小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

初釣

2009-01-10 07:41:46 | Weblog
正月明け、一般的には三連休の初日、土曜日の朝パソコンに向かっている。昨日内地では初雪の所もあったようだが、小笠原は暖かな南風の吹く、気持ちの良い一日だった。所が今朝は夜半から土砂降りの雨、雨脚は弱まった物の、まだ雨は降り続いている。

流石の雨脚に、妻も久し振りに早朝ジョグはお休み、我家にしては珍しく朝寝坊、と言っても5時には起床してたけどネ!

所で一昨日のオガマルの入港日、小笠原は内地から帰って来る多くの先生方と、そして観光客の皆さんを祝福するように、今年一番の好天、正に快晴無風の一日だった。当然のようにオガマルは定刻11時半、316名の乗船客と共に無事入港。

タラップには見慣れた先生の姿を何人か確認。久し振りの小笠原の太陽に、ややとまどっている様に見えたのは気のせいだろうか。その先生方、休む間も無く午後からは3学期の始業式、ゆっくり小笠原の陽射しを楽しんでいる余裕は無い。ご苦労様です。

荷役のほうは、正月の着発便も終わり、積荷の量もレギュラーに戻りいつものペース。積荷と引き取り業者の都合で、2時間ほどの作業を翌日に残し3時前に終了。その後は3時半集合、荷役仲間5人、チャンプさんの船でイカ釣りへ。

凪ぎの海を兄島の滝之浦方面へ。ヒトマル島、滝之浦のポイントの岩の上へ3名を降ろし、僕とチャンプさんは滝之浦の北のポイントに船をアンカーで固定して、いざゴング。

夕日が丁度ヒトマル島の裏に沈み、島の後ろ側が真っ赤に焼け、正に絶景、カメラを持って来なかったことをチョッピリ後悔した。そして日が沈みあたりが暗くなりかけた頃、「オー来たぞ!」チャンプサンが早速一杯ゲット。その後僕のバケにもおばかなアオリが乗っかってくれて、二杯を釣り上げた。僕にとっては本当に久し振りのアオリイカ、それが今年の初釣、初釣果と言う事で、今年の釣は幸先が良さそうである。

他の連中は所謂小イカと言う事で、全く不本意な様子だったが、僕にとっては小イカでも全然OK。根掛かりを外していただいたり、取り込み方を教えていただいたり、チャンプさんには大感謝である。昨夜は早速アオリの刺身に舌鼓、妻は一言「美味い!」

さて今日はこれから小中PTA主催の餅つき大会のお手伝い。相変わらずの雨で、やや気が重い。

写真は、本年初釣果。

初前浜スイム

2009-01-06 18:12:58 | Weblog
一昨日、正月休みの最終日、ブログ投稿の後は予定通り?妻と高山まで一歩き。いつものように、コペペから小港までの遊歩道を通り、中山峠、ブタ海岸を抜け、高山山頂には我家を出てから丁度2時間、いつものペースだ。そしてお気に入りのポイント山頂先の展望台へはそれから約20分、11時過ぎに予定通り到着。

所で途中中山峠を下る頃、防災小笠原の島内放送がかすかに聞こえてきた。どうやら津波注意報発令を告げているようだが「大丈夫でしょ!」とかまわず歩を進めた。運が悪ければ、大惨事と言う事になるのだろうが、実際問題引き返すと言うのはなかなか難しいと言うのが現実。この先の人生、幸運を祈るしかないと言う所かな。

お気に入りの展望台では、程なくやって来た、3日の着発便で来島したと言う若いお兄さん2人としばし談笑。聞けば社会人との事、正月明け1週間以上休みが取れるなんて、素敵な職場にお勤めだね。我々お気に入りのポイントからの絶景に「スゲ~!」を連発、南島をバックにツーショットの後は、ジョンビーチ目指し出発して行った。ゆっくり父島を楽しんでください。

我々はのんびりランチ、そしてこの日もクジラ君しっかり姿を見せてくれ、正月休みの最終日を満喫する事ができた。2009年の幕開け4日間で100キロ近く走り歩いた我家、とりあえず元気に新年を迎えることだ出来た事に感謝。

流石に昨日、小学校の仕事始めは蓄積疲労からか体が重く、前浜ランチの後は気が付くと20分ほど転寝。前浜スイムを楽しむいつもの連中から笑われそうだ。そんな連中に刺激されたわけでもないのだが、今日の昼休みは本年初泳ぎ。北東の風が結構強くどうしようか迷ったのだが、バッチリ顔を出していたお日様に誘われ、気合で泳いだ。

