MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

海自下総航空基地開設56周年記念行事に行ってきた(2)

2015年09月27日 | あらかると

航空機の展示は昨年とほぼ変わらなかったが、
救難飛行艇のUS-2は今年4月の事故が影響してか展示が行われなかった。

人気を集めていたのはやはり、ジェットエンジンを積んだ対潜哨戒機の「P-1(全長38M)」で、
機体もこれまでの主力だった「P-3C(全長35.6M)」よりも一回り大きい。


主翼の前面には、前縁フラップ(高揚力装置)が取り付けられており、
離着陸時の揚力係数を高める働きをするというが、
前縁フラップのある航空機を見るのは初めてだった。


「P-1越しの滑走路側会場光景」
尾翼にある「3」は海自第三航空隊であることを示しており、
かっては、第51航空隊(通称・実験航空隊)などと共に、
下総基地第4航空群の所属であったが、1973年第4航空群の厚木基地へ移転に伴い移転している。


「陸自・CH-47チヌーク(ボーイング・バートル社)」


「空自・C-130ハーキュリーズ(ロッキード社)」




今年は習志野空挺団による落下傘降下はプログラムに入っておらず、
新型消防車による消防車放水展示があった(巻頭の写真)。


「P-3C(オライオン) 5060号機(第203教育航空隊)」


下の写真は上の写真と同機で、大町公園上空などで時々目にすることがあり、
チャンスがあればカメラを向けて撮っている。
鎌ヶ谷上空あたりでコースを変え、下総基地へと着陸する。


私が下総基地第4航空群第51航空隊の本部に勤務していた頃の主力機だった、
P-2V(ネプチューン)やS2F(トラッカー)は過去のものになってしまった。
基地内の施設も格納庫以外は殆どが変わってしまったが、
当時の51空本部横にあった桜の若木は、大木になっていた。
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