築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

台風前の

2021-09-30 08:50:31 | Weblog
明日から待ちに待った、緊急事態宣言によるお酒の提供の自粛
(という名の事実上の禁止)の解禁日!
まだまだ時間に制限はあるとはいえ、少しでも出せるようになるのと、
全く出せないのとでは雲泥の差。
ここで一つ、分科会なる専門組織の尾身会長さんには、
本当にお酒の制限による効果というのがあったのか?無かったのか?
専門家らしく科学的な根拠を検証し、示して欲しいものです。
今こうして新規感染者数が減ってきているのが本当に今のお酒、
外食に制限をかけることでだったのか否か?
恐らく感染症なんでまた増えることもあるでしょう。
そうなったときにまた「自粛しろ」というのであれば、今このタイミングできちんとした
検証をぜひともお願いしたいものです。
本当にいろいろと辛く、苦しい時間でした・・・売れ口ももとよりですが精神的に。。

しかしまぁ、そんな9月も今日で終わり。
「明日から!!」と思うタイミングで台風という・・・
しかももろに太平洋岸を日本沿岸に沿ってという進路ですので、これでは太平洋岸の漁は無理ですよね~
ということで今日からもう、近海物の天然本マグロは全然数がありません。
卸し5社合わせても10本も無かったと思います。
その代わり?バチはそこそこありましたね。
延縄船は比較的船が大きいので多少に時化でも大丈夫なのだと思いますが、
そんな延縄船でもこの台風通過に伴い入船してきたものと思われますが。。

そんなタイミングでここぞばかりに本数あったのが大西洋カナダ産の天然本マグロ。
普段ならセリ場に出すのをためらうであろう月末ですが、明日から物が動きそう!
だけど近海物は少ない!まさに今日!!ですね(笑)


やはりそれなりに需要はあるようで値の動くもまずます。
まちがっても「安い」相場にはならないですよね(^^;;)
そう思って最初から競ったので・・・まぁそれでも自分の中での
「ギリギリの値段」
で仕入れられました(笑)
無頭、尾無しの136キロ!



写真を撮ったタイミングが切ってすぐだったのでここからもっと脂の色も出ております(笑)
鮮度がすごく良く、赤身にも脂が刺しているような、そんなマグロです(^^)

大西洋本マグロは今がまさに「旬」の時季ですからね!
美味しそうなマグロですよ~~


さすがに明日のセリ場は何も無いのかな~??なんて思います。
今日のジャンボが利いてくるか??な(笑)


助けていただき(^^;)

2021-09-28 09:06:23 | Weblog
いよいよと言いますか、今度こそ本当に緊急事態宣言は解除になる模様ですが、
飲食店の酒類の提供と営業できる時間が何時までなのかはいまだ不透明なまま。
宣言解除まであと約2日半・・・
まーお役所の役人さんたちに、仕込みの事言ってもわからないんでしょうが、
食材の準備、飲料の準備・・そんなにすぐにできるものでもないんですけどね。
食材は痛むのも早いですし・・・

そんなわけで10月の1日からすぐに!という事にはなかなかならないかもしれませんが、
制限解除に向けての消費の戻りには皆さん、大きな期待はしていると思います。
それを表すかのように、そしてそのタイミングで太平洋岸は台風の接近という
まるで「いじめか?」と思いたくなるようなタイミングではありますが、その影響も
考慮しての今日の相場だと思います。
本数自体は津軽海峡や三陸の天然物は結構多めにあったと思うのですが・・・やっぱり高い(T0T)
皆さん買いに出ている印象ですね。
こういう時、消極的にでると良いことないってわかってはいたのですが・・・・

やっぱり「あ~あれ買っておけばよかった(泣)」というパターンに陥り、
でも今日はどうしても欲しい。どうにかしなきゃ・・・と。。

で悩んだ挙句、仲間の仲買さんにその方が仕入れた大間のマグロを
「半分分けていただけませんか??」
と(^^;)
魚体の大きい魚や少ない時などは結構仲買さん同士で「半分づつ」と分けたりするものなのですが、
それもセリ前に約束するパターンが多く、セリが終わってからお願いするのは
本当に申し訳なく思っていたのですが・・・快く快諾していただけました。
本当に助かりました!ありがとうございます。
でお分けいただいた延縄漁の大間産天然本マグロ(106.0キロ)!!



