MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

我孫子逍遥の記、エピローグ

2015年02月22日 | あらかると

逍遥の終わりが見えてきた「あびこん」付近は殆ど風が無く、
まるで春の陽気のようだった。
そんな青空の下で美味を楽しめたのは近年に無かったことで、
必ず再訪するであろうことを思いつつ「あびこん」をあとにした。

「あびこん」からは我孫子市が制定している、
ハケの道(平地と高台の崖線を通る道)八景の一つである、
「湧水の小径」を逍遥した。

ハケの道に面して野菜畑が広がっていた(巻頭の写真)。
友人の話によれば、菜の花畑とのことで、
春には毎年、一家で菜の花摘み(有料)に来ているのだと言う。

ハケの道から、息切れするような急勾配の尾根を登り、
根戸船戸緑地と上っていった。
小鳥は殆ど居なかったが、裸木の枝にキジバトのようなものを発見。
2倍ズームの約400mmで撮って確認すると「ヒヨドリ」で、
羽毛を逆立てていたようである。



根戸船戸緑地から船戸の森を経由し我孫子市街地へと抜けた。
行く手上空には積乱雲が生まれていたが、
真夏ほどの上昇気流は発生しておらず、それほどには発達しないだろうと・・・。

そんな夏雲の前を海自下総基地所属の対潜哨戒機P3Cが通過したので、
思わずカメラを向けた。
50年前は航空機整備員としてP2Vに乗り同じようなコースを飛んだ筈だが、
搭乗中は真下を見ることは余りなく、上空から手賀沼を見た記憶はない。


途中喫茶店で一日を振り返りつつのコーヒータイムを楽しみ、
コーヒータイム後は大手スーパーでウィンドウショッピング。

下の写真は高級マンション群付近に咲いていた「スノードロップ(待雪草)」で、
名前は友人に教えていただいたが、もしかすると初見の花だったかも?



スーパーを出る頃には日没となり、西の空は夕焼に染まった。
が・・・・雲の動きは早く、薄雲が下降しながら移動していた。

雲が大きく下降している時は降雨や降雪のときが多いが、
それらが夕焼で染まっていたため、
異様な雰囲気の空模様となった。


我孫子市とは隣町の柏市では土砂降りがあったようで、
路面が濡れて水溜りがあるのが、帰宅時の電車の中から見えた。
下降する雲の速さは「土砂降り」を意味していたのである。
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