小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

珍客君半年

2011-06-11 06:44:02 | Weblog






写真は小学校水槽内の珍客?ハリセンボン。

今年の正月休み、この水槽の住民となってから半年が過ぎようとしている。入居当初元気が無いように見え、はたしてこの水槽内で暮らしていけるのだろうかと心配していたのだが、現在はすこぶる元気。すっかりこの水槽の主となってしまった。

珍客の入居前、先住民として水槽内を泳ぎ回っていたハタタテダイは、水槽生活に次第に慣れ我が物顔で餌をぱくつく珍客の勢いに押され、遂には餌の確保もままならなくなってしまったのか、残念ながらある日帰らぬ魚となってしまった。

その後珍客君はこの水槽を独り占めし、毎朝僕が近づくと「早く餌をよこせ」とばかりに、水槽の側面に顔を擦りつけ、大きな口をパクパクあけておねだりをする。あまりに鼻先をこすりつけるため、口の下には吸盤のような円いタコが出来てしまっている。

そしてその食欲も旺盛。凍ったオキアミを適度な大きさに砕いて与えているのだが、大きな口をあけて正にガブリと一のみ、その食欲はとどまる所を知らない。

余談だがこの水槽の餌、僕が小学校の用務員として働き始めた時、前々校長から引き継いだのだが、校長先生のポケットマネーで購入している。ロクセンやハタタテダイなど所謂熱帯魚系の魚が入っていた頃は餌の消費も僅かで、オキアミ1ブロックで楽に一年以上はもっていた。所が図体もでかいこの珍客君の消費は凄く、半年も持たないような状況だ。

現社長のお小遣いに多少は影響するかな?まあ大丈夫でしょ、何せ社長は高給取りだから、たぶん。そして、前PTA会長の釣ったこの珍客を小学校にもってきたのは社長本人だから、餌代くらいはしょうがないネ。

所で昨日、小学校のクラブ活動でオガ探(小笠原探検クラブ)の生徒さん達が釣りに出かけ、ベラを一匹ゲット、早速水槽の新しい住人となった。はたして珍客との相性は如何に、休み明け月曜日、水槽を覗くのが楽しみだ。


写真はこの一週間、ウェザーや前浜で撮ったもの
















充実の日曜日

2011-06-06 07:48:07 | Weblog
昨日の日曜日は、妻も僕も揃って完全フリーの一日。

妻は気の合う友人と、録画していたお気に入りの映画鑑賞&ランチ&お喋り会。扇浦までの早朝ジョグの後は、その仕込みや、お掃除に余念がない。

僕は妻とのジョグの後、浴室(シャワーしかないんだけど)と換気扇のお掃除。そして月に最低1回と自分で決めている自転車達のお手入れ。その後は早速リフレッシュしたヴォーグで、いつものコースで島一周のサイクリング。

3時間毎の詳しい天気予報に因れば、小笠原村は一日お日様マーク。しかし低く垂れ込めたガスが山に掛かり、島の東側を走る夜明道路は視界が悪い。きつい上りの続く夜明道路、場所によっては一番軽いギア設定でダンシングの連続と言う所もあり、仮に視界が良くても、景色を楽しむ余裕は無いんだけどネ。

そんなガスも、中央山を過ぎ夜明道路を下り始めるとカラッと晴れギラギラの陽射。小港駐車場付近では、低木に止まっていたノスリ2羽が大きな羽を広げ僕を迎えてくれた(逃げて行ったのかな)

ここ父島でのサイクリング、平坦な所が少なくのんびりと言う時間帯はどうしても少なくなってしまうのだが、きつい上りも上りきった後の充実感は格別だし、澄んだ空気に緑、青い海に強い日差し、内地に比べれば極端に少ない車、これ以上の贅沢は無いかもしれない。

さてサイクリングの後、午後は桟橋でのムロ釣。釣仲間の情報ではここ数週間ムロの釣果はゼロだったらしいのだが、前日の土曜日桟橋でデカムロ一本が上がったとの事。その情報に微かな期待をかけて釣り糸をたれる。午前中のガスもすっかり晴れ、強い日差しが痛く感じるほどだが、やや強い南よりの風が心地よい。

