デブ夫婦のビバ!お気楽人生&ぐーたら生活

体重合計約150㌔のちょっぴりデブ夫婦です♪毎日ぐーたら暮らしているお気楽夫婦のゆる~い日常を綴っています。

『ゼロ~なにもない自分に小さなイチを足していく』/堀江貴文@小さなイチって意外に大変?

2014-01-29 17:42:01 | 読書感想・レビュー

書店に行けば相変わらずどーんと平積みになってますね。発売以来すごいプロモーションで話題になっていたもんで気にはなっていて、購入したのは早かったんだが・・・いつものように『積読』状態の中に入ってしまって、この間やっと読んだというぐーたらさ(*^^*ゞ

まず、2号嫁は堀江貴文さんがキライではない。でもファンではないかもしれない。彼のメルマガを購読したり、ニコニコなんちゃらを観たりもしないし、あの近鉄買収騒動から始まって、今までメディアに登場してきた表面上の堀江貴文しか知らない。そういう意味では、表面上のホリエモンがキライ、という人たちとあまり変わらないのかもしれない。

で『ホリエモン』という愛称で呼ぶのも何となく抵抗はあるのだけれど、『堀江さん』ってのもどうにもなじまないし、年下だからって『堀江くん』と呼べるほどの立場でもないので、やっぱり『ホリエモン』にする・・・。

さて、読み終えての最初の感想。
『なーんだ、ホリエモンも何だかんだいっていい人に思われたかったんだ?』
が、多分これも戦略なんでしょう。今までのあの毒を一切出さずに、正直に綴った(であろう)半自叙伝。かつての『拝金主義者(と思われていた)ホリエモン』が、少年時代のことや育った家庭環境、今まで語ったことのない結婚生活などプライベートについても綴っている。ううむ、『あのホリエモンが・・・』と思わせたい仕掛けがいっぱい♪
なので、ワタシのように毒々しいホリエモンに『いいなー』と思っていたようなヤツにとっては、
『おいおい、アナタそんな人じゃないはずでしょ?(知らんけど)』と、ちょっとイラッとしたりもする(*^^*ゞ

まあ、これが事実だろうと戦略だろうといいんだけど、思ったのはホリエモンって、結構根っこは優しい人なのねってこと。ウチの1号旦那の方がよっぽど冷たい(〃^∇^)o_彡☆あははははっ♪ 1号の場合は、彼とは逆で(?)表面上はすっごく優しくみえるらしいんだけどね。でも『お金と自分以外は信用できない』という人間なので(*^^*ゞ

ミリオンセラープロジェクトという点では、さすがにプロを集めただけあって大正解なんだろう。もはや、本人が書いたかどうかとか、文章力が云々なんてことを言う人も居るみたいだが、そんなことは問題じゃなく、自分の本をミリオンセラーにするということが目標だもんね。
さらに、ホリエモンが『ゼロ』かどうかというと『?』なんだけど、彼自身がゼロだとかゼロじゃないとかってのも実はどうでもいいことで、読んだ人が『ゼロにイチを足す』ことをどう捉えるかってことだと思うのだ。

ただ、1号旦那は、ぱらぱらっと見ただけだがどうもピンと来なかったらしい。

むしろ、この本を読んで『よし! オレも起業しよう!』と安易に思うほうが危険じゃないかと。基本的に1号旦那は、せっかく大学(最高学府)まで出たんだから若い子がどんどん起業すればいいのに・・・と、いつも言っている。が、この本に触発されてってのは危ないと。あと、自分の社員には、どの企業に勤めている人よりもいい生活をさせたい。そのために仕事するのが経営者なんじゃないかと。実際それができないとしても、そういうマインドが必要なんじゃないかと。そして自分がどんな状況になったとしても、自分の社員だけは守らなきゃいけないんじゃないかと。そこがホリエモンとは違うかな~と思ったりもするらしい。ちゃんと、社員のことを考え、しかも真っ当に会社を経営していた人から見ると腹立つかもしれないな、という感想であった。

さて、この本で言うところのゼロにイチを足す能力って、結構スゴイことで、誰でもできるようで実はできないんじゃないかとも思う。

最近よく目にする『自分を変えたいと思ったら今日から始められる』的な本にあるような『できることから始めましょう♪まずは部屋の片付けから。キレイな部屋にすると幸せが集まってきます♪』というような『ゼロ+小さなイチ』なら、今すぐ誰でも実践できるだろうけれど、ホリエモンの言うところの『ゼロ+小さなイチ』は、やっぱり起業家資質(と表現していいのかどうかわからないが)が高い人にこそ成り立つような気がしちゃう。
なので、1号旦那が『これ読んで触発されて起業しちゃうのは危険』ってのも、まあわからんでもない。これを読んで感動しました! とかやる気が出ました! と言ったところで、実際に起業する若者は少ないんだろうしね。

起業するしないは別として、この本の大きなテーマのひとつは『お金をもらう から お金を稼ぐ』にシフトすると仕事は楽しくなるってところだ。儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働くのだ、と。働くことを『何かを我慢すること』と思い、給料のことを『我慢と引き換えに受け取る対価』と思っていないか、と投げかける。
働いている人の約7割くらい? が勤め人という国ではなかなか難しそうではあるけれど、たとえ勤め人で給料をもらう立場であっても、仕事にやりがいは持てるということなんだろう。

個人的には『悩むと考えるの間には、決定的な違いがある』というところが考えさせられた。『悩む』とは物事を複雑にしていく行為で『考える』とは物事をシンプルにしていく行為。これは見事に仕事に当てはまるなあと。が、これまたわかっていてもなかなかできない。考えてるつもりでも、実は同じところをグルグル回っているだけってのはよくあることだ。
それを客観的に分析できるかどうかなんだろうな。デキる人、頭の切れる人ってのはそこができてるんだろう。いや~~アタシも頑張らないと(*^^*ゞ

とはいえ、働く人全員がホリエモンみたいだったらやっぱり世の中うまくいかないもの。時間を惜しんで身体壊すまで働かなくても、身の丈にあったそこそこの給料もらって家族と過ごす時間も大切にして、たまにはぼーっとしたい・・・という人が居たっていいわけなんだわな。どっちがいい悪いじゃなく、どっちが勝ちとか負けとかじゃなく、自分にどっちが合っているかってことなんだよね。

レビューなどを見ると、実際にこの本を読んで『よし! 自分もイチを足すことから始めよう!』と思った人がすごく多いらしい。それはホリエモンの知名度もあるだろうが、それだけではないと思う。なんとなーくいろんなことを諦めている(ように見える)人たちの背中をちょっとだけ押してくれるメッセージが詰まった本なんだろう。
若者頑張れ! 的な要素は盛りだくさんなんだけど、もちろんホリエモンと同じやり方で全員が成功するわけじゃない。でもまあ、今の日本を包んでいる閉塞感にちょこっと穴を開けてみるってのも必要かもしれない。最初は針の穴でも。それこそ『ゼロに小さなイチを足す』ように。

まあ・・・ふたりで並んでると、後ろから見たら『0』がふたつ並んでるように見えるようなデブ夫婦ですが・・・。世の中へのメッセージ、働こうよ! というメッセージはさておき、ワタシは読み物として結構楽しめた本でありました。ウチの周りには、ホリエモンが嫌い! という人が多いのだが(同世代でも親世代でも)、そういう人にこそ感想を聞いてみたい気もするなあ。多分、読んではくれないだろうけど。

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コメント (2)
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