MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

驚異の生姜

2008年03月07日 | たべもの・料理
生姜茶を作るで紹介した農家直売の生姜、意外なことを発見した。
なんとなく暖かい日の午後、冷奴が食べたいと思い豆腐を買ってきたが、薬味を買うのを忘れた。何か無いかと探しているとしっかりとした生姜が数個出てきた。痛んでないか端を少し切って摩り下ろして見たがまったく問題ないことがわかり、本年初の冷奴は美味しくいただくことができた。

使った生姜は昨年11月に買ってきたものであるが、劣化が殆ど見られず利用できたのである。生産者や農家にとって見れば当たり前なのかもしれないが、これまで安い中国産の生姜を利用してきた私にとっては目から鱗的驚きだった。
なぜなら、中国産の生姜は洗いすぎている為に表皮が削りとられていることが多く、しかも乾燥を防ぐためか水っぽいままポリ袋にパックされていることが多く、使い残りを冷蔵庫などで保存するとミイラのように干からびてしまうのが常だったからである。

そんなことが度重なると「生姜とはそういうものだ」と思ってしまうのは人の常である。実際ミイラ化する生姜が当たり前だと今日の今日まで思っていた私である。
だが、生姜の本来の姿はそうではなかったのだと「手賀沼道の駅で販売される農家直売の生姜」は語ってくれたのだ。

今回の中国食品の問題は、「大手会社というものはそういうものだ」的な「信用の傘」に入ってしまった人々に対する「慣れ」への警鐘だったのではないかと思う。それゆえ慣れに頼りきっていた人々の輸入食品への風当たりも強い。スーパーでは子供から老人までの客が、商品を裏返しなどして産地確認をするようになってしまった。

上の写真は咲き始めたばかりの赤いフリージア。下の写真が「これからいつまで賞味可能か」的な興味の範疇に入った「千葉県東葛地方の農家さんの生姜」である。

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