さすがに物はバツグンでした(^^)

でその他に安価なところも必要かと三陸気仙沼産の旋網キハダも仕入れてます。
キハダもヤケも無く、脂があって良かったですよ~
何より旋網キハダは味が美味い!!
旋網漁ですが全く水っぽさが無く、むしろ身の質が良く延縄漁のようなキハダです。
それでいて味は旋網漁の美味さ!!という、おいしいとこどりの魚でした(笑)


ジャンボは昨日お伝えした通り、ボストン産は今月は無い模様。
カナダ産が今日は3本、こちらも今週は数が見込めないことから高値でしたね。


今週末から動きが出るのか否か??が全く不明なんですが、
とりあえず品は揃えておかなければ・・・・というのはあります。
そういう苦労・・・わかってくださいね!都知事さん。。


明日の水曜日は市場、水曜休市日とさせていただいております。
関係各位様には大変なご不便とご迷惑をおかけいたしておりますが、
ご理解とご協力の程どうかよろしくお願いいたします。



う~ん・・・なんとも

2021-09-27 09:24:34 | Weblog
今出ている緊急事態宣言、今月末にて解除になる見通しと今朝のニュースで見ましたが、
はたして宣言解除になってすぐに「じゃあ飲みに行こう!!」となるのかは
全く読めませんし、いきなり動きが戻るとも思えませんが、今現在休業されている
飲食店さんだったりというのは営業を再開する方向なのかな??とも思ってみたり・・・

週明け、月曜日の未明の時間よりそんないろいろな思いが渦巻きながらの出勤でした(^^;)


今週中ごろは台風の影響も出てきそうで、それでなくても大西洋ボストン産の
9月分の漁獲枠は今日で終了。。
宣言が明けて人の出が戻れば品物高くなる??という予想はありましたが、その私の予想が
あったのかどうかはわからないのですが今日は全体的に相場が高かったですね。。
先週からここ数日ずーっと高い日が続いておりましたが、個人的な感想としては今日が一番だったかな??と。

近海物は太平洋岸の魚は最近大きい物ばかりでちょっと小さい??と思っても130キロ台(泣)
中心は200キロ前後。。
逆に日本海側かな?と思われるマグロは40~50キロ台。
『200キロか50キロ』
みたいな選択肢で、どっちもなぁ~~という感じ。
やっぱり魚体の大きい太平洋岸と思われるマグロの方が全然脂はのってます。
後は大西洋の天然本マグロとなるのですが、まぁ『ジャンボ』という愛称があるくらいですから(汗)
今日でボストン産は今月終了となるようですが、カナダ産はまだあるそうです。
その特徴と言えばボストン産の方が赤身がしっかり出る感じですかね?
カナダ産は脂はあるんですが赤身まで脂でちょっと色がボケる感じです。
そのぶん安くなってくれればいいんですが(^^;)まぁ今日のような日はそれも期待できません。。

とにかく今日は高かった~~~(T0T)

でこんなんなんで(汗)



明日はホント、なんか買わないとヤバいです。。
塩釜も旋網漁やっているようですが、バチとキハダのみですね~


今日はまだ「緊急事態宣言真っただ中」な売れ口ですが・・・・
明けてどうなるんでしょうか???

全く読めないだけに仕入れが・・・・難しい(泣)

ここのところ・・・(T0T)

2021-09-25 08:54:08 | Weblog
今月に入って、旋網やら延縄やらなんだかんだでいろいろと出ていた生の天然本マグロも
先日の台風14号を境に太平洋、近海共に数は減り気味です。
台風後の数に関しては台風はあまり関係が無いのかもしれませんが、
結果的にそんな感じになってます(^^;;)

で今日も引き続いて、近海は数もそこそこあるにはあるんですが、津軽海峡は
脂のある良い物と、脂の薄い物がはっきりとしてしまっており、当然セリ値も
良い物は高く、脂の薄い物はセリ残っている・・そんな状況です。
となると大西洋ジャンボに行きたいのですが、近海がそんな感じで中間どころが無いもので
脂のところでいくと考えることは皆さん同じになるので・・・・

この時期、近海の三陸のバチは脂がのっていて魚も良いのですが、やはり
「バチはバチ」
なんですよね。。
普段バチをお使いになられている方でしたら喜んでいただける魚でも
あまりバチをお使いになられない方からすれば「本マグロの代わり」にはならず。。。

ということで、今日もバチにキハダと見かけましたが・・・・
個人的には「美味しそう」でしたが(笑)





天然の在庫も僅かになってきました(^^;;)
明けには何か仕入れないと・・・(汗)

アメリカ強し!

