今日も大町公園を逍遥。
暖かさもあり、蜜蜂の仲間や花虻の仲間が多くなってきた。
椿の花やオオイヌノフグリ、ハコベ、イヌコリヤナギの花などに集まって、
吸蜜や花粉の採餌に余念が無い。
蝶類では相変わらずキタテハやルリタテハや、
ムラサキシジミやムラサキツバメに出会う確立が多い。
そんな中、
この春初見の蝶、2種に出会った。
「ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)」
飛び回っている白さから「モンシロチョウ」のように見えたが、
近くにやってきて、翅色などからルリシジミと判った。
泥濘に止まって口吻を伸ばしているところから、吸水をはじめたようである。
吸水が終わるとやがて、近くの枯れ草の上で羽を広げた。
ルリシジミの雄の春型の色である(夏には変色)。
この時期なので越冬していた個体が出てきたものと思われる。
途中常連さんと出会い、園内の情報を交換して居ると、
目の前を姫赤立羽のような蝶が飛び回り、近くの草叢の上に止まった。
体の中心部が茶褐色であることから「アカタテハ(赤立羽)」である。
昨日の天狗蝶(東京都では絶滅危惧種に指定されている)と同様、
大町公園内では個体数の少ない珍しい種なのである。
この個体も越冬していたのであろう、羽の表面には細かな傷が認められる。
まだ警戒心が強く、人が近くを通過すると逃げてしまい、
2コマしか撮れなかったが、帰途途中、同じ場所で飛翔しているのが見られた。
なかなか止まっては呉れない。
やっと止まったのは近付くことのできない湿地の草叢で、8mほど離れていた。
閑話休題
昨日の草の実のような不思議なものは、芽吹いたばかりの雑草と判明。
その芽の先端に朝露が付いていたため、不思議な画像となっていたようで、
今日のマクロ撮影の結果、確認できました。
「オカメ桜」
公園からの帰途、松戸市元山地区の街路樹にほぼ満開の「オカメ(桜)」を発見した。
この桜は緋寒桜(彼岸桜と混同しないように寒緋桜と呼ぶ事もある)とマメザクラの交配により、
英国の桜研究家、イングラムに寄って作出されたもので、大木には成らないようである。
新宿御苑内にも植栽されていて樹高は4m程度である。
新宿御苑では様々な桜が開花しているようです。
新宿御苑の桜開花情報は「こちら」から