暖かい日が続くと桜の成長も早い。3日前に調査したばかりの基準木だが蕾は倍近くに膨らんできている。
本日新たに、雛菊桜(写真1)とアカバザクラ(写真2)が咲き始めた。河津桜は葉桜で2分程度の花が残り、寒桜は9分通り葉桜となった。オカメと大寒桜が満開を迎えている。寒緋桜は6分程度が開花しているように見える(この桜の場合は平開しないので判定は難しい)。
東京国立博物館の江戸彼岸枝垂桜と山下広場の紅枝垂桜は4~5日内には開花するものと思われる。写真3が江戸彼岸枝垂桜、写真4が紅枝垂桜。
(枝垂桜の花の色は普通淡紅色だが、赤みが濃いのを紅枝垂と呼んでいる。公園内の大噴水の横には珍しい白い花をつける枝垂桜もある、この3本は同じ江戸彼岸系の枝垂桜で花の萼筒が瓢箪のようにくびれているのが特長である、他にソメイヨシノが枝垂れた枝垂染井吉野などがある)。
次に染井吉野だが、写真5が一番早く咲くと思われる東照宮鳥居近くの個体で、赤みを帯びた花の先端が見えてきている。写真6が基準木の蕾で、写真5とは一日程度の差のように感じられる。この状態から考えると、あと9日から10日にはつまり3月24~25日に開花すると見られ、おおよそ前回の予想と同じになる。
写真7は不忍池の染井吉野の蕾の状態で、やはり基準木よりも2~3日成長が遅れている。でも12日よりはだいぶ膨らんできている(12日分ブログ参照)