小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

Good News!

2008-08-07 07:32:49 | Weblog
オガマル着発便の朝、今日ボクは小学校の仕事はOffと言うわけで、荷役作業までの一時パソコンに向かっている。
毎朝雨さえ降らなければ早朝ジョグを欠かさない妻に付き合い、扇浦まで一っ走り、すでに一仕事終えた感じである。

ところで、今週に入り学校の先生方も内地へ帰ったり、島内にいても休暇を取ったりと言う事で、小学校の人口密度は極めて低い。一昨日は副校長先生とボクの二人だけ。この時とばかり、用務のおじさんは職員室のワックスがけを施工。副校長先生も気を使ってくれたのだろう、職員室を空っぽにしてくれたのはいいのだが、こんな時に限ってたて続けに5本ほど電話が掛かってきてしまった。

いずれもマスコミ関係からの取材の依頼。数日前、三重県で漂流物に引っかかっていたアオウミガメが捕獲され、付いていたタグから、2年前に小笠原小学校の生徒達が放流したカメと判明。そこで学校としてのコメントetcとの事のようだ。

そんな訳で用務のオジサン、慣れない電話対応となってしまったのだが、そこで感じた事が一つ。地方新聞や、地方TV局の記者さんは、副校長不在を伝えると「それでは再度TELします」との対応がほとんど。ところが某キーTV局の記者さんは「戻り次第TELほしい」電話口から受ける印象もどこと無く高圧的。たまたまTELしてきた記者個人レベルの違いかもしれないが・・・・まっ、いいか。

話をカメに戻そう。このブログでも何度か紹介したが、小笠原小学校の5年生はアオウミガメの産卵から孵化、そして海洋センターに場所を移し孵化したカメの世話、その放流まで約10ヶ月あまり授業の一環としてカメと係わっている。

ボクも海洋センターでのボランティア時代、何度かカメの放流のお手伝いをさせていただいたが、ある時ボランティアの女の子が「今伸び伸び泳いでるけど、皆死んじゃうんだよネ」と涙ぐんでいた。1回の産卵で100個近い卵を産むが、その中で生き延びて大人のカメになるのは、幸運に恵まれてせいぜい1~2頭らしい。そんな現実の中、今回の話題は本当に嬉しい知らせ。残念ながら夏休み中で内地に行っている生徒さん達も多く、すぐにニュースは伝わらないが、これからのカメのお世話にも気合が入ろうと言うもの。

運良く保護された今回のカメさんも、生き延びて小笠原の海に是非帰ってきてもらいたいものだ。

写真は、連覇を果たしオガ小に再び戻って来た、アイランドリーグ優勝カップ。