5月末から観察し続けてきたベランダの「柑橘の葉」に生まれた、
並揚羽蝶の蛹から先日羽化して「華麗に変身」した(巻頭の写真)。
羽化が確認できたのは6月26日午前8時29分(下の写真)
上記の写真から9分後の8時38分には、羽がほぼ開き飛び立つばかりになったが、
飛び立つまでには約半日を要した。
蝶はほとんどの種類が毛深いものだが、
並揚羽の生まれたてには柔らかな産毛に覆われていた(下の写真)。
野鳥の糞を模したといわれる並揚羽蝶の幼虫(下の写真)を発見したのは5月30日。
順調に育ち6月11日には下の写真のように育ち、
6月14日午前4時36分にはには、蛹になるべく糸を吐いて好みの枝に自分を巻きつけた。
ほぼ一日同じような姿だったが・・・。
翌日の5月15日には蛹になっていた(10時56分撮影)
蛹になってから42日後の6月26日4時54分確認したところ、蛹が変色していた。
黴に覆われてしまったかと、半分あきらめていたが・・・・・生きていて、
上から二番目の写真のように、6月26日午前8時29分に羽化している姿を確認できた。
下の写真は6月28日に羽化した同じ仲間の並揚羽蝶。
鳥の糞のような幼虫が華麗に変身する姿を見せて、
ベランダから飛び立った蝶たちは、永久に世代を継いでいくことだろう。