海外に大きく後れをとっていると
言わざるを得ないでしょうね。。。


と愚痴はまぁこの辺にして・・(><;;)
今日も相変わらずの「メバチと養殖本マグロ専門店」状態。






今日は近海物で噴火湾定置網の40キロサイズのマグロが15本くらいでしょうかね?
あるにはありましたが、なにせ浜値が高すぎる~~
他の大間や近海メバチも少ないでしすし、養殖物も・・・

養殖は経費も掛かってますから安くなりませんね。。
やっぱ天然がイイケドなぁ~~(><)