水温も下がったようで、流石に泳ぎ始めはかなり堪えたが、透明度の良い海に差し込む日差しに後押しされて、いつものコースを何とかゴール。泳いでいる時はまだ良いのだが、濡れた体に北風は矢張り堪える。シャワーを浴び、素早く着替えてもなかなか体は温まってこない。それでも暖かい陽射しの下、ランチの味は又格別。これからもお日様と相談しながら、前浜スイム楽しみたい。

写真は、先日バロンとの新年の御挨拶の様子。

仕事始め&正月

2009-01-04 06:56:13 | Weblog
昨日は、正月最後のオガマルの着発便。船内清掃の妻、そして荷役の僕、我家にとっては本年初仕事と言う事になる。

いつもだと8時頃始まる入港日恒例、防災小笠原の島内放送がなかなか聞こえてこない。聞き逃したのかなと不安になりかけた8時10分過ぎ、その放送が始まった。乗船客数は70名ほど!そして定刻40分遅れ、12時10分入港予定との事。着発便と言う事で飛ばしてきたのだろうが、あの時化では多少の遅れは致し方ないところである。

桟橋にある宅急便の受付場所は、受付を待つ長蛇の人の列と、預かった荷物の山で正に大ラッシュ。荷役仕事の打ち合わせの前に、まずは溜まった荷物をコンテナに運び込むお手伝い。

その大きさと重さでどうしても目立ってしまうのが、明らかにダイビング関係と分かるバッグと言うかハードケース。時化続きで、今回の小笠原では思うように活躍できなかったのでは、自然が相手それも致し方ないネ。

入港が遅れ、2時の出港まで荷役作業が終わるかと心配したが、下ろしも積み込みも、積荷の量はビックリするほど少なく、荷役作業は余裕を持って終了。妻の話では船内清掃も順調だったようだ。

所が昨日の乗船客数は900名を越える、大ラッシュ。桟橋に出来た長蛇の列は、出港時間の2時を過ぎても一向に減る様子はなく、タラップが外され、僕の持ち場の船首の舫綱をピットから外し、汽笛と共にオガマルが二見湾に滑り出したのは2時10分を過ぎていた。

そしてそのオガマル、二見湾の湾口にさしかかると、正面からのウネリに激しく船体を前後に揺らしている。時化は治まりつつあると言う物の、北上するオガマルには正面からのウネリ、大ラッシュ状態の船内の様子は想像に難くない。

一夜明けた今頃、明日から仕事始めと言う人も多いいであろう船上の人達の心境や如何に。今回が初小笠原と言う人達の中には、滞在中ほとんど時化状態、小笠原なんて二度とゴメンと言う人も少なくないかも。これが小笠原、又次回に期待というリピーター、それぞれの思いを胸に太平洋の真っ只中を揺られている事だろう。

小笠原の観光業関係者にとっては、次のオガマル入港予定の8日までが、やっと正月休み。海関係のツアー業者さんたちにとっては、思うように船が出せず、もう一つの年末年始だったかもしれないが、まあとりあえずはホッと一息と言う所では。

さて我々夫婦は、明日から小中学校の用務の仕事が始まる。普段の生活とそれ程変わらない年末年始だったが、とりあえず今日がラストの休日。よく歩いた今年の正月を締めくくるべく、今日も一歩きかな。

写真は昨日、乗船を待つ人々。

ラッシュ

2009-01-02 16:10:45 | Weblog
昨日ブログ投稿の後、妻が中学校で精魂込めて育てている草花の給水に付き合い、僕は小学校のチャボの餌やりに。僕の姿を目ざとく見つけ、後を付いて来て餌のおねだりをする6羽のチャボたちに新年のご挨拶。

その後あまりパッとしない天気だったが、家でゴロゴロするのは大の苦手「夜明道路でも歩いて途中でランチ」と言うことになり、朝の初日の出ジョグとは逆に、奥村から時計周りに夜明道路をお散歩。しかし御丁寧に1日に夜明道路を2周するなんて、我々2人は明らかにイカレているかも。

朝の日の出の時もそうだったが、夜明道路はツアーの車とレンタルのゲンチャリで、普段の父島からすれば正にラッシュ状態。流石に島の人口が倍に膨らんだだけの事はある。何人か顔見知りのガイドさんとも出会い「おめでとうございます」新年の御挨拶。

境浦ファミリーの看板犬、白ラブのバロンにも久し振りにお相手してもらい、新年の挨拶を済ませた。きっとバロンも、御主人がお客さんの相手で忙しく退屈していたのだろう、すぐに擦り寄ってきて、何時に無くたっぷり愛嬌を振りまいてくれた。

さて本日、まずはいつものように妻と境浦まで早朝ジョグ。この時間帯、普段ならほとんど行き会う車も無いのだが、今日は何台かの車と、ゲンチャリにも行き会った。島の目覚めも何時に無く早いようである。