2021-09-24 09:03:35 | Weblog
今朝のニュースで松屋の牛丼の値段が値上げになるとやっておりました。
理由はアメリカ国内の牛肉の需要が増え、原材料が高騰しているとのこと。
マグロも然り・・・

現に今が最盛期の大西洋、ボストン・カナダ産の天然本マグロ。
ほんの数年前まではそのほとんどが日本に輸入され、近海物に脂がのる前の今の時期に
脂の乗った天然本マグロとして随分と助けられたものです。
その大西洋「ジャンボ」も今年はコロナ禍の自粛生活から経済活動に舵を切り
すでに景気が戻りつつあるアメリカ市場に値で勝てず、結構な量を自国で消費していると聞いております。
同じくアメリカと国境を接し、カリフォルニア近くで養殖されているメキシコ産の養殖本マグロも
アメリカ市場の値段に日本が付いていけなくなりつつある状態。
すでに単価で500円以上、値上げされております。
コロナが脅威なのは間違いないと思いますが、こうして物流の現場にいると、この日本経済の
世界からの「置いていかれ感」をものすごく感じますね。
しかもただでさえ30年も続くデフレの真っ最中。
バブル期は日本から見て「物価が安い!!」と言っていた東南アジア諸国のように、
気が付けば欧米からは「物価の安い国」と認識され、国民の平均所得は全く上がらぬまま。
このままでは本当に、いずれ食料も海外に値段で勝てず輸入すら厳しくなる時代がきてしまうのでは??
と危惧してしまう今日この頃です。

そんな感じで今日のボストン産ジャンボは下の抑え値(最低値)も若干高めでしたが、
物が良い品物は問題なくそれ以上。
ですがちょっと魚体が大きくて脂薄めなところは残ってましたね~
「まぁそんなに悪くも無いんだけど、その値段だとお得意様に値段で紹介できないなぁ~~」
という感じ。
その平均的な下値が向こうの方が強いんでしょうね。

近海物は津軽海峡ばかりで相変わらず良い物とそうでない(脂の薄い)もの、はっきりしてます。
特に魚体の小さめなところは脂無いですね~

塩釜の旋網は今日はバチとキハダばかり。
バチもキハダも品物は良さそうでしたが、そこは旋網なんで・・・ヤケが怖いですね(^^;)





ウニの相場なんかも聞くところでは中国への輸出が値段一番出せるので、そこの値段次第で
相場が決まっていくそうです。
日本の良い海産物は海外へ。
海外の安価な食料は日本へ。。。

そんな時代が来るのも遠くないかもしれませんね・・・(T0T)

またまた撮る前に・・・(笑)

2021-09-22 09:24:25 | Weblog
昨日まで品薄だった近海の天然本マグロ。
今日は台風後の漁があったようで、津軽海峡大間三厩に戸井。
青森県小泊など数もまぁ「多い」というほどではないんですが、
週末から昨日までの少なさで在庫も減ってきたところにという点で
それとなく雰囲気のあるセリ場でしたね。
津軽海峡の釣り、延縄以外にも数はまとまっておりませんが三陸塩釜の旋網漁の
天然本マグロがあり、輸入物では大西洋ジャンボもぼちぼち。
逆に昨日より近海のバチは減った感じでした。

近海の天然物全体で見渡すと太平洋岸の魚体の大きめなところは脂もあって
物は良さそうなのですが、日本海側と思われる魚体が50キロ前後サイズのところは
脂が薄い物が多い印象ですね~

で、です・・・(笑)
やはり脂の乗った大きめなところが欲しい!!
と思い大間に戸井、そして質の良さそうな塩釜と詮索しながら見ていって
今日の塩釜は全体的に身の質が良く鮮度もバツグン!
物によっては数日置いた方が脂が出るのでは??と思う感じの魚もありまして、
今日は塩釜がイイかな~と(笑)

とりあえず2本仕入れまして、2本ともヤケも無く、質の良い近海の天然本マグロでした!!
で安定の写真撮る前に無くなってしまうという(^^;;)




明日は祭日で市場もお休みです。
今週は変則でやりずらいんですが、週明けはまたなにかあるのかな??

