MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

不思議飛び虫「黒翅白髭長」と、姫黒虎髪切、小三條など

2017年05月01日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


GW中ということで、どこに行っても混雑が予想され、
土日はインドアを決め込んだが、
今日明日、小中学は平常の授業があると言うことで、大町公園へ。

15時ごろまで散歩する予定だったが、
11頃には曇ってきて「午後には雷雨」と言う朝の予報が真実味を帯びてきた。
先日降られたこともあり、12時前に公園を後にした。
これが正解で、13時40分頃には強風雨と雷が当地を襲った。

公園内の散歩時間は2時間程度だったが、
これまでに見たことの無い(初見)の昆虫2種に出会った。


「黒翅白髭長(クロハネシロヒゲナガ)」

最初見たときは、ハエトリグモが飛び跳ねているように見えたが、
良く見ると飛んで居た。

その飛びかたはスムーズではなく、
細かく触覚をブレさせながら飛んで居るようにも見えた。
しかもなかなか止まってくれない。
マニュアルフォーカスでフラッシュを使い、
300mm望遠マクロで撮った一枚が下の写真。


やっと止まったので撮ると、体の数倍もある白い触角が目に入った。
しかも体の色が金色である。初見の虫だった。


近くに止まれば、1cmマクロ撮影も出来たのだが、
近くには飛来せず、下の写真を撮るのがやっとだった。
黒翅白髭長は「蛾」の一種で体長は13mmほどなのだが、
金色の体、真白く大きな弧を描いている触覚は「蛾」とは思えない美しさがあった。



「姫黒虎髪切(ヒメクロトラカミキリ)」

これも初見の昆虫で、擬木と擬木を結ぶロープの上に居た。
ロープの直径が約10mmなので体長は5mm~7mm程度であるが、
調べるまでカミキリムシの仲間とはとても思えなかった。



「小三條(コミスジ)」

コミスジが目の前に現れたが、人を警戒しているのか、
近くには止まらず高さ7mほどの葉に止まった。


巻頭の写真は「褄黒豹紋(ツマグロヒョウモン)」で、
黄菖蒲で旧蜜している蝶も初見だった。
写真中央下に居るのは「デーニッツハエトリ」のようである。

子供の頃から昆虫に親しんでいて、
昆虫が専門ともいえる公園の常連さんは言う。
「この公園(大町公園)では一日一種程度の新たな発見がある」と・・・・
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