小春日和が続いたが、今日は朝から小雨が舞っており、
近景が霞み遠景はミルキー色に包まれてしまっていた。
今日はこの数日間に撮影したものの紹介できなかった、
越冬蝶や越冬すると思われる花虻などを。
まずは越冬蝶の代表「姫赤立羽(ヒメアカタテハ)」
国分川の土手沿いにあった花壇の菊の花で吸蜜していた。
姫赤立羽は驚かさないように近付けば意外と逃げず、
マクロ的な撮影を楽しむことが出来る。
で・・・
越冬蝶はやはり夏場よりは短毛が密集しているので、
翅などを写さなければまるで獣のような写り方をする(巻頭の写真)。
胸毛(?)などが長くいかにも温かそうである。
近くでは紋白蝶が吸蜜中だった。
恐らく成虫のまま越冬するのだろうが、やはり体長は小さめである。
菊の花には、私にとっては初見の「黄腰花虻(キゴシハナアブ)」も見られました。
複眼の模様が特徴的で、腰の部分も黄色で覚えやすい花虻である。
並花虻(ナミハナアブ)は「21世紀の森と広場」にて撮影。
手前にいる「花蜘蛛(ハナグモ)」はなかなかのハンターで、
自分の数十倍もある蝶などを捕らえます。
最後は、11月12日から同じ場所で過ごしている、
大町公園の越冬蝶「紫燕(ムラサキツバメ)」で、11月30日撮影。
寒さが増してきたためか、体を接触させていました。
雌雄仲睦ましく寄り添っての越冬は、昆虫界では珍しいことのように思われます。
そして、カメラを向けるといつもカメラ目線になっているのが可愛いのだが、
本人たちにとっては警戒の為の見張りなのだろうが・・・・・。