小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

本物中の本物

2010-05-01 07:48:14 | Weblog
昨夜はボクシングの世界戦TV中継を楽しんだ。

このブログでも今まで何度かボクシングの話題に触れてきたと思うが、思い起こせば全てWBC世界バンタム級チャンピオン長谷川の試合後だったように思う。

自分で体を動かす事も大好きだが、スポーツ観戦も大好きな僕。特に何故か子供の頃からボクシングのTV中継観戦は大好きで、古くはF原田や海老原の世界戦に一喜一憂。二人が世界チャンピオンになった時には、子供心に興奮した事を良く覚えている。

当時はボクシング人気も今以上で、週3回ほどゴールデンタイムにボクシングの中継がオンエアーされていた。その後世相の変化と共に、ボクシング人気もやや陰りを見せ、TV中継は世界戦だけ、と言うのが昨今の現状だろうか。

そんな中、僕とボクシングの関係も、この島への移住を期にだんだん薄れてきてしまったように思う。内地では愛読書?だったスポーツ新聞もこの島には無く(この島には新聞自体が無い)ボクシングだけでなく、スポーツ全般に対する興味がやや後退気味である。

しかし、この島で偶然見た長谷川の何度目かの防衛戦、確か当時ランキング1位の挑戦者との指名試合だったと思うが、この試合を見て長谷川凄い!本物だと思った。恥ずかしながらその時まで長谷川と言うボクサーすら知らなかった。それくらいボクシングの情報から離れてしまっていた。

その後長谷川の防衛戦は欠かさず観戦、そして彼はKO防衛を続けその防衛回数は10回を数えた。押しも押されぬ‘黄金のバンタム’(昔はバンタム級をそう表現していた)の歴史に残る名チャンピオンの一人になったと思う。

そして今回11度目の防衛戦に選んだ相手はWBOの3階級(フライ、Sフライ、バンタム)を制覇し現バンタム級チャンピオン、メキシコのFモンティエル、こちらも本物だ。

昨夜の試合、ボクシングに多少なりとも興味のある方は既に御存知の事と思うが、残念ながら4R終了間際、長谷川はTKO負けを喫してしまった。確かに長谷川が負けてしまったことは僕も本当に残念だったが、その試合内容の素晴らしさに久し振りに感動。

本物中の本物の二人の世界戦、我家の小さなTV画面を通しても十分伝わって来る何ともいえぬ緊張感、久し振りにボクシング中継を見ていて鳥肌が立った。素人の僕が見ていても分かる、ものすごいフェイントの掛け合い、間合いの取り合い、スピード、そしてクリーンなファイト、出来る事ならもう少しあの試合を見ていたかった。ラウンドを重ね少なからずお互いにダメージを重ねスタミナを消耗した後半、どんな戦いをするのだろうか、本物中の本物の二人、想像しただけでもワクワクしてしまう。

それにしても、モンティエルの左は凄い。一発当てた後、慌てず正確に左をヒット、あそこで勝負は決まった。3Rまでの採点結果が示す通り、互角以上に戦っていた長谷川も勿論本物である事に変わりは無い。ただ昨夜はモンティエルの方がが強かった、そういう事だ。

こんな本物中の本物の戦い、もう一度見てみたいと思うのは僕だけだろうか。長谷川の再起に期待したい。

写真は、本文とは全然関係ない、先日嫌がる息子と行った時の、ハートロックの雲。

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