朝霧と夕霧

朝日の輝く爽やかな朝は、何気に楽しい一日になるような予感がするが、
今朝は朝霧が発生してやや暗く空気が重々しかった。


朝霧は中景、後景を乳白色で覆い、
前景の色彩をも隠すため、水墨画風の光景が出現する。


今朝の上空は厚い雲に覆われていたようで、
日出時間を過ぎても明るい乳白色の世界とはならず、
閉塞感のある灰色の世界が出現した。


上記の写真と同じ方向の晴れた日は、
東京スカイツリーが見え、冠雪の富士山が見えている。


一昨日は、成田空港が霧で正常な離着陸が出来なかったようで、
当地も夕霧に覆われていた。


夕霧は発生したものの濃霧にはならず、
しかも上空は良く晴れていたため、
巻頭の写真のように、月は普通に見えていた。

東京スカイツリーの上部も見えており、
夕霧は地上付近に漂っていたようである。


時間の経過と共に夕霧は薄くなり、
数時間後には晴れたときのような黄昏時が出現した。


霧の発生は上空と地上の気温差により発生するもので、
それだけ上空の気温が低かったということである。
明日は、冬嵐のような寒気団が来襲し、
日本海や西日本は雪の予報が出ている。