秋の美味しい物・・・食べたいですね!!

今日はバチDAY

2021-09-21 09:10:26 | Weblog
連休明けの本日火曜日。
連休中の台風14号による漁の影響が気になるところでしたが、
やっぱり今日は天然物の本マグロ系は津軽海峡の物が何本か出ていただけで
予想通りと言いますか・・・期待外れと言いますか・・・
本マグロ欲しかった私からすると非常に厳しいセリ場でした。
特に本数よりも脂のありそうな魚体もそれなりに大きめのところが全くでしたね。
40~50キロ台の中サイズはかなり脂の薄い系な感じの魚ばかり。。
これだと本数あってもなぁ~・・・という感じですね。

今は本当に「赤いだけのマグロ」って売りにくい世の中になりました(泣)

で今脂があると言えば三陸塩釜の生のメバチマグロ!
秋の三陸、東沖漁場の旬の生バチです(^^)



塩釜で「ひがしもの」と名を付けてブランディングしているバチですが、
今日はその塩釜のバチだけはいくらか数も出ておりましたね。
バチというとなかなか世間的には安価だと思われがちで、よくテレビ番組などでも
『本マグロ>メバチ』
という図式をたてられがちですが、バチにも当然旬の時期があり、
本マグロの旨味とはまた全く違うのですが、この時期の三陸のバチは
「ならでは!」の美味さがありますね。

お得意様の中にも「バチじゃないとダメ」な方は間違いなくいらっしゃますし、
私は本マグロとメバチのどちらかが「上」の魚かというのは
一概に決められるのもでもないと思っておりますので・・・


だた『旬』のサカナってのは良いですよね!!


明日は何か、近海物の本マグロかわないと(仕入れないと)なぁ~~~(T0T)

申し訳ない・・・・

2021-09-18 08:09:42 | Weblog
季節的な物かもしれませんが、9月の連休はやたらと
台風接近の確率が高いような気がいたします(^^;;)
というのもこの週は私の地元のお祭りの週。
昨年、今年とコロナ禍で中止になってしまっているのですが、
子供のころからこのお祭りの週に台風の接近を気にしている覚えがあります(^^;)

そんな台風接近中の連休の今週末。
すでに海は時化てしまっているようで、今日は生マグロの競り場、全然数ありませんでした。
ついでに!?遠く大西洋まで時化てしまっているようで、大西洋ジャンボも全部で1本のみ。
近海が大間がちょっとと青森の八戸沖?という謎(笑)の延縄が少々。
あとは気仙沼の大目網漁のマグロが3本。
この気仙沼の大目網のマグロが大間のマグロを差し置いて今日の最高値なのですから、
マグロの競りってってホント、わからないものですよね。。
魚の良しあしは当然ありますけど、値が出る出ないはその時のタイミングが
ものすごく大きい要素になります。
今日のその大目網だって日が違えば半値以下??で買えてしまう日も(^^;;)

なので仕入れるタイミングって重要なんですよね~

で私、手持ちの在庫も心許なかったので今日も1本は仕入れたかったのですが、
今日のこの物が少なく値が高いこの状況。。
連休前に明けには台風の影響で物が少ないと予想できる明けの状況も考慮して
ギリギリまでは(値を)出そうと思っておりましたが、それを遥かに超えてしまう相場では
返ってお得意様にご迷惑が掛かってしまうと思い断腸の思いで諦めました。
ご注文をいただいておりましたお得意様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで・・・・


また週明け以降、必ずチャレンジいたしますのでもしお待ちいただけるのでしたら・・
必ずご満足のいくお品物をご提供させていただけるよう、最大限努力いたします!!

