小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

父島の夏基準

2011-06-15 06:07:08 | Weblog
オガマル出港日の朝、いつものように妻との扇浦までの早朝ジョグを終え、キーボードに向かっている。

早い物でもうすぐ夏至。先日TVの天気予報で言っていたが、ここ数日が一年の内で最も日の出の時間が早いらしい。今朝は雲が掛かっていたようだが、我家を出発する4時前でも辺りは既にほの明るい。境浦手前のトンネルを抜けた辺り、帰宅の遅れた(かどうかは、定かでないが)コウモリが独特の羽を広げ家路を急いでいた。

所で先週辺りまで午前中はガスの多かった父島だが、ここ数日そのガスも山の先端付近に僅かに掛かるだけで、いよいよ夏本番に近づいているようである。

父島のツアーガイドのMべりーさんの数日前のブログに「父島の夏の基準、青い空、最高気温30度以上、水温25度以上、と言った所でしょうか」と言う投稿があった。この基準から行けば、父島もいよいよ夏本番近し!最近の好天に誘われ、このところお昼休みは毎日前浜スイム&ランチ&シエスタ。水温の方も徐々に上昇しているようで、体感的には表層の水温は25度を越えていそうだ。このまま元気なお日様が顔を出し続けれれば、程なくぬるま湯に浸かっているような、あの真夏の前浜の海になるだろう。

個人的にはお天気続き、真夏大歓迎なのだが、父島の水不足はかなり深刻なようである。現在のダムの貯水量は満水時の60%程度。小中学校のプールも、状況が改善されるまで様子見と言う事で、現在は空っぽ。已む無く前浜や青灯での水泳指導が計画されている。

このまま雨季を迎えず真夏到来と言う事になれば、プールどころか飲料水確保にも窮する様な深刻な事態にもなりかねない。後は台風に期待と言う事になるのだろうが、台風は来たら来たで、それはまた大事(おおごと)。しかし水は何より必要、僕が心配してもしょうがないんだけど、困った物だ。

余談だが、昨日前浜で雑談した早朝フリスビー仲間のアラチョンが言っていたのだが、今シーズン亀の産卵が波打ち際に近いらしい。つまり自然予知能力に長けたカメさんたち、今年の台風上陸は無しと感じ、近場に産卵している?良いのか悪いのか台風もあまり期待できないと言うことかな・・・・


写真は日曜日、オガマル入港前の空いた時間、前浜でのんびり。朝の前浜、優しい日差しにそよ吹く南風、そしてi-Pod、心地よい空間。