シャワー朝食の後は、昨年暮れから決めていた、お気に入りハートロックまでウォーキング&ランチへ。屏風谷から見る島の西側の海は、強風による白波で真っ白。境浦、扇浦の海岸も打ち寄せる波が砕け大荒れ状態。

二見湾には、昨日一足先に出航して行った「いしかり」の姿は無く、今日出港予定の「きそ」の姿しかない。強風の為ハハマルは欠航、今日の海関係のツアーはおそらく難しいのでは。

そんな影響も有るのだろうか、本日のハートロックは、これまた大ラッシュ状態。途中の林道で、顔見知りの山ツアーのガイドさんが、10名を越えるツアー参加者へ、マイクを使ってレクチャー中。我々は脇をパスさせてもらい一足先にハートロックへ。いつものように我家を出て約2時間、ハートロックへ到着。強風の吹きっさらしとなるお気に入りの岩の上は避け、今日は正にハートロックの真上に当る赤土の大地の上でマッタリ。

程なくやって来た先ほどのツアーの人達を皮切りに、その後は続々とツアーのグループが到着。ほとんどのガイドさんが顔見知りで「今年も宜しく」とここでも又新年の御挨拶。時化でカヤックツアーが出来ず、山に切り替えたツアーも何組かあったようだ。

我々がハートロックを後にする時点で、ざっと80名くらいは今日のハートロックを楽しんだ勘定。勿論我々がハートロックで体験したMAXである。

そんな人達に、今日は海からのプレゼントが一つ。強風による白波で発見は無理かなと思っていたクジラが、こちらもラッシュ状態。アフリカ人並みの目を持つ妻が発見したのを皮切りに、僕が見ただけでも10回以上のブリーチング。我々にとっても、今シーズン初ザトウとなった。

帰りは時間にも余裕があった為、夜明道路周りで我家へ。この2日間で60キロ以上歩き走った事になる。我家はECOしてますよ。

写真は今日のハートロック、これでラッシュ状態(高尾山とは違います)

A HAPPY NEW YEAR

2009-01-01 08:33:33 | Weblog
このブログを覗きに来て頂いている皆様、明けましておめでとうございます。2009年が皆様にとって素晴らしい年でありますように。そして、今年も宜しくお願い致します。

昨日ブログ投稿の後、大晦日の着発便オガマルは500名弱の乗船客と共に、定刻10分遅れ、11時40分二見湾にその姿を現した。そしてその二見港湾内には、1万5千トンクラスの客船「きそ」「いしかり」がおそらく朝早くやって来たのだろう、白く大きな船体を並べるようにして横たえている。

その横を通り過ぎるオガマルは、まるで子供のように見える。そのオガマル積荷の量はいたって少なく、父島から積み込む積荷も通常の半分ほどで、荷役作業は順調に終了。午後2時には、竹芝に向け300名を越える乗船客を乗せ、出航して行った。この人達は、新年をオガマルの船上で迎えることになる、まあそれも悪くないか。

しかしどうやら海は時化模様のようだ。観光船が入ると時化るという定説もあるらしいが、どうやら新年の幕開けはこの定説通り、小笠原は強い冬型の気圧配置の影響で、時化そうである。

所で先便と昨日のオガマルで来島した人が、合わせて約1300名。沖留めしている客船2隻の乗船客が、約1100名との事。出航して行ったオガマルの乗船客を差し引きしても、2000名程一気に人口が増えた勘定になる。平たく言えば、島の人口が倍になってしまった事になる。そんな皆さんの為にも、元気な小笠原の太陽でお迎えしてあげたい所なのだが・・・

さて本日元旦の早朝、我家は恒例の夜明道路1周初日の出ジョグへ。6時20分頃の日の出時刻にあわせ、5時過ぎに我家を出発。扇浦方面から島を反時計回りに傘山下の日の出ポイントを目指す。残念ながら天気予報も芳しくなく、出だしは星一つ見えない曇り空。途中扇裏を過ぎ農業センターへ向かう激坂では雨にも見舞われ、テンションは下がりっぱなし。

途中雨は上がり、傘山下には約1時間で到着。すでに何台かの車も止まっており、数人の人が東の海を見つめているが、正に曇天、はっきり言って今年もダメと言う事実を素直に受け入れざるを得ない状況。記念に久し振りのツーショットを撮ってもらい寂しく傘山下を後にした。

「私達の寿命と、初日の出、どっちが先かな?」「とりあえず、動けるうちは頑張ろう」

年末年始、観光船が入港しているうちはダメかな・・・・・・

写真は、初日の出ジョグの証拠写真。