さて、これはなんでしょう。
その昔、藝大附属高を受験することを決め、師事していた中山靖子先生に、一次審査はくじ引きで当たった長調、短調の音階、アルペジオを弾くから何調が当たっても弾けるようにしておきなさいね。と言われました。
先生、それはハ長調(全部白鍵)が当たる人もいれば変ト長調(ほほ黒鍵)の人もいる、ということですか?なんと不公平な…
と中学生だった私の疑問に
おほほと微笑まれ
あの調は弾きたくない、などと思わないように練習なさい。
と言われたので、家でクジを作って練習したわけです。
とはいえ、人間なので、受験当日ロ長調があたり、これは弾きやすい、ラッキーと隠れガッツポーズをとりました。が、二次審査で落ち、我が母校、都立芸術高校に入ったわけです。
なので私の記憶が正しければ、このクジ練習は13,14歳時にやっていたはず。
…をユイさんが今やっています。
アルペジオはまだですが、音階は全調やっているので、毎日の練習はこのクジから始まり。
やはり人間なので、げー変ロ長調(弾きにくいらしい)とかは言っています。
そのユイさん、マドリー近郊で行われるピアノコンクールの一次審査を通過し(録音と書類選考)今週末マドリーへ行くのですが
うちの兄ちゃんがこの週末からダウン。昨晩からナダールが不調。
兄ちゃんは今日登校していますが
ユイにうつすなー!
なのです。
まったく…