中学生の頃、最寄り駅の近くに学習塾があり、そこに通っている子たちがもれなく塾の前か塾が終わった後に立ち寄っていた立ち食いそば屋。
2号嫁は、学習塾に通うなどということをしてこなかったので、その立ち食いそば屋の存在は知っていたが、実際にそこでそばを食うことはないままに中学生時代を終え、
なんとそのまま40まで来てしまった( ̄▽ ̄;)!!ガーン
気にはなっていたのだ。立ち食いそば。しかも、駅そば。駅の構内とか改札近くにある駅そば。立ちのぼる湯気と鰹ダシの香り。スーツを着たお父さんたちが朝も夜もそばをすする姿を見ながら、
ああ・・・ここはやはりコムスメが侵してはイケナイ領域なんだなあ・・・という気がしていた。
高校にもなれば、部活帰りに駅そばを食って帰る女子なども居たが、アタシは勇気がなかったのだ・・・。だが1号旦那は、よく立ち食いそばを利用していたらしい。バイト代が出ると、ちょっとトッピングをのせたり、おにぎりをつけたりして豪華な食事を楽しんでいたとか。
だがしかし!先日ついに駅そばデビューを果たした2号嫁であるO(≧∇≦)O イエイ!!
コトの始まりはプールだった。さすがにこの季節になってくると、プール帰りは寒いわけですよ。で、運動したあとだから小腹も減るってもんだ。
そこで1号旦那から提案。
『駅そば食ってかねぇ?』
(*ノ・ω・)ノオオオオォォォォ♪帰り道の途中には駅がある!迷わずGO!でした(*^^*ゞ
ワクワクしつつ食券機を見ると、かけそば240円・・・安いなぁ・・・いやそれでも昔に比べれば高くなったのであろう。初めてなので、ここは一発奮発して?コロッケそばなるものを注文した2号である。
そばにコロッケというのが、どーにもこーにもずっと気になっていたのさ。駅そばのトッピングって不可思議なものがあったりするよね。
注文して1分足らずでそば到着。さあ、初めての駅そば!!!!
・・・カラダがあったまります(´▽`) ホッ・・・
コシだの歯応えだのとどこまでもコダワリを見せる手打ちそばとは、全く違う路線を行く麺が、何も障害がなくスルスルスルスルと喉を通過していく心地よさ。ちょいしょっぱめのツユに、ちょろっと散らしたネギがイイ感じのアクセント。不思議とうまいのね~~。七味をぶんぶん振って食べるのが許されるそばですよ!
そして、コロッケをツユに浸して食べる幸せ。駅そばのコロッケって、ツユに浸すことを想定して衣厚めに作っているらしい。それにしてもそばつゆにコロッケがこんなに合うとは想像だにしなかった。うまかった♪
昔何かの雑誌で、立ち食いそばの全部のせってのをやってたが、やりたくなる気持ちもわからんでもないね(*^^*ゞ
初めての駅そばに感動しつつ、はふはふつるつると一気に食った。注文してから食べ終わるまで3分足らずであっただろう。これもまた、駅そばならではの醍醐味である。本来は電車に乗るまでの間にさくさくっと食うもんで、ゆっくり食べるものではない。デブ夫婦は別に電車に乗るわけじゃないんだが、乗る気分でイッキに食ってしまった。
時はちょうど帰宅ラッシュ。改札を出てくるスーツ姿のお父さんや若者やお嬢ちゃんや学生さんたちを眺めながら、あったかいそばをすする幸せ。
店を出た後も、髪や服にほのかにダシの香りが残っていて幸せ気分ってもんですよ。
そういや、ウチの父親もよく駅そばを食ってたような。立ち食いそばというと、冬の駅のホームで薄っぺらいコートを着たお父さんたちが店の外にまであふれていて、みんなで丼持ってそばをすすってる・・・という記憶がある。
世のお父さんたちは、朝ホームで電車に乗るまでのわずかな時間でそばをすすり、満員電車に乗り、毎日懸命に働いてきたのだなあ・・・と感慨にひたってしまったりもした。
今回の駅そばデビューは、改札を出たところにある店で、立ち食いではなかった。正統派の駅そばファンになるには、やはりホーム&立ち食いというのが王道なのであろう。
しかし、やっぱりまだそこまではできないなぁ・・・と思ってしまう2号嫁である。
ま、電車に乗ること自体が年に数回なので(*^^*ゞ難しいんだけどね・・・。