GW中ということで、どこに行っても混雑が予想され、
土日はインドアを決め込んだが、
今日明日、小中学は平常の授業があると言うことで、大町公園へ。
15時ごろまで散歩する予定だったが、
11頃には曇ってきて「午後には雷雨」と言う朝の予報が真実味を帯びてきた。
先日降られたこともあり、12時前に公園を後にした。
これが正解で、13時40分頃には強風雨と雷が当地を襲った。
公園内の散歩時間は2時間程度だったが、
これまでに見たことの無い(初見)の昆虫2種に出会った。
「黒翅白髭長(クロハネシロヒゲナガ)」
最初見たときは、ハエトリグモが飛び跳ねているように見えたが、
良く見ると飛んで居た。
その飛びかたはスムーズではなく、
細かく触覚をブレさせながら飛んで居るようにも見えた。
しかもなかなか止まってくれない。
マニュアルフォーカスでフラッシュを使い、
300mm望遠マクロで撮った一枚が下の写真。
やっと止まったので撮ると、体の数倍もある白い触角が目に入った。
しかも体の色が金色である。初見の虫だった。
近くに止まれば、1cmマクロ撮影も出来たのだが、
近くには飛来せず、下の写真を撮るのがやっとだった。
黒翅白髭長は「蛾」の一種で体長は13mmほどなのだが、
金色の体、真白く大きな弧を描いている触覚は「蛾」とは思えない美しさがあった。
「姫黒虎髪切(ヒメクロトラカミキリ)」
これも初見の昆虫で、擬木と擬木を結ぶロープの上に居た。
ロープの直径が約10mmなので体長は5mm~7mm程度であるが、
調べるまでカミキリムシの仲間とはとても思えなかった。
「小三條(コミスジ)」
コミスジが目の前に現れたが、人を警戒しているのか、
近くには止まらず高さ7mほどの葉に止まった。
巻頭の写真は「褄黒豹紋(ツマグロヒョウモン)」で、
黄菖蒲で旧蜜している蝶も初見だった。
写真中央下に居るのは「デーニッツハエトリ」のようである。
子供の頃から昆虫に親しんでいて、
昆虫が専門ともいえる公園の常連さんは言う。
「この公園(大町公園)では一日一種程度の新たな発見がある」と・・・・