やがて釣仲間のヤブさんも参戦。2時過ぎ、丁度下げ潮いっぱいのころヤブさんの浮が微妙に反応。そして見事デカムロを釣り上げた。僕の浮にも直ぐ反応、手応えも十分、しかしやり取りの途中で、急に手応えが無くなる。所謂`抜けた’と言う状態だ。そしてなんとその後僕は、4回連続この抜けたと言う状態、ばらしてしまった。

前回も使ったサビキだったのでチェックしてみると、なんと針が1本折れている、そしてカエシも何だか妖しい。直ぐ新しいサビキに変更、何とかデカムロ2本をゲットしたが、そこで群れは去ってしまったようで、その後は反応なし。古いサビキは、少なくとも使用前にチェックしないと、いい教訓になりました。

しかしその後嬉しい出来事。矢張り釣仲間のトチさんから、なんとアオリイカのプレゼント。最近アオリ絶好調のようで「イイのイイの、釣れてるから」トチさん、いつもながらサンキューです。

妻も、「アオリは本当に嬉しいわ」との事で、デカムロは何処かにかすんでしまった。

そして夜、僕のディナーはランチ会のオコボレ頂戴、BEER、ワインと供に美味しい食事を楽しんだ。

ランチ会、ウェルカム!


写真は、そのランチ会のメニュー






好事魔多し

2011-06-03 06:10:36 | Weblog


いきなりですが、この写真を見て直ぐ何だかお分かりになる方は、たぶんウインドサーフィン経験者でしょう。

ジョイントベース

ウインドサーフィンのボードとリグ(帆の部分一式)をつないでいる道具。ラバーが千切れセーフティーベルト一枚、首の皮一枚で辛うじてつながっている状態。

話は日曜日にさかのぼる。このブログでも紹介したノロ落しの日。青灯台付近の護岸を小中学校PTA一同で清掃し、ロープ、ブイを設置して夏の間の遊泳場所となる。何度も書いたと思うが、我々釣好きにとっては青灯での釣が出来なくなる為、決して好ましい事ではないのだが、世のため少年少女諸君の為致し方無い所だ。

そしてノロ落とし終了後、ウインドサーフィンスクール開催。この春小学校に赴任してきた先生方数名が、社長(小学校の校長先生)がウインド名人と知り、是非スクールをと言う事になったらしい。そして社長から僕に、そのお手伝いの依頼があったという訳で、昨年初秋、友人の娘さんLEEにウインドを教えて以来、久々のウインドとなった。

当日は台風の影響も徐々に届きだしたらしく、ウネリもややあり、風も初めてウインドを経験する人にはチョッピリ強めと言う事で、初心者にはやや辛いコンディションだった。しかし現役のサーファーあり、山岳レースやアドベンチャーレースの経験者等、当日の生徒さん方なかなかの兵揃いで、スクールは大いに盛り上がった。

そして、合間を縫って社長と先生を交代しながら、久し振りに愛艇マリブでたまのブローを掴みプレーニングを楽しんだ。

お昼時を過ぎ、休憩&エネルギー補給の後、スクール2回戦。最初は社長にコーチをまかせ、、やや上がってきた風にプレーニングを楽しもうと出艇しようとしたその時、冒頭の写真、ジョイントの破損に気が付いた。ここであえなくこの日の僕のウインドは終了。

不幸中の幸いは、海上でこのトラブルにあわずにすんだという事。状況によってはリグ部を諦めて(捨てて)パドリングで戻る、最悪の場合風の強さや風向きに因っては流されてしまう事もある。

この島でウインドをやりだしてから、このジョイントラバーの破損トラブルは三回目。中古の道具を使い回ししているせいもあるのだろうが、普段から道具のチェックは慎重にやらないとネ。状況によっては命に係わるトラブルになりかねない。

これをいい機会に、新品の部品を購入する事にした。内地と違い直ぐに手に入らないのは致し方ないが、もっとも去年初秋から全くウインドやってなかった訳で、多少の時間は関係ないか。



こちらの写真は、矢張り日曜日、夏場のお気に入りの場所、境浦に出かける途中、妻が偶然遭遇した現場。奥村川に迷い込んだカメが、干潮で水が引き座礁してしまったらしい。カメセンターのスタッフが駆けつけお世話している所。スタッフの懸命な救助作業の甲斐も有り、この後無事カメは海に帰ったらしい。






こちらは境浦の様子




そして一昨日の昼休み、やっと届いたウネリに前浜でサーフィンを楽しむサーファー達