小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

前浜スイム ピンチ!

2011-06-21 06:12:02 | Weblog
最高気温32度、これは父島の真夏基準の気温だ。このところの父島連日この真夏基準の気温を記録、後は真っ青な空にモクモクとわきあがる入道雲(積乱雲)が現れればパーフェクトサマーと言う事になるのだろう。

昨日の昼休みも、勿論前浜スイム&ランチ&シエスタ。オガマル入港中だが、前浜で海水浴を楽しむ観光客は一人もいない。皆さん海や山それぞれの想いで父島観光を楽しんでいるのだろう。ガイドの皆さんニンマリ?と言った所か。

おかげで僕はほぼ前浜の海を独り占め、気持ち良く前浜スイムを楽しむことが出来た。そしていつものようにシャワーを一浴び。以前から「節水に御協力を」と言う張り紙が張ってあったのだが、昨日その下にある小さな文字を読んでみてビックリ!7月4日をめどにシャワーの使用を中止する予定との事。

何度かこのブログでも触れてきたが、今年の小笠原雨期が無く(現時点までだが、恐らくこのまま雨期は来ないのだろう)水不足は深刻のようだ。小中学校のプールも綺麗に掃除した後、残念ながら水が張られず空っぽのまま。前浜のシャワーもいずれは、と予想はしていたのだが、現実に日付が指定され目の前に突きつけられると矢張りショック。

如何に綺麗な父島の海とは言え、一泳ぎした後シャワーも浴びずにそのまま午後の仕事と言うのは流石に辛い。内地では中々味わえない前浜スイム&ランチ&シエスタ、僕の中ではこの島での素敵な暮らしを象徴する贅沢だったのだが、何しろ相手は自然、致し方無い所だ。

所でそんな真夏のような一昨日の日曜日、積極派揃いの小学校の新任の先生方にムロ釣指南。ウインドの腕もメキメキ上げてきたU先生から「橋本さん、一度ムロ釣の仕掛け見たいんですが」と声を掛けられ、それではハハマルのいない午前中、7時半岸壁集合でやりましょうと言う事になった。

僕がこの島で釣を始めた時に購入した古い竿とリールをお貸しして、ムロつりに挑戦。U先生のほかにも、新任の先生や御家族も見物方々訪れ、朝早くから桟橋はいつに無く賑やか。

信頼できる情報筋?に因ればこのところ桟橋のムロつりはサッパリらしく、特に午前中は釣り糸をたれる人も皆無状態。先生方には「たぶん釣れないと思いますよ」と、最初から予防線を張っての釣行。特に新任の先生方にとっては異常なまでに強い日差しと暑さ、そんな中繰り返し竿を振るが、予想通り全く反応は無し。所が餌も無くなりかけた頃、先生の浮きがストンと沈んだ。「これ、来てますよ」その手応えに先生の声が弾む。そして楽しい?やり取りの後、見事立派なムロを釣り上げた。

結局この日の釣果はこの一本のみ。しかし、この一本が釣れると釣れないのではそれこそ天国と地獄。U先生、間違いなく釣りにハマッタ。

元気な新任の先生方、午後は社長の道具を借りて前浜でウインド。せっかく来た父島、OFFの時間は存分に楽しんでください。



写真は、岸壁での釣の様子。