MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

古いデジカメ・OLYMPAS C-750で撮ってみた。

2012年11月26日 | あらかると

5年以上も使われぬままに部屋に転がっていた、
私にとってはデジカメ2代目のオリンパスC-750を処分しようと、
最後の試写を試みた。

買ったのは2003年6月ごろで発売直後。

10倍ズーム機で400万画素CCDを使ったデジカメとしては世界初で、
そのコンパクトさも世界一を誇っていた。
メーカーの希望小売価格は75000円であったから、
今の普及型一眼レフデジカメよりも高い値段であった。
というか、創世記当時のデジカメは更に高価だったのである。

レンズは非球面レンズ2枚とEDレンズ1枚を使った7群11枚で、F2.8~F3.7だった。
また、ファインダーは0.44型のTFTカラーEVFで、
最近のコンパクトデジカメが見づらい0.2型のEVFの搭載が多いことを考えると、
非常に先進的であった。

で・・・・捨てる前のテストは非常に写りが良く、
マクロ撮影においては今使っているSONY-A380よりもシャープ感があり、
被写界深度もやや深いため、立体感すら感じられる写りとなっていた。


色再現もカメラ任せながらA380より上のようである。
巻頭の写真も色彩については無修正で、縮小とトリミングのみである。


前にも紹介したクコの実だが、無修正にも拘らず赤も緑も自然な発色である。


色再現がいいので「C-750は使えるかも」と思うが・・・・・
一眼レフファインダーの明るさに慣れてしまったり、
CANON A650の変幻自在なバリアングル液晶に慣れてしまった後では、
99式小銃と自動小銃ほどの差があり・・・・・古い例えだが・・・
趣味的に使うほかは無いようである。

下の写真は購入当時に撮った都心方面の夕景色。
現在、左のゴルフ練習場のネットの右側には「東京スカイツリー」が聳えている。

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