MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

海自下総基地開設57周年にちなみ「51空に任官の頃を思う」

2016年10月30日 | あらかると


昨日の基地開設記念祭見学時に、
PXで見た下総基地の沿革を示した図表(下の写真)で、
私が任官していた頃の組織図があり、51空、4支整などが・・・あった。
そんな中で私の記憶から消えていたのが14空であった。


資料として51空(海自第51航空隊)のP-2Jの模型も展示されていた。


私が勤務していた頃は「P-2V改」と呼ばれ、
新機種の実験途上であり、下の写真が当時の51空写真班から入手した写真。
機の先端の棒状のものは、速度を計測するための「ピトー管」。

51空は新機種などのテストを任務とした「実験航空隊」で、
尾翼ののマークは、「Victory(勝利)」と「開発の意味のX」でデザインされている。


当時51空などが使っていた第二格納庫で、
当時の主力対潜哨戒機のP2V-7やS-2Fが写っている。


記憶から消えていた第14航空隊は当時のアルバムで確認できた。
格納庫の前に翼を畳んで並んでいたS2Fの尾翼には、
14空所属を示す「14」の文字があった。

隊員たちが作業服ではなく制服姿であることから、
開設記念祭時に撮ったものかもしれない。


下の写真は当時の51空総務課の隊舎の前での記念写真。
約50年前の写真だが個人情報の観点からぼかして掲載しています。


巻頭の写真が昨日撮った、51空本部があった付近で、
当時まだ幼木だった桜の木は大木になり、
写真右下に写っている人物付近には、飛び込み台設備のあるプールがあった。

下の写真は、第2格納庫で行われた「横須賀音楽隊演奏会」会場に用意された、
椅子の代わりに敷かれたビニールシートと毛布。
何気ない毛布だったが・・・・・4つ折のあとが残っており、
懐かしさのあまりにシャッターを切った。

この毛布は寝具として隊員一人に7枚配布されるのである。
3枚は半分に折りベットに敷き、4枚は掛けたように記憶している。
掛け毛布は、起床時に畳んで角をそろえてベットに重ねておくが、
畳み方や重ね方が乱れて居ると、上司などから注意を受けることがある。


下総基地で当時の建築物は殆どなくなっていたが、
格納庫は当時のままである。
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