本当に申し訳ありません。。。





ということで今日は残りの大西洋ボストン産と養殖本マグロで凌ぎました。


連休明け、物があることを祈ります!!
台風の影響、被害が最小で済みますように・・・

やっぱりこうなるかぁ~(泣)

2021-09-17 08:41:23 | Weblog
昨日のブログで『大西洋ジャンボの釣りにモリ傷は付き物』なんて書きましたが、
実際に中がどれくらいのダメージなのかは明けてみなけりゃわからないというのが本当のところ。。
お得意様のご注文を受けて切ってみたらビックリってのも多々あります(T0T)

で・・・・



背の真ん中、ガッツリ入ってました~~~(泣)
きびしぃぃぃ~~

いちおうセリ前に傷はチェックするのですが、この傷は正直想像していたよりも大きいキズでしたね~
まーしょうがないですが。。

こういうのは実際市場にお見えになられる方で、現物を見て了承していただいた上で、
お値段でお持ちになっていただくほか無いのですが、お得意様によっては上手く使われるかたも
いらっしゃいます。
バラして柵にしてしまうと意外と使えちゃったりするのも結構あったりするんですけどね(笑)


ということで・・・・
今日のセリ場ですが、一気に数も減り、バチが一番多いような状況。
近海の天然本マグロも大西洋ジャンボも僅かな本数でした。
本数が無い割には近海物はそれほど高値では無いところを見ると物はそれなり?
となると脂は大西洋ジャンボってことになるんですが、やっぱりジャンボは昨日の相場よりは
高くなっておりました。
私もいちおう魚は見ておりましたが、高いなら今日はパス!!ということで(^^;)


台風14号の動きが非常に気になるところですが、太平洋岸、特に三陸への影響は
逃れられない感じになってますね。
明日まではまだ大丈夫でしょうけど、週明け以降がどうでしょう・・・
物は減りそうですね。。。

ボストンと言えば(笑)

2021-09-16 09:07:57 | Weblog
休市前より、今日に塩釜の旋網があるという事は聞いていたのですが、
その塩釜の旋網の大半が200キロ以上のデッカイ魚だという事は
今朝セリ場に入って初めて知りました(^^;;)
とにかく今日の塩釜はどれもデカすぎ・・・・
尻尾見ると脂は見えており、ヤケさえなければ物は良さそうなのですが、
なにせこのコロナ禍の中、200キロの魚体は脅威以外の何物でもなく・・・(汗)

ただ脂のあるマグロでいうと他の近海物では大間などの津軽海峡のマグロも
出ているには出ているのですが、やはり脂の薄い物が中心ですね。
一つヒントになるのが先日もそうだったのですが、津軽海峡の中でも太平洋側の
大畑のマグロなどは脂ものっていて値もそれなりにちゃんと出ておりますが、
どちらかというと日本海側のマグロには脂が少ないような・・・気がします。
特に三厩などの魚体の小さめなところは脂薄いですね~
今年は日本海側には餌が少ないのでは??なんて話にもなってます。

そして脂で言えばやっぱりこの時期は大西洋の天然本マグロ!
今日もボストン産ばかりですが出ておりました。
大西洋ジャンボ、ボストン産と言えばデカいモリの入った「一本釣り」
1本で仕入れてブロック分けにする私たち仲買にとってはなかなか厄介な
大西洋ジャンボの「モリ傷」なのですが、まぁ海でマグロと格闘する漁師さんにとっては
まず「捕ること」が先決なのでしょうね(笑)
ただここ数年は現地の漁師さんもモリ傷の場所で値が変わるという事も
かなりわかってきたようで、頭寄りや尻尾寄りに刺そうとしている感じはわかります(^^;;)

大西洋も「ジャンボ」と言われるくらいですので基本魚体がデッカイのですが、
その中からできるだけ小さめで魚の良い物を・・・ということで(笑)




それでも無頭(頭無し)の110キロ(^^;;)
十分デカいんですが、それでもジャンボの中では「小型」です(笑)

今のコロナ禍でなければもっと大きいのも買えるのですが・・・(泣)



はやく気兼ねなくお酒を飲みに行ける世の中になってほしいですね!!