先日の大町公園で、羽化を終え硬化中のオニヤンマを発見した。
「10時15分撮影」
これまでのオニヤンマは平均して11時ごろには大空に飛び立っていたが、
13時過ぎになっても飛び立つことはなく、ほぼ同じ場所にいた。
何か問題でもあったのかと・・・
やや上に昇ってきたところを撮って確認すると、
下の写真のように左側の2枚と右側の後ろの翅が伸びきっていなかった。
翅を伸ばしているときに草の幹などに阻まれて
「13時25分撮影」
このことについて、顔見知りの常連さんに報告すると、
「たぶん駄目でしょうね」と・・・・・。
さらに、
「草叢で羽化すると、翅を伸ばすための十分な空間がない為に事故がおきやすい。
羽化に必要な空間のある、杭や壁をよじ登ったものは問題なく羽化できるのだが」と・・
「飛ぶことの出来ないトンボは餌を取れないので余り生きられないんです」とも、
常連さんは以前にも同じ状況のオニヤンマを見ていて、
2日ほどで力尽きたとのことであった。
Netなどで調べてみると、毎日餌を食べ無いと生きていけないのがトンボなのだそうである。
で・・・
そんなにか弱いのかと翌日も同じ場所に行って確認すると、
やや移動していたものの、まだ生きていた。
ヤゴから羽化して大空を飛び回っているオニヤンマ、
時には地上に降りてきて翅を休めているが(巻頭の写真)、
羽化中の目と成虫の目にも確かな違いのあることも